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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド2-52
2010年02月01日 (月)
 リスみたいって言ったらリス好きのコに怒られそうだけど。でももぐもぐ一所懸命に食べてて、ホントそんな感じ。見た目ゴツいし全然可愛くないんだけど、うっかり可愛いかもって思っちゃう。
「食うか?」
 あたしがじーっと見てたを勘違いしたのか、先生は口元へ持っていこうとしていた唐揚げをひょいと差し出してきた。どうしようかなって思うよりも先に、なぜかあたしは唐揚げにかじりついてしまっていた。しっとりとカリカリが混じった衣と、口の中に広がる甘いお醤油と、ニンニクとショウガの香り。
「ん、おいしい」
「そうかそうか」
 まだもうちょっとぎこちなさの残った顔で、でも嬉しそうに笑いながら、先生はお箸の先を大きな口でぱくっとくわえた。
「あー……っ」 
「ん?」
 あたしの食べかけ食べちゃったって、思わず上げた声には、不思議そうな視線が帰ってくる。あたしから目を離さないまま、先生はかたまりになったご飯をがばっとすくって、それも一口で食べた。
「なんだ? もっと食いたかったか?」
 おっきなほっぺたでちょっとしゃべりにくそうにもぐもぐしながら、ほれ、なんて次の唐揚げを差し出してくる。あたしが一口かじると、その残りは先生が食べる。これって間接キス? もう何回もキスしてるしえっちだってしてるし、いまさら気にするほうがおかしいのかもしれないけど、でも、ちょっと。
「せんせって、こういうの、平気な人?」
「あ? なにが?」
 一応は訊き返してくれるけど、でもあたしの言う『こういうの』の意味には興味ないみたい。それより冷やし中華食うか、なんて言葉が続く。
「うん、食べる、けど」
 あたしが頷くと、鼻歌でも歌いそうな顔で先生はパッケージに張り付いたラップをはがした。ぱりっと音を立てて外したフタをあたしの目の前に置きながら、やっぱ取り皿ないと困るよなって言って、あぁでも普通の皿があるかって、軽く肩をすくめながら手元に引き寄せた。
「準備室じゃねーもんな、家だもんな」
 先生は笑うけど。そりゃ普通に考えればそうだと思うけど。でもどうしよう、あたし全然笑えない。だって、ウチ、お皿なんて数えるほどしかないんだもん。

 -つづく-
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お言葉頂きました!
2010年02月01日 (月)
おはようございます、にゃおです☆
今日はあったかいなーって思ってたんですが、でも指先は冷たくて。
さっきから打ち間違いが多くて、なかなか進まないんですよねー。

あ、ところでところで。
ナデテ・ウルオイリッチすごいですよっ!
にゃおの髪の毛は重力に逆らってふわって浮き上がることができるくらい細くて根性と腰がないので肩におろす髪型がなかなかできないんですが、ナデテ・ウルオイリッチ使ってドライヤーかけるときにナデテ・ナイトホワイトスノー塗って、そして朝にナデテ・ロゼで髪を巻いたときのこの感動っ!
うわ、キレイ!キレイに髪がおさまった!!うわ、嘘みたいーすごーい!!髪さらさらーーっ!

まぁなかなかこの感動はわかっていただけないかとは思うのですが……
もし髪がまとまらなくって困っている方がいるのならば、これはおすすめですよ!と力いっぱい宣言いたします。
ホントにいいです。

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さてさて、お言葉いただきましたーっ
久しぶりで、とっても嬉しかったです!!

>すっごくおもしろかったです!まさに探していた、読みたかった小説です!シズがかっこいい♪すてきな小説をありがとう~!

お返事遅くなってしまってごめんなさい!
そして嬉しいお言葉ありがとうございます!
シズくんはにゃおにとっても理想の男性のうちの一人なので、そういって頂けると嬉しいです。「やったねっ☆」って気分。

「花を召しませ」は一応完結ってことになっていますけれど、またネタを思いついたら番外編でも書きたいなーって思っているのですよ
でも何がいいかなーって、今はなんか思いつかないんですよねー。
イベントネタってその時期じゃないとなんとなく盛り上がらないしー。って、ホワイトディネタに一年以上かけたにゃおが言うことじゃないですけど!

