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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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情愛キュビズム‐2
2016年08月27日 (土)
「やだ、ホントにもう、イヤ!」
「さっきもそんな事言ってたけど、レイちゃんすごい気持ちよさそうだったじゃん」
 遠慮のない仕草が細いリボンをほどき、ボタンを外す。両肩からひじの辺りまで引き下げられて上半身が剥き出しになった。押し返そうとした腕はあっという間に片手で一掴みにされて、抵抗の手段もなくなってしまう。
「キレイなおっぱい。まだ乳首勃ってるね」
「や、やだぁ……っ」
 長く伸ばした舌で見せつけるように先端をつつく。もどかしいくらいの刺激にぞわっと肌が粟立つ。口の中に含まれて軽く歯を当てられると、奥の方から溢れてくる。乱暴に揉みしだかれる痛みに悲鳴が出てしまう。
「だからっ、もうやめてって!」
「なんでさ。ね、もう一回だけ。バイトの時間まで」
「自分の都合ばっかり言わないでよっ」
 本当はそこまで嫌ではないけれど、でもこんなに簡単に流されてしまっている自分が悔しいから、虚勢を張るしかない。心の奥ではもっとして欲しいと思ってしまっている事実にはめまいがしそうだった。
「レイちゃんの上の口は嘘つきだね。こっちはこんなに……素直なのに」
「ぅ、くっ……あぅっ」
 節の目立たない、男にしては繊細な指でも、やはり女とは根本から違う。探るようにゆっくり抜き差しされると、それだけでおかしくなる。
「やっぱり、一本じゃ物足りない?」
 笑みをにじませた声を首筋に吐きかけながら、揃えた二本分の幅で、さらに強く深く侵入してくる。くちゅくちゅと卑猥な水音をまとわせた指に頭の中まで掻き回される。
「こっちも可愛がってあげないとね」
「あっ、ぁあ……っ」
 外側の萌芽にぬめった親指を擦りつけられると、さすがに理性は保てない。抜き差しと同じリズムで円を描かれて、強くつむった目じりに涙が浮かぶのがわかった。明るい緑色の闇の端に小さな火花が散る。指の動きに併せて身体がくねった。もっと奥までと誘い込むように腰が浮いた。
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情愛キュビズム‐1
2016年08月13日 (土)
 その名前には魔力があるようにさえ思う。一般大衆に埋没するように生きていた凡庸な私の二十代の最初の夏には、国籍年齢を超えて誰もが知る、非凡な才能を持ったスペイン人の画家の存在が深く刻まれていた。
 あるいは、彼を敬愛していた、魅力的なエゴイストの思い出として。


