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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ 番外編~White HESH -11
2008年06月13日 (金)
「美雪さん、さっきからイヤばっかりだけど。でも、ほら、もう……わかる?」
「あ、んん……っ」
 軽く指先で潰される痺れにも似た感覚が、左胸を頂点として上半身に波紋のように広がった。その衝撃に身体が硬直する。そんなわたしに目を細めると、彼は邪魔だと言わんばかりのやや乱暴な仕草で、両手で服をかき分けた。大きく露出した胸元に背を丸めるように顔を伏せる。剥き出しになった左胸の先端にぬるりとふれる熱い感触に強く吸い上げる乱暴な愛撫に、身体の奥がきゅっと反応する。反応してしまう。
「あ……、や……ぁっ」
「もうこんなにピンピンに尖らせちゃって……」
 言いながら彼は人差し指でくにくにとこね始めた。陥没するようにぎゅっと強く押さえては、弾けるように返ってくる様子を見て笑う。
「や、あ……っ……」
 左胸だけを、しかも先端だけを弄ばれて身悶えてしまう。触られていない右胸の先端がじんじんする。その感覚は胸から全身に広がり脳に伝わり、混乱した神経はそれを痛みだと訴える。
「やっ、やだやだ……やだぁ……」
 けれど涙が浮かびそうな苦痛は、更なる快感を強く求めた結果だった。身体の奥が熱い。彼が囁くたびにふれるたびにそこが蠢くように反応するのがわかる。焦らされるのは苦痛だった。早くさわって欲しい。彼が欲しい。激しくして欲しい。
 けれど、たとえそれが真実であったとしても、その欲求を口に出すことはできなかった。彼に気付かれてはならない。そんな女だと、決して彼に知られてはならない。
 ――なのに。
「ねえ、自分でわかってる? 美雪さん、すげーやらしい顔してるんだよ。まるで、今すぐ入れてって言ってるみたいな、サイコーにやらしい顔」
 ぐいと身体を押し付けながら、彼は笑うように低く囁いた。耳たぶにぺっとりと擦り付けられる舌先がふうっと吹きかけられる吐息が、必死になって繋ぎ止めている理性の糸を溶かしていく。
「こっちもさ、もう我慢できなくなってきてるんじゃないの?」
「やっ! や、あ、ああ……っ」
 太ももを撫で上げるようにしてスカートのあいだから素早く入り込んできた手を払い除けるのは、彼の愛撫に蕩け始めていたわたしには荷が重すぎた。迷いなく彼の指先がそこに押し当てられる。ちょうどその部分にパンスト中央の縫い目があったのもわたしには不運だった。優しく指先を擦り付けられて淫らな声が出てしまう。餓えていた身体はどんな刺激も逃すまいと貪欲に受け入れる。彼の指に併せて腰をくねらせたわたしに、彼はくくっとのどの奥で笑った。
「ホントにサイコー」

 -つづく-
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花を召しませ 番外編~White HESH -12
2008年06月14日 (土)
 指先を擦り付けるようにしながら彼はわたしを強く抱き寄せた。ストッキングが破れるとき独特の、弾けるような感触が脚の付け根からふとももへぴしりと伝わる。それに驚く暇もなく、つるりと固い小さな何かがその隙間からねじ込まれた。きゅっと押し当てられたそれがぶうんと低い蟲の羽音を立て始める。
「あ……っ? あ、やあぁあ……っ」
 身体の奥の奥にまで響く卑猥な振動に声を上げてしまう。望んでいた以上に与えられた快感に怯えて、反射的に逃れようと暴れたけれど、彼の腕の中から逃れることはできなかった。
「そんなに気持ちいい? 美雪さんローター好きだもんね。イっちゃっていいんだよ」
「やっ、やだやだっ……あ、ああ……あっ」
 いくら恋人同士が愛し合うためのホテルであったとしても、エレベータから降りた廊下での行為など、普通に考えればありえない。二人っきりの室内での行為だということが前提だからこそ、互いに曝け出せるものだと思う。このような場所で卑猥な声を上げているわたしの目の前のこのエレベータの扉が開いたらどうするのか。誰かと顔を合わせてしまったらどうするのか。わたしのこんな姿を誰かに見られたらどうするのか。
 それとも、彼はそれを望んでいるのだろうか。このような姿を見知らぬ誰かに見られることを……?
「ほらほら、我慢しなくていいから」
「やっ、あ、んんんん……っ!」
 けれども恐怖を孕んだ思考は、ずぶりと差し込まれた指に簡単に突き崩された。ぐちゅぐちゅと遠慮なく掻き回されて身体がきゅうっと硬直する。
「ほら、気持ちいいね。イっちゃえ。声を出していいよ」
「やっ、あ……、シズ、くんっ」
 わたしの理性など、彼の前では風前の灯でしかなかった。押し当てられる振動と突き上げられる指と卑猥な囁き声に、わたしのすべてがあっさりと吹き消される。その換わりのように身体の奥の火が大きく燃え上がる。
「あっ、……ああっ……あ、あああああ……っ!」
 がくがくと腰を振りながらのどをそらして声を上げ、全身を震わせて原始的な快楽を貪る。禁忌的な状況で与えられる淫らな快感は今までとは違う種類のものだった。逆光に翳る彼の表情がそのまなざしが、嘲笑うように苛立つようにすうっと細くなる。それだけを見て、そしてわたしの意識はぶつりと途切れた。