まぁにゃおなりに、ぼちぼち頑張っていきたいと思います♪
またお暇なときにでもよろしくお願いします☆
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お言葉頂きました。
2010年02月05日 (金)
おはようございます、にゃおです。
ダーリンパパの再入院再手術でドタバタしてます。



お言葉いただきました。
いつもありがとうございます。
>snowさん
お誕生おめでとうございますっ!
更新よろこんでもらえて、にゃおもとっても嬉しいです。
snowさんの一年が素敵なものになりますように!

雪はね、にゃおのいる場所でも降ってるのは降ってるんですが、でも全然積もらないのでちょっとつまんないです。かまくらとまではいわないけど、でもちっちゃくていいから雪だるまくらいは作りたいーっ
ま、お庭がないのでどっちにしても降った雪は集められないし、ムリなんですけどね。

こないだ自転車乗ってるときに雪が降ってきて、わーきれいーって喜んでたら
それが徐々に顔に当たると痛くなってきて。
え、これってヒョウ?それともアラレ?
わーどっちでもいいよー痛いよーっ!
特に、鼻の下というか唇のちょっと上というか、その辺りに当たるととっても痛いのです。





**


ちょっとこの先暗いので、隠します。
きいてあげてもいいよって思われたかただけ、どうぞなのです。
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マスカレイド2-53
2010年02月05日 (金)
「どうした?」
「なんでもない。それ、貸して」
 不思議そうに首をひねる先生に曖昧に頷いて、冷やし中華のフタを指差した。
「ん? あ、いいけど」
 よくわからないって顔で、でもそれ以上は何も言わずに先生は八角形のプラスティックをくれた。ちらっとあたしの顔を見て、上にそっとフォークも置いてくれた。何か訊きたそうな、でも言いにくそうな顔。
 ウチ、お皿ないの。
 言っちゃえばいいのかもしれないけど、でもそう簡単に言える言葉じゃない。だって「どうして?」って返ってくるに決まってるんだもん。
 ――昔は、あったんだけど。
 そう、あたしが小学生の頃は、いっぱいあった。フリーマーケットが大好きだったママが、安いから可愛いからって、食器棚に入りきらないくらい買ってきてた。パパにどうやって使うんだってあきれられたりもしてたけど、仕事始めるようになってからケンカとかストレス解消とかって(主にママが)割っちゃって、あっという間になくなった。それでも誰も買い足したりしなかった。ママもパパも、そしてあたしも、なんか意地になってたのかもしれない。
 それでも一応ちょっとは残ってるんだけど。でも先生が言ってるような取り皿系じゃないし。ここでパスタ皿とか、さすがにちょっと違うし。そのほうが余計におかしいって思われるし。
「ほいよ」
「ん、ありがと」
 先生が取り分けてくれた冷やし中華にドレッシングをかけてから、麺をパスタの要領でフォークに絡ませた。先っぽにレタスをざくっと突き刺して、ごまマヨネーズが垂れないように一口で食べる。パリパリとレタスの音が鳴るのを意識しながらちらっと目を上げると、先生はポテトサラダを食べながら難しい顔をしていた。
 どうしよう、もう言っちゃおうか。
 ふたの中の冷やし中華を全部食べてから、ソーダに手を伸ばすふりでちらっと見ると、先生はもぐもぐしながら難しい顔を続けていた。あまりできの良くないあたしたちにわかりにくい公式を説明するときの、どう言ったらいいかなって悩んでる、授業中みたいな顔。
 やっぱり、なんか変だって思ってるのかな。