「ピカソって言ったら、やっぱりゲルニカかなぁ」
 美術部でもなんでもない私にとってピカソの知識はその程度だった。子供の頃に教科書で見て、変な絵だと素直に思った。横顔なのに両目がこっちを見てくる奇妙な顔が、曖昧な記憶の中から浮かんでくる。
「ゲルニカねぇ……。ふむ」
 気取った仕草で肩をすくめると、彼はすっと立ち上がった。下着一枚のまま散らかった床へ下りると壁際の本棚へ歩き、いくつも並んだ分厚い画集の中から一冊を抜き出す。重そうな本を片手に、ぱらぱらとページをめくる広い背中を見つめていると、ふいに彼が振り返った。
「ほら、これ」
 ひょいと目の前に降りてきたのは、丸々一ページ見開きの異様な絵だった。
 牛や馬、頭部のみが強調された人と宙に浮く腕、折れ重なるように倒れ込んだ人間の姿が描かれていた。天を仰ぐ人の大きく開いた口が激しく何かを訴えている。小学生か、あるいは中学生の頃に見たときには気付かなかった迫力が、画面全体からゆらゆらと立ち上っているようで、差し出された本に手を出すのをためらった。
「怖い絵だろ?」
 低く抑えられた笑い声が降りかかってくる。そっと目だけを上げると、息詰まるような絵画の向こうから楽しげな笑みがあった。それは私を苛立たせ、そして悦ばせる笑みだった。意地悪なまなざしの奥に妙にキラキラした光があった。それはいつもの事だった。彼は私を苛めて歓び、困らせて笑う。
「この絵は反戦とか平和運動の象徴と言われてるんだけど、これの製作背景にピカソを巡る三角関係があったってんだから、面白い話だよな。戦争には反対だけど、女の争いは起こしてもいいって、どんな道徳家だよ」
 呆れたような口調の底に憧れがにじみ出るが、当の本人もその辺りはあまり褒められたものではない。今までこの部屋で見つけた他の女の痕跡は、ピアス、ヘヤピン、ゴミ箱に捨てられていた破れたパンストの三つだが、きっと私が気付いていない物もあるだろう。なぜ今もこの部屋にいるのか、自分が不思議だ。
「それでさ、実は頼みがあるんだけど」
「やだ」
 間髪を入れず拒否すると、にやっとその目が笑った。
「そんな事言わないでさ、レイちゃ~ん」
「やだったら、やだーっ」
 身をかわしたつもりだったのに、それよりも早く伸びてきた手につかまってしまう。薄いガーゼのワンピースを一枚はおっただけで、まだ下着も付けていない素肌を、彼の繊細な指先が這う。残り火を掻き立てられるような巧みさに息が詰まる。
「ね、お金貸して」
「だから、イヤだって言ってるでしょ、この甲斐性なし! ダメ男!」
「そーだよなー。ダメなんだ、オレ。レイちゃんがいないと」
 哀しそうな口調のくせに、くしゃくしゃのシーツの上に簡単に私を引き倒してしまう。捨てられそうな子犬の風情と遊び慣れた表情が覆い被さってくる。睨みつけるように真正面から見上げた私の唇にちゅっと音を立てて軽いキスをすると、彼は思ったよりもまじめな顔をした。
「スペイン行きたい。もう一回絵の勉強をしたいんだ」
 ピカソと同じ空気を感じたいんだよ、オレ。
 その顔に一瞬見とれたのが私の不覚だった。入り込んできた大きな手のひらが左胸をつかんだ。きゅっと先端をつまみあげられる鋭い痛みと、それとは別の感覚が流れ込んでくる。さっきまで散々に弄ばれていた部分の熱がぽっと熾って、身体の支配権を彼に譲ってしまう。
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暑中お見舞い申し上げます。
2016年08月03日 (水)
みなさん、こんにちは。
毎日暑いですね。お元気でお過ごしでしょうか。


FC2は二週間明けると広告が表示されるらしいんです。
なので、二週間に一回はつまらないことでも書いちゃおうと思って、それでこっそり出てきました。
このブログは18禁指定しているのもあって、スゴイ広告がでちゃうので。

見たことのある方もいらっしゃるかと思うのですが、ほんとにすごいのが出るんですよ!
すご過ぎて、にゃおは直視できなくて、そのままブラウザを落としちゃったことがあります。
その後も、怖すぎて近づけなくて、それでなんか、こんな体たらくになってしまっていました。
それがとっても情けない記憶だったので、あれを繰り返したくなくて、それで二週間で出てきました。

――長い言い訳でした。
しかもぜんぜん面白くないという……ごめんなさい。


ええと、今日はお仕事で指を切ってしまいました。
ナイフで、右手の人差し指の爪の脇のところをグサッと。

しばらくティッシュで押さえて、血が止まってからばんそうこうを貼って事なきを得ました。
仕事中も右手が使えないくらいまで痛くはないし、流血の割にはたいしたケガじゃなったなぁって
パソコン前に座ってブラウザにポイントしてクリックして、で。
うわっ、痛っ!!

マウスクリックした瞬間にびっくりするくらい痛くて、本当にびっくりしました。
あ、しかもばんそうこうに血がにじんでる!きゃーっ


左クリックって人差し指だったんですね。
普段は意識したことがなかったので知らなかったです。
皆さんも右手の人差し指、特に爪の脇には気を付けてくださいね。


おはなしのことですが、続きを書こうとファイルを読み直すと、全部えっちのさいちゅうなんですよ。
再開でいきなりこれは気まずいので、ちょっと別のことを考えています。
近日公開! と言っちゃいます。新作です。
でもお久しぶりでちょっと恥ずかしいので、エッチ度は低めです。
リハビリ期間ですので期待しないでくださいね。

それでは、またお会いできますように。
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夏が始まりますね。
2016年07月19日 (火)
みなさま、おはようございます。
もう何年越しのご無沙汰でしょうか。

申し訳なさ過ぎて、もうこのまま消えちゃおうかなと何度も思ったのですが、
書きかけのおはなしとか考えるとそれも抵抗があって。
でも出ようかなと思ったときに災害とかテロの事件とか起こってしまって、
なんかこんな時ににゃおみたいなおバカな者が出るべきじゃないわと考えると
タイミングがわからなくなって。
そんなこと言ってたら世界はいつもどこかで大変なことが起こっているので
このまま一生出られないんですけれど。

