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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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夢で逢えたら -1
2006年01月27日 (金)
「あ、んんっ……」
 洩れかけた声をあたしは慌てて抑えた。
 安アパートのお風呂場は、笑っちゃうくらいに外に音が筒抜けだった。いつぞやは、どこかの部屋から、シックスナインの最中とおぼしき二人分のくぐもった喘ぎ声が聞こえてきたこともある。聞こえてくる分には別に問題もないし笑ってられるけど、自分の声を聞かれるのはさすがに恥ずかしい。
「ん、く……。あ、あふ」
 大きく深呼吸してから、愛撫を再開する。
痺れるような快感を感じながら、あたしは足元に目を落とした。淡いピンクのバスマットの上に、口を開けたまま放り出されたマッサージ用のローションと、そこから伸びた小さな水溜り。
 二人で使うために買った筈のローションが、いつのまにかひとりえっちのお供になっちゃったのは、皮肉というか情けないとは思うけど、でもこの気持ちよさは手放せない。糸を引くそれを指ですくって、脚の付け根の熱く濡れたところになすりつけ、塗り込むように縁からなぞる。とっくにぷっくりと腫れていたそこは、にゅちゅっといやらしく鳴る。この感触大好き。
「あ、はぁっ」
 熱い息を吐きながら顔を上げる。お風呂場の鏡の向こうから見返してくる、バスマットの上で脚を開いてひとりえっちにふけるあたし。スタイルだってそこそこだし、首すじに張り付いた濡れ髪と上気した目元なんかは、我ながら色っぽいとも思うけど。
「んんんっ、く、ううっ!」
 ローションとあたしの液が混じってドロドロになったのを、擦り込むように塗りつけると、気持ちよさで腰が震えた。もうそこは、ピンクと言うよりも赤と表現するのが相応しいくらいに腫れ上がっていた。白く濁った半透明の液体を透かせてピンピンに尖ったクリトリスを重点的に攻める。
 もう、もう……イき、そ……。
 ビクビクとあそこが震えているのがわかる。腰が痙攣する。白い湯気でかすんだ視界が更にぼやけて、あたしはさらに強くクリトリスを押さえた。
 気持ちいい、気持ちいいっ! あ、ああっ、あああっ!
「あ、く、うっ……!」
 その瞬間。
「たっだいまー、っと」
 酔って大きくなった声と、少し乱暴にバタンとドアが開く音。
 なんでこのタイミングで帰ってきちゃうのよ! もうちょっとだったのにっ!!