 -つづく-
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マスカレイド2-54
2010年02月10日 (水)
 もしかしたら、もっと悪いことを想像して心配してるのかもしれない。言っちゃったほうがいいのかも。言っちゃう? 言っちゃう? でもいきなり自分からは言いにくいな。どうしよう、先生のほうから訊いてくれないかな。
 そう思ったのが聞こえたかのように、先生はコップのお茶を一気に飲み干すと、真正面からあたしを見た。
「あ、その……今日、お母さんとかは?」
 それでもちょっと迷っているみたいに言葉を選んでくれる。ときどき思うんだけど、やっぱりこの人は優しい人なんじゃないかな。
「ウチ、ママはいないの」
 あ、言えた。
 でも言えてよかったって思ったのはあたしだけで、先生は凍ったみたいにぴたっと止まった。その顔見ると、あ、だめだめ。誤解しちゃってる。ママはまだ生きてるよー。元気でパワフルですよー。勝手に殺したら怒られるよーっ!
「違う違う! ちゃんといるけど、ここには住んでないの。別居」
「べっ、きょ……?」
 慌てて続けたけど、なんか余計に悪かったみたい。眉をぎゅっとひそめた表情にはおかしくなるくらいはっきりと『しまった』って書いてある。訊くんじゃなかったって超反省顔だけど、でも昨日から散々訊きたがってたのは先生だからね、あたしがムリヤリ聞かせたんじゃないんだからね、あたしのせいじゃないんだからね。とは思っても、なんかちょっと罪悪感。だからあたしは聞いた人が納得しやすい言葉をつなげる。
「うん。ママの仕事のカンケーでね。別居って言ってもたまには帰ってくるんだけど。昨日だって来てたし。でもここんとこ忙しいみたいで、すぐ帰っちゃったけど」
 すぐ帰っちゃうのはいつもだけど、しかも仕事のせいじゃないんだけど、でもそれは言わないでおく。
「そっか」
 難しい顔の先生。やっぱりちょっと悪かったかな。
「パパが全然家のことしてくんないからね、そこだけね。だから、それ見てたの。特売品確認しとかないとって。高校生だってのに、もう主婦よ、主婦」
 テーブルの隅によけたチラシを視線で指しながら、パパとママの仲が悪いから別居してるんじゃないよって、仕事だから仕方ないんだよって、そんな嘘を含ませる。

 -つづく-
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お言葉いただきました。
2010年02月10日 (水)
おはようございます、にゃおです。

こないだボディグリップを買ったんです。
えっとね、見ていただいたらわかると思うんですけれど、マッサージするのに使うものです。

最近お尻とふともものあいだ(感覚的にわかりますよね?)がぼこぼこしてきて(セルライトって言うんですって)すっごく気になっていて、どうにかしたいって思ってたので買ったんですけれども、これ、いいよー!
お風呂上り、ちょっと他人様には見せられないカッコでコロコロすること、二週間。大満足です。
そりゃいきなりモデルさんみたいなすらっと脚にはならないんですけれど、でもお肌の表面のぼこぼこは確実に減ってきてるのです。
にゃおはむくみやすいので、逆に効くのも早いみたいなんですけれども。
このまま使い続けたら脚細くなるかなー。
そんなこと考えてちょっとうっとりです☆