 -つづく-
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お言葉頂きました!
2008年06月14日 (土)
おはようございます、にゃおです。
どよーんと起きてきたら……東北で地震ですって!わーんっ
にゃおもお友だちや知り合いが何人かいますし、試しに電話をかけてみたりもしたのですけれど、電話が混んでいるみたいで通じなくて……
大丈夫だとは思うのですが、心配です。

そしていつもお言葉ありがとうございます!嬉しいです!
>揺さんへ
いつもありがとうございます!
やんわり強引なシズくんを気に入っていただけて嬉しいです!
お部屋は、でもホテルの部屋って意外と『うっわぁ~~っ』って部屋って少ないのですよね。意外とフツー。勿論そういう部屋がウリのところはすごいのでしょうけれど。
にゃおもまたホテル行きたいなーっ☆

そして、揺さんのところは大丈夫ですか?心配ですーっ


>好きすぎてもやもやされるなんて美雪さんがうらやましいデス。
ありがとうございます!
そうですよね、シズくんみたいにストレートに愛されるとホントに幸せだろうなって思うのですよ。にゃおも美雪さん羨ましいデス!
恋愛するときっとみんなそうなのでしょうけれど、美雪さんもきっと前よりお洒落に気を使ってるんじゃないかなーって。
キレイになりたい、シズくんにキレイだって思って欲しい、そうなれるように努力しよう!って。
にゃおも今もダーリンにキレイだって可愛いって思って欲しいしそう言って欲しいので、毎日努力してます。
ほんと、誰かを好きになるっていいですよねっ☆


>最近、更新がありませんが、体調崩しちゃったのかしら?
あうー、ご心配おかけしちゃってごめんなさい!
ちょっと風邪気味だったりはしますが、にゃおは元気です!


更新が一週間飛んでしまって、ごめんなさい!
週一はできる限り更新したいと思っているのですね。みなさんの楽しみになれるようがんばります!
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花を召しませ 番外編~White HESH -13
2008年06月22日 (日)
「ホントにイっちゃったね、あんなとこで。どう? そんなによかった?」
 楽しげに笑いながら、彼は薄い布の隙間から顔を出した左の乳首をピンと指先で弾いた。反射的にびくりと震えたわたしに目を細めるとゆっくりと手を放す。後ろ向きで大きく一歩離れ、歪んだ笑みを湛えたまま器用に片手でシャツのボタンを外し始める。
「やっぱ美雪さんってその気があるのかなぁ。もっと工夫してあげないとダメだね。ワンパターンだと飽きられちゃうもんね」
 呟きながら彼はベルトを抜き取り、足元にぽいと投げた。次いでスラックスのホックを手早く外し、ジッパーを下げる。落ち着いた黒のあいだから派手な色遣いの下着が覗く。そこはいつもの通り大きく盛り上がっていた。思わずそこに目を留めてしまう。そんな自分が恥ずかしくて慌てて目を伏せる。
 けれど運良く、彼はそんなわたしに気付かなかったようだった。冷静な仕草で服を脱ぎ捨てながら、ベッドに座らされたわたしの頭からつま先までを見つめる。その舐めるような視線の意味するところに身が縮む思いがする。
「まぁそれは次回のお楽しみってことで。今日はこんな感じで。いいよね?」
 楽しそうな笑顔に、せめてもと何度も首を横に振り否定的な意思表示をしてはみたけれど、彼はそんなわたしの行動さえも嬉しそうに嘲笑った。
「イヤだって言いたいの? でもさっきもすっげー気持ちよさそうな顔でイってたよ、美雪さん。ホントはこういうの好きなんじゃないの?」
 脱いだ衣服をまとめてソファに放り投げると、彼は下着一枚で振り返った。男を誘うきわどい仕草をした女性の姿がアメリカンコミックス風にプリントされた布地は、はちきれんばかりに張っていた。女性の大きく開いた脚のあいだに当たる部分が膨張し奇妙な形に歪んでいる。反射的にそこを凝視したわたしに彼が肩を震わせて笑う。
「なんだ、さっきあんなにイったのにもう欲しいの? 欲張りだなぁ、美雪さんは」
 言いながらせつけるように指先でそこを撫で、腰を振る。眉をひそめるほどに卑猥な動きも、均整の取れた身体の彼だとダンスのように思える。わかっていても惹き寄せられてしまう。これほどまでにひどい仕打ちをされながらうっとりと見とれている自分は救いがたいほどに愚かだろう。恋は盲目とはよく言ったものだと我ながら呆れてしまう。
「どうしよっかなー。フツーにするのもつまんないよね」
 言いながらにやりと笑う彼に、この状況は十二分に普通ではないと、叫べるものなら叫びたい。