  -つづく-
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夢で逢えたら -2
2006年01月28日 (土)
 慌ててローションを片付けて身体と顔を流してお風呂を出ると、彼はもうパジャマに着替え終わっていた。
「おかえりー。お疲れさまー」
「ただいまーおやすみー」
 ちょっと呂律のおかしくなった口調でそれだけを言うと、彼はあたしを見もせずそのままベッドに潜り込んだ。一分と経たないうちに、安らかなというには程遠いいびきをかき始める。まあ彼がいびきをかくのは寝入りばなだけで、三十分もすれば静かになるんだけど。
 溜息をつきながら髪を乾かしてパジャマを着て、スタンドライトを消して、そしてあたしはシーツと掛け布団の隙間に潜り込む。背中の向こうに彼の気配はあるけど、ぬくもりを感じるけど、でもそれだけ。
 なし崩しに彼の部屋で始まった同棲。こういう関係でも二年も続けば夫婦同然、と言うのは言い過ぎかもしれないけれど、でも近いところはあると思う。少なくとも、夜の生活に関しては。
 一緒に暮らし始めた頃は、発情期のイヌばりに場所も時間も関係なくあたしを求めていた彼も、最近は月に何回って数えられるくらいになってきた。そりゃ、もうすぐ三十歳になる彼はそれでもいいのかもしれないけど、二十三歳になったばかりのあたしがそれで我慢できるわけない。女の子にだって性欲くらいあるのよ。そう力説したい気分。
 彼氏がそうなってしまえば、当然のことながら他の男へ目が移る。あたしだって全然もてないわけじゃない。職場の男の人たちだってお食事くらいは誘ってくれるし、いつも通ってるヘアサロンの店長も、お世辞かもしれないけど何回も可愛いと言ってくれてる。
 彼への当てつけに浮気してやろうかと思ったことも今まで何度もあったけど、それでも意外と気弱なあたしは、あと一歩が踏み出せなかった。仕方なく、ひとりえっちにふける毎日が続いている。バカみたい。もったいない。一昨日の後輩とのデートを思い出せば、しみじみとそう思う。
 途中入社で、元は大学の研究室にいたという後輩の彼は、あたしの一年とちょっとあとに入ってきたけど二つ年上で、地位はあたしよりずっと上。いつも物静かで、驚くほどキーボードを叩くのが早い。学歴があるだけの頭でっかちというわけじゃなくて、ちゃんと仕事も会話もできる。かっこいいというにはちょっと線が細いというか、気弱そうなんだけど、でもそんな彼が懸命に言葉を選んでる様子は母性本能をくすぐると言うか、なんかそんな感じで、逆にぐらっとしちゃいそうになった。
「惜しいことしちゃったのかなー」
 もったいなかったかも。えっちしちゃってもよかったかも。
「あたしって、ホント男に飢えてるってカンジ」
 なんかもう、溜息つくしかない。

  -つづく-
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夢で遭えたら -3
2006年01月29日 (日)
 あたし、彼氏いるのに。一緒に暮らしてるくらいなのに。でも、あんまりえっちしないけど。してくれないけど。
 あたしって魅力ないのかな。なんだか自信がなくなってくる。
 さっき、お風呂でイきそびれたのがいけなかったのか、あたしのあそこは熱を持ったまま治まってくれそうもなかった。生理前だからか、意識しただけでトロってこぼれてきそうなくらいに欲しがってる。なのに、触ってくれる人がいない。いないわけじゃないのに、いないのと同じだなんて。
「バカみたい」
 まだまだ若いし肌だってピチピチだし、誘ってくれる人はいっぱいいるのに、狙ってくれる人だっているのに、なんであたしってこうなんだろ。ひとりで欲求不満抱えて、バカみたい。
 ショーツの上から指で押さえるとにゅっと張り付くのがわかる。そのまま全体を指でさすると淡い快感が広がった。円を描くように指先で強く押さえると、さっきまでの快感が盛り返してきた。
 理性がすうっと溶ける、限界点。
「ん……ん、んん……」
 彼の横で、彼に気付かれないように声を抑えて喘ぐのも初めてじゃない。自慢にも何にもならないけど、あたしは結構ひとりえっちが好き。男の人は、というより多分あたしだってそうだろうけど、どうしたって自分優先になっちゃうから。まだもっと感じたいのに先に終わられたときなんか、何にもなかったときより悶々として眠れない。それに比べれば、ひとりえっちは自分の感じるところを感じるだけ徹底的に慰めてあげられる。
 そりゃまあ、ちょっとは、虚しいけど。
「はあっ、ん、んんっ……」
 奥に隠れたクリトリスを意識しながら触ると気持ちいい。早くじかに触って欲しいと訴える身体を焦らすようにショーツの上からの愛撫を続けていると、自分でもわかるくらいに溢れてきた。待ちわびてヒクヒクしてる。
「ああん、早くぅ……」
 思わず呟いて、ショーツの中に手を入れようとした瞬間。
「わかってるよ。可愛いな」
 くすくす笑う声が耳のうしろで聞こえた、と思ったと同時に手が回ってきて、そしてぬるりと触れた。