えっとですね。
ここから下はちょっと隠しますね。


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マスカレイド2-55
2010年02月16日 (火)
「そっか。なるほどな」
 わかっているのかいないのか、お弁当に残っていた真っ赤なウィンナーを摘み上げながら、先生はまじめな顔をした。
「うん、まぁ、そんなカンジ」
 意味のあるようなないような言葉を返しながら封を開けて、パッケージの間から出てきたおにぎりにぱくりとかじりつく。軽く何回か噛んだだけで、シャケのフレークが混ざったご飯が口の中でほろほろと崩れる。ぷちぷちのゴマとわかめの歯ごたえとイクラの甘み。しっとりとご飯にくっついたやわらかい海苔が好き。
「がんばってるんだな、春奈チャンは。えらいえらい」
 角に残っていたご飯をがばっと一口で食べるとそれをお茶で流し込んで、先生はお箸を置いた。腕を伸ばすようにして頭を撫でてくれる。おっきな手のひら、太い指、短い爪。顔を上げると、ふざけた態度の割にはすごく優しい目があたしを見ていた。
「俺も、見習わなきゃな」
 目が合うと笑いかけてくれる。何度も何度も頭を撫でながら小さく頷いてくれる。あたしのこと気遣ってくれてるんだなぁって思いながらじっと見返してると、その笑顔がじわっとにじんだ。あっと思う暇もなく、一気に涙がこぼれる。慌てうつむいてもごまかせるもんでもなくって。
「え? あ、おい」
 先生がガタンと椅子を鳴らして立ち上がったのがわかった。ぐるっとテーブルを回ってすぐ横に来てくれる。手の甲を撫でられて力が抜けて、おにぎりがころりとテーブルに転がった。
「どうした春奈。どっか痛いか?」
 笑っちゃうくらい間の抜けた質問だけど、でも。
「ありがと、せんせ……」


 ――本当は、ずっと前からわかってた。
 あたしは寂しい。だから、優しくしてくれる人が欲しい。あたしを見てくれる人が欲しい。可愛がってくれる人が欲しい。
 佐上先生は、見てるだけでうっとりするくらいキレイでカッコよくて、えっちな関係になれたのはホントに嬉しくて、今でも大好きだけど、でもあたしを見てくれてるわけじゃないから。あたしのことが好きなんじゃないから。だから。
 だから……?

 -つづく-
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お言葉いただきました☆
2010年02月16日 (火)
おはようございます、にゃおです☆

えっと、以下は追記に隠します。
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マスカレイド2-56
2010年02月27日 (土)
「せんせ……」
「あぁ、どうした?」
 先生につかまれた右手はそのままに、左手でごしごしと顔を拭いてから顔を上げる。目が合うと、真っ黒い眉をひそめて、でも笑ってくれた。笑いかけてくれる。あたしのこと、気にしてくれる。
 ――あたしなんかに優しくしても、なんもいいことないけど。だけど。
「ね、せんせ。キス、して?」
「んー」
 唸るように頷くと、先生は困った顔のままテーブルにひじをついた。背中を丸めてかがみこんだ先生の目が近づいてくる。目を閉じてふっと息を止めて待ったキスは、でもほんの一瞬当たっただけだった。ざらっとした舌の感触も苦いタバコの味もなんにもない、軽い軽いキス。多分先生はあたしに気を使って、そういうキスをしてくれたんだと思うけど、でも。
「ね、もっと」
 離れそうになったおっきな手を両手でつかんで、そして胸元まで引き寄せた。指の間に入り込んでくる、先生のごつごつした太い指。それをぎゅうっと握りしめる。
「春奈……?」
 優しい声が降ってくる。疑問符を浮かべた目があたしを見る。言わないとわかってくれないのかな。言わなくてもわかって欲しいのに。それくらい、わかってくれてもいいと思うのに。
「せんせ、おねがい……」
 こんなのイヤ。こんなキスじゃイヤ。もっと、もっと。
「いや、その。だっておまえ、ここ、おまえンちだろ」
 びっくりしたのか、ちょっとひっくり返った声でそんなこと言いながら先生はあたしの手を外そうとしたけど、でも慌てているせいか力も入らないみたいで、あたしの指のあいだから逃げ出せない。まぁ放してあげるつもりなんか、最初っから全然ないけど。
「だから何よ? 今まであたしに、いっぱいいろんなことしたくせにっ」
「い、いやっ、それはその……」
 口をもごもごさせて反論しようとして、でも言葉は続かないみたい。確かにな、なんてつぶやいてうつむくのを見ると、ちょっと可哀想な気がしてくる。あたしとこういう関係になっちゃったこと、ホントに後悔してるんだろうな。手を出さなきゃよかったって思ってるんだろうな。そう考えると、胸がちくちく痛むけど。

 -つづく-
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