なので、思い切って出てきました。
本当はラブコスメさんでプエラリアジェル買わなくっちゃと言うのが
理由でしたのですけれど。

本当に合わせる顔がないので、本当にごめんなさい気分なんですが、
コメントをいただいていたので、お返事だけでもと思って。
ついでに、あまり興味のない人も多いかと思うのですが、ちょっとした近況なども。

>「にゃおさんの書かれる文自体が好きです」と書いて下さった秘密お名前さんへ
はじめましてです!
二年も放置していたなんて……。お返事がずいぶん遅くなってしまって、ごめんなさい!
えっと、お蔭さまで最近は結構元気になってしました。
訳の分かんない病気なのは仕方ないかなって思うようにしています。
むしろ、対処法がある程度わかっているだけでもラッキーだなって。

>「続き待ってます」って書いて下さったかたへ
わー、一年放置……。ごめんなさいとしか申し上げようがなくて。本当に。
つ、つづき。はい。書きます。必ず。

>さとみさんへ
ご主人様のころから読んでくださっている方ってかなり貴重ですね。
長いおつきあい、ありがとうございます!

そうですね、日常生活の中でふと、書きたいなぁって思うことが増えてきた気がします。
理由はいくつかあるんですけれど、頑張っている人を見ていると
すごいな、かっこいいなって思うし、比べられるようなものじゃないけれど
にゃおはこのままじゃダメだ!って思うのですよ。
だってだって、にゃおだってちょっとはかっこよくなりたいんですもの。


にゃおだって、この世でひとりぽっちって訳じゃないし、気楽に生きようと思っています。
皆さんみたいにこんなにゃおのことを心配してくださる方もいらっしゃるし。
ダーリンも優しいし、にゃおの心の恋人ラブリー甥っ子姪っ子もいるし、
こないだ買ったCDがとってもイイカンジで、だから毎朝の渋滞もイライラ運転せずにすむし、
ちょっとダイエット成功したし、
ダーリンのお知り合いの方にお古で頂いたバッグが素敵だし。
嬉しいなって思うのです。

お天気がいいので、シーツや夏布団など残らず洗って、ベランダ一杯に干しました。
このあとは大好きなお紅茶入れて、少し食べようかな。ブランチです。
もちろん、おはなしのこともくるくるしてますよ。頑張っちゃうからね!なんて、なんの根拠もないことを
張り切って言っちゃうくらい幸せ気分の素敵な休日を過ごしています。

本当に、みなさんありがとう。嬉しかったです。
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残暑お見舞い申し上げます。
2014年08月22日 (金)
暑い日が続きますが、みなさまお元気でお過ごしですか。
こんにちは、にゃおです。

なんか久しぶりすぎてどうしていいかわからなくて、
悩みに悩んだ末、もう何事もなかったかのような顔で書くことにしました。

ここ数日、テレビで広島の名前を見ます。
家を失ったかたのお話しもインタビューで聞きました。
幼い被害者の、その犠牲はもちろんかなしいものですが、
お子さんを亡くされたご両親、ご親族のご心痛はいかほどかと思うと
とても胸が痛みます。

震災のときもそうでしたけど、
自然の脅威とか、天災とか、持っていき場のない思いってありますね。
それでも立ち上がるしかないからと、
無理に作ったであろう笑顔で言われる姿に頭が下がります。

すごいな、人間って。
すごいな、日本人って。

にゃおもがんばろう。がんばらないと。
そんな風に思うのです。
いつか、胸を張って言えるように。

XPから8に乗り換えた際に吹っ飛んだ
写真に動画に音楽、あとHPのデータのこととか、
気にしてちゃいけないわ。



最近ようやく、小説を書きたいなぁと思うようになりました。
今更感が強すぎて、なんか自分でもどうしていいか
よくわからない部分もあるのですが、
でも書きたいです。

ちょっとリアルで、ちょっとえっちで、ちょっと不思議で、
でも大部分は妄想でできているような、そんなお話を。

脳内整理をぼちぼち進めています。
読んでもいいよと思って下さるかたがいらっしゃるかどうか、
正直わからないのですけれど。
それでも。

今年こそ、オオカミ少年は卒業です。
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