  -つづく-
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夢で逢えたら -4
2006年01月31日 (火)
「え? あ、ああっ」
 隙間から入り込んだ指先がクリトリスを優しく触る。丁寧に小さくゆっくり円を描く。ぬるぬるした感触と、小さくにゅちゅっと鳴る水音が卑猥。
「こんなに濡らして……。ホントに可愛い」
「あ、はぁっ、はぁっ、きゃうっ」
 指先で攻められながら耳を軽く噛まれて背中がゾクゾクした。いったん離れた手があたしを仰向けにさせて、そして覆い被さってくる。一瞬彼かとも思ったけど、その声も手も肌の感じも彼じゃない。彼じゃない人がここにいるわけない。いるわけないのに、何が、どうなってるの?
 そんな疑問ごと唇をふさがれた。一度軽く重ねて、そして深く舌を入れてくる。探るように執拗に口内を掻き回してから、あたしの舌をちゅっと吸った。
「う、うんんッ?」
 パジャマのボタンがぷちぷち外れて、その隙間から入り込んだ手がやわらかく胸をつかんだ。全体を撫でるように手のひらでもんでくれる。
「寝るときはノーブラなんだね」
 低く囁く声は、聞き覚えがあるような、ないような。
「だれ? どっから入って……あくっ」
 強く乳首をつままれた。痛みを感じるギリギリの強さが気持ちいい。嘘みたいに気持ちいい。
「結構おっぱい大きいね。やわらかい……」
 乳首の近くをちゅっと強く吸われた。一瞬の痛みが逆に快感になる。キスマークができちゃいそうだとも思ったけど、でも。
「あなた、誰? あ、んんっ……」
 ぐちゅぐちゅ掻き回されてジュースがどんどん溢れてくる。ショーツの中はもうとっくにドロドロになってる。クリトリスを指先で突付かれて乳首を甘く噛まれて、気持ちよさで身体がヒクヒクした。

  -つづく-
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夢で逢えたら -5
2006年02月04日 (土)
「脱がすよ」
 声と同時に慣れた様子の手がパジャマのウェストに手をかけた。するりとショーツごとズボンが抜き取られる。ひざを開かされて、なぜかあたしは抵抗もせずにいた。剥き出しになったふとももをお腹を、優しく撫ぜる大きな手。
「思った通りだ、綺麗な肌……」
「い、あ、あんっ」
 部屋の灯りはさっき全部消した。十五帖のワンルーム全体が真っ暗。目隠しされているみたいに何も見えない。だから、この人にも見えるわけがないのに、でもその手は正確にあたしに触れた。最初から狙っていたようにクリトリスを丁寧になぞった。
「う、うっ」
 必死で押さえても洩れてしまう。触られただけでこんなにいいなんて。
「声出していいよ。彼は眠らせた。そう簡単には起きない」
 そう言うと同時にずぷっと突き刺した。二本分の指がずぶずぶと入り込んでくる。いったん奥まで入り込み、そしてゆっくりと抜いて浅いところを掻き回してくれる。
「あ、ああっ」
 身体がびくっと震えた。
「すごいよ、トロトロになってる」
「ああ、やだあっ」
 ぐちゅぐちゅといやらしく鳴る水音。興奮したような息遣いが耳に首すじにかかる。キスが落ちてくる。でも全然イヤじゃない。どうしてイヤじゃないの? どうしてこんなに気持ちいいの?
「ピクピクしてきたね。イきそう?」
 優しい声が卑猥に囁く。
「あ、ああっ。くぅ……、ううっ!」
 隣に彼が寝てるのに、知らない人にイジられてあたしイきそうになってる。
 この人、誰。どこから入ってきたの。どうやって入ってきたの。ああ、ダメ。本当にイきそう。あたし、イっちゃいそうっ!
「イっていいよ。さあ、可愛い声聞かせて」
 なんていやらしい言い方するんだろう。でも、どこかバイブレーションを帯びたようなその声がとても心地よくて気持ちよくて、もう、もう……っ!
「あ、あくうっ! うく、う、ああん、あああっ!!」
 知らない人なのに。誰だかわからない人なのに。隣で彼が寝てるのに!