 -つづく-
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花を召しませ 番外編~White HESH -14
2008年06月27日 (金)
 廊下での耐えがたいほどの快感で気を失ったのはほんの数秒のことだったと思う。力の抜けたわたしの身体を軽く担ぎ上げると、彼は一つのドアをくぐった。パンプスだけを玄関で落とし、そのまま乱暴にベッドへ放り投げた。やけに弾むスプリングに顔をしかめながら目を開けた視界の端から白いシャツの腕がにゅっと伸びてくる。繊細な指が鷲づかみで赤い何かを握っている。それが何であるかを教えてくれたのは、目ではなく触覚――つまり、身体だった。
「や、ちょ、ちょっとっ!」
 背中の中ほどで合わされた手首にやわらかな紐が絡む。抵抗する暇もなくそれは上半身に巻きつき、次いで大きく開かされたひざへと進んだ。何がどうなっているのかもわからないうちに身体の自由のほとんどを奪われてしまう。
「よし、これでよし」
「ちょっとシズくん! これほどいてっ」
 何がいいものかと、潰れたカエルのようなみっともない格好でシーツにうつ伏せたまま、頭だけを上げて彼を睨みつけた。今までの経験上、この手の願いが彼に聞き届けられたことは一度もなかったけれど、それでも叫ばずにはいられない。
「ダーメ。せっかくキレイにしたのに、ここでほどくなんてもったいないでしょ」
 予想通り、彼はあっけなく首を横に振った。わがままな子どもをたしなめるような口調で顔をしかめ、けれどその一瞬後には明るい笑顔を見せる。そんな場合ではないのに、その爽やかな表情に見とれてしまう。
「よっこいしょ、っと」
 長い腕を伸ばしてわたしを抱き起こし、ベッドボードの前に並べたクッションに半ば寝そべるような姿勢で座らせる。ふと向けた視線の先には壁に埋め込まれた大きな鏡があった。そこに映った自分の姿に身の毛がよだつ。
「やだ! やだやだやだぁっ」
 ワンピースがウェストまで落ち、キャミソールとブラは何の役割も果たしていない上半身と、スカートがめくり上げられて下着を完全に露出した上にがに股で全開、しかもショーツの中央がピンクの卑猥な機械で小さく丸く盛り上がっていると言う、みっともなさの極限のようなわたしがいた。リボンのような赤い紐が両ひざからふとももへ巻きつきながら腰と胸を一周ずつし、その先は手首に続いている。大きく開かされた脚はどれほど閉じようと努力しても、手首が不自然な方向へ引っ張られて痛みを生むだけだった。

 -つづく-
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お言葉頂きました☆
2008年06月27日 (金)
実は明日あさってで久しぶりにお泊りデートをしようってことになりまして。
ということで、これから出かけてきます!
勿論そんなとっても素敵な場所ってわけでもなくて、近場のラブホに行くだけなんですけれど、でもにゃおはウキウキです。
お気に入りのスパークリングワインとチーズと生ハムを用意しながらニヤニヤなのです☆

結婚しているので毎日顔を合わせてるのにって言われそうですけれど、これはこれで特別な時間なので、やっぱり大切にしたいなーって☆
仲良くしてきます!

お言葉いただきましたー!ありがとうございます!
>未稀さんへ
年下アリですか!ありがとうございます!そう言っていただけるとちゃんとシズくんをカッコよく表現できてるんだなぁって嬉しく思います♪
実はにゃおもどちらかというと年上の男の人のほうが好きなのですが(ダーリンもそうだし)、でも、シズくんみたいに彼女サンを大切にしてくれる人なら完璧おっけーっていうか、どうぞよろしくお願いします!です!(笑)

>揺さんへ
いつも感想のお言葉ありがとうございます!
そうなのです。今回シズくんとってもノリノリなのです。その辺のワケは最後にはきちんとわかっていただけると思う…のですが…ちょっと自信ないかも(--;
そんなシズくんに翻弄されつつも感じちゃう美雪さんの複雑な心境を楽しんでいただければと思います♪

いつも「よかったよ♪」を送ってくださってありがとうございます!
にゃおなりに毎日頑張っていますので、また気が向いたときにでもぽちっと押してやってくださいな☆
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