  -つづく-
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夢で逢えたら -6
2006年02月05日 (日)
 誰だかもわからない人の指を締め付けて、その指に突かれてイジられて掻き回されて、あたしはびくびくと身体を震わせた。苦痛にも似た快感に痙攣する。
「ああっ、あ、ああっ! も、もうダメええっ!!」
 身体をエビみたいに跳ねさせてあたしはイった。びくびくと身体が跳ねて、永遠のような数秒の快感が背を貫いて、そして全身の力が抜けた。
「あ、はあ、はあ……。は、あ、ふ、くっ、はぁ、はぁはぁ……」
「イっちゃったね。気持ちよかったね」
 くすくすと笑う声が唇をちゅっと吸った。
「じゃあ、今度はこっち」
 肩をつかまれて起こされた。手を取られて、そして触れさせられる。見えないけどわかる。これは……。
「舐めて」
 言われるのと同時に唇に押し当てられた。避けることだってできるのに、でもあたしはそうはしなかった。先のつるんとした丸い部分にキスをするようにちゅっと吸い付いて、同時に握った手に少し力をこめてごしごしと動かす。何度も何度も、少しずつ場所をずらせながらキスを繰り返した。唾液を垂らして、それを塗り込むように右手の親指と人差し指でくびれの部分をくにくにと優しくこすると、びくっとそれが震えた。
「く、う……」
 見えない誰かが低くうめくのが聞こえた。
 口でするのは嫌いだって子もいるけど、あたしは結構好き。男の人が声を出してくれたり息が荒くなってくれたりしたら、感じてくれてるんだと思ってすごく嬉しい。
 だから、あたしはいつものように熱心に舌を絡ませてそれを舐めた。中から出てきた、ジェルのようなでろっとした液体をぺろぺろと舐めまわしてツバと一緒に飲み込むと、かあっと頬が火照った。強いお酒みたいに妖しい薬みたいに、身体の奥が熱くなる。
 あたし、多分、今おかしくなってきてる。どこかが狂ってきてる。だからこんなに感じてるんだ。
 頭の片隅に残った理性でそんなことを考えながら、それでもあたしはそのどろっとした苦い液体を夢中で啜り込んだ。舌先で舐め取りながらてっぺんの小さな穴を突付くようにキスをする。強くちゅっと吸い上げると、びくんと手の中で震えるのがわかった。深く咥えてじゅぶじゅぶと音を立てる。全体を唇でしごきながら舌を絡めて、先端を口の上のほうにこすりつけた。

  -つづく-
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夢で逢えたら -7
2006年02月08日 (水)
「すごく気持ちいいよ。上手だね」
 息を荒げながら伸ばしてきた手があたしのあそこに触れた。浅く掻き回すようにイジられて気持ちよくて、あたしも息が荒くなってしまう。強く吸い上げて握った手で大きくこすっていると不意に後頭部を押さえられた。疑問に思う暇もなく、腰を叩きつけられた。口の中で抜き差しされる。
「う、く……。う」
 低く洩れる声でわかる。この人、もうイきそうなんだ。あたし、ちゃんと協力してイかせてあげなくっちゃ。
 右手でごしごしこすりながら、段になったくびれを意識して唇で締める。舌を絡めるようにして強く吸うと、それがびくっと震えた。
「出すよっ!」
 小さな叫び声と一緒に口の中を激しく使われる。握った手の力をちょっとだけ強めて、のどの奥を突かれないようにしながら、強く舌をこすりつけたその瞬間。
「ううっ! う、ぐ、ぐうっ!」
 大きくびくっと震えたそれが口の中に液体を吐き出した。何度もしゃくりあげながら叩きつけてくる。口に溜まる、どろっとした独特の生臭さ。
「う、はぁ、はぁ……」
 低く抑えられた荒い息と一緒にそれが抜き取られた。その拍子に、唇の端からこぼれてあごへとトロトロと流れる。
 ボタンが全部外されたまま、身体にまとわりついていたパジャマの袖で拭き取りながら、口の中に残ったのをゆっくりと飲み込む。さっきのジェルとおんなじように、一口ごとに身体が、特にあそこが熱くなって行くのがわかる。触られてもいないのにヒクヒクしてる。隙間からこぼれてきてる。
 男の人の液って、苦くて美味しいわけじゃないけど、でもこの人のは美味しいような気がする。拭き取らなきゃよかった。そんなことを考えながら唇の端についたのを指ですくってぺろぺろ舐めていると、頬を撫ぜるように手があたしを仰向かせた。
「じゃあ、もう一回。今度は下の口に入れてあげるからね」
 わずかに息の乱れが残った声が押し付けてくる。少しだけやわらかくなったそれをあたしは大きく口を開けて咥えた。夢中で舌を絡めて残ったのを吸い上げてこすりつける。顔を動かしてジュプジュプと唇を表面に滑らせると、すぐにさっきよりも硬くなった。
 ああん、どうしよう。あたし、すごくすごく、欲しい。
「もういいよ。挿れてあげようね」
 ちゅぽんとどこか間の抜けた音と共に抜き取られてベッドに押し倒された。ひざをつかまれて、抵抗するどころかあたしははしたなくも自ら脚を大きく開けてしまった。早く入れて欲しくて狂いそう。

  -つづく-
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夢で逢えたら -8
2006年02月09日 (木)
「本当に可愛いな」
 くすくす笑う声と一緒に、暗闇に光る目を一瞬見た、ような気がした。でもそれを確かめる暇なんてあるわけなくて。
「挿れるよ」
 いやらしく囁く声。脚に触れる脚。あそこに触れる、男の人のあれ。おっきい。
「い、あ、やっ。……あ、ああっ、あんんっ!」
 ズプズプとゆっくり入ってくる、おおきなもの。優しい挿入だけど、でもこすれ具合がたまらなくて、あたしはそれだけで半ばくらいまで昇ってしまっていた。すぐにもイっちゃいそうなくらいにいい。
「あ、ああ、はぁ、はぁ、はぁ」
「ほら、入っちゃった。わかる?」
「ああん、わ、わかるぅ、ううっ」
 あたしの中がいっぱいになってる。すごい、こんなすごいの、ああっ!
「動かすよ……」
 ゆっくりと揺すりながらその手がふとももの周囲を這う。ときどき、ぞろりとクリトリスに当たる。わざとなのか偶然なのか、その焦らし加減がたまらなくて、あたしは無意識のうちに腰を上げて、深く突いてもらおうとした。
「あん、くうっ! あ、くぅ、ああっ」
「すごいよ、絡みついてくるよ」
 興奮したような口調で言いながら、ぐいぐい腰を動かしてくる。何日もご無沙汰してたそこに、その刺激はちょっと強すぎたけど、でもその乱暴な突きかたがすごくいい。
「んんっ、あん、ああんっ!」
「クリもピンピンだね」
「ああああっ!」
 ぴちっと指先で弾かれて、一瞬目の前が白く染まった。身体が震える。息ができなくなるような快感に、背を完全にシーツから浮かせて数秒の絶頂に痙攣して、そしてどさりと落ちた。
「……あ、ふ、くうっ」
「なんだ、もうイっちゃったの?」
 くすくすと笑う声が耳を首すじを舐める。そのまま降りてきた唇が乳首をぱくっと咥えて、そしてキツく吸った。

  -つづく-
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夢で逢えたら -9
2006年02月17日 (金)
 大きな手のひらが胸全体をつかむように揉んで、もう片方の手がクリトリスをイジり続ける。その快感にたまらなくて、あたしは背をそらすようにして喘ぎ続けた。
「ん、んんっ! あ、んっ、あうんっ!」
「ここ好きなんだ? 気持ちいい?」
 押さえたり軽くつまんだり突付いたりゆっくりこすったりと、タイミングと力加減の強弱をつけてあたしを弄び続けながら、優しい声が卑猥に囁く。
「気持ちいい、です。あんっ、いいっ!」
 いつものことだけど、一回イったあとは訳がわからなくなる。あっちこっちを同時に攻められてパニック寸前の気持ちよさに、自分が飲み込まれて行く。
「そんなに気持ちいいんだ。ビクビクしながら締め付けてるよ」
「ああ すごいですっ。すごいよおっ!」
「じゃあ、どうしようか。どうして欲しい?」
 優しい声が楽しそうに訊いてくる。こういうの、彼も時々言うからわかる。この人、あたしにえっちなこと言わせたいんだ。
「もっと、突いて。奥までいっぱい突いてください」
「ふうん」
 楽しそうな笑い声が混じった声。あたしのことを面白がってるんだ。あたしがえっちなのを見て、焦らして愉しんでるんだ。
 ゆるゆると腰を揺する微妙な振動は、一度火の点いた身体には物足りない。もっと激しいのが欲しくて狂いそう。あたしは咥え込んだものをしごくように自分の腰を振った。
「ああん、お願いです、もっともっと奥まで入れてぇ!」
「ふふ、いやらしいカッコ」
 きゅっと強く乳首をつねられる。痛いけど気持ちいい。
「チンポでズボズボして欲しいんだ。イかせて欲しいんだね?」
「はい、イかせてください」
 くくくっと楽しそうな笑い声がした。
「可愛い」
 ちゅっとキスされた。侵入してきた舌に口腔内をねっとりと犯されながら、あたしは夢中で流し込まれた唾液を飲んだ。

  -つづく-
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夢で逢えたら -10
2006年02月19日 (日)
「よしよし。じゃあいっぱいイかせてあげるね」
 言葉が終わるか終わらないかの内にずんっと奥まで突き上げられた。
「あうっ」
 一気に抜かれて、ずりずりとこすられて、すぐに突き上げられる。息を吸う暇もない攻めにあたしは髪を振り乱して喘いだ。あそこがこすれて全身が揺さぶられて、舐められてつねられて、ああ、気持ちいい!!
「う、ああっ! あ! ああっ、う、くうっ!」
 もうどうなってるのかわからない。気持ちいい気持ちいい!
「ああ、もうダメ! イくっ!」
 びくびくと脚が手が痙攣を始める。自分がどうなってるのかわからない。快感の波に巻き込まれて、あたしは悶え泣きすることしかできなかった。
「いやあ、またイくっ! イく、またイっちゃうっ、イくうっ!!」
 次々と空中に放り出されるような感覚にあたしは叫び続けた。終わらない絶頂に恐怖を感じ始めた頃、誰かが低くうめいた。
「そろそろ、イくよっ」
「きゃあああーっ! ああ、あああっ、あああっ!!」
 吐き捨てるような声と同時に、さっきまでが序の口だったかのように激しく突き上げられて、あたしは悲鳴を上げた。
「ああああ、イくイくっ! あうっ、ああああっ! イっちゃう、イくっ!」
 真っ白に染まった闇がバチバチと火花を散らせて、闇に亀裂が走って崩れ落ちる。
「ダメ、もうダメ! 壊れるよおっ!! ああ、またっイく! もうダメええっ!」
 浮いた身体が吸い込まれて意識がバラバラに砕けてキラキラ光りながら散った。いったん浮き上がった世界が、また一気に落ちて行く。その中に飲み込まれて……。

「――気持ちよかったよ。またね」
 誰かの声がどこかで聞こえて、そして全てが遠ざかった。

  -つづく-
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