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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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あけましておめでとうございます。
2012年01月06日 (金)

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は優しいお言葉やお気遣いありがとうございました。不甲斐ないにゃおではありますが、もしもよろしければ今年もよろしくお願いします。

今年もお正月は1日と二日はダーリンの、3日はにゃおの実家に集まって、みんなでごはんを食べました。
ダーリンには年の離れた兄弟がいるので一番年上の甥御さんはもう高校生です。対してにゃおの姪っ子はまだ幼稚園なので、甥御さんを見てから姪のむくむくした指を見ると、10年ちょっとでこんなに違うんだなぁってしみじみします。子どもってすごいっ


にゃおの今年の抱負は、ズルズルしちゃってるこの指を最後まで書き上げることですね。これがまず一番です。
次に、またみなさんに楽しんでもらえるようなお話を書くこと。マスカ以来低調なのをなんとかしたいなと思っています。
やっぱり愛されキャラですよねー
前にマスカでちょっとゴタゴタしたので、今後は自分の発言に手足縛られないように、「口は災いの元」を肝に命じていきたいです。
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あなたは知らない-19
2012年01月13日 (金)
 ――だからって、こういうのもどうかと思うけど。
 自分の妄想に苦笑を漏らしながら書類を時折確認してキーボードを叩く。頭の片隅で課長との行為を思い出しながらもまじめな顔で過ごす毎日に慣れてしまっていることも一因だけれど、よくないとわかっていても、読み取った数字を機械的に打ち込むだけの作業には、いったん始まってしまった淫らな想像を停止させるほどの力はなかった。目の前の数字に反射的に対応する指がカチャカチャとキーを鳴らすのを遠くに感じながら、そっと視線を回してその横顔を盗み見た。
 詳しくは知らないけれど、昔から身体を動かすのが好きで、学生時代には勉強よりスポーツに熱中していたらしいことは聞いていた。なにをやっていたのだろう。野球にサッカー、陸上やバスケットボール、テニス。バドミントンや卓球もかなりの運動量だと聞いたことがある。
 ――だったらきっと、体力も結構なものなんだろうなぁ。
 男の強い力で圧し掛かられると身動きが取れなくなる。重ねた両手首を押さえつけられて抵抗もできないまま、器用に片手だけで外したボタンの隙間から手が入ってくる。ずらされたブラから出てしまった乳首を舌先でくすぐり、強く吸い上げ――。
「わっ、わわわわわっ!」
 何を考えてるんだろう、わたしってば。
 昼間の密会が中途半端に終わってしまったのがいけなかったのか、制服のまま抱き寄せられ脱がされている自分を想像してしまった。
 ヘンな方向へ暴走しかけた思考を修正するような気分で、顔をぷるぷると強く振ってから、両手ではさむように頬をパンと叩いた。心なしか頬が熱を持っていると言う事実にさらに顔を赤らめ、大きく息を吐く。そっと目を上げた視線の先で、眉をひそめ疑問符を浮かべた表情がゆっくりとまばたきをしていた。
「……白井さん? どうかした?」
「あ、いえ。なんでもない、です」
 さっきから見られていたのだろうか。まさか想像を口に出してしまったなんてとんでもない失敗だけはしていないはずとドキドキしながら答えたわたしに、主任は息を吐くようにふっと笑った。
「それなら、いいけど」
 この顔を事務職の同僚――特に成美ちゃんが見たら、なんてステキと指を組んで目をハートにするだろうなと頭の片隅でぼんやり考えながら、キーボードに手を置き直す。入力の終わった資料をまとめて机の隅に避け、壁の時計を見上げる。手元に戻そうとした視界の隅で主任が椅子から立ち上がったのが見えた。

 -つづく-
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あなたは知らない-20
2012年01月19日 (木)
「主任?」
 声が聞こえたのか、ひじの近くまで袖をめくり上げた両腕をデスクについて、肩凝りを振り払うように軽く頭を左右に振っていた主任がこちらを向いた。わたしの視線を確かめて、わずかに眉をひそめた厳しい表情がふっと緩む。ほっと息をついたようなその変化がなぜか心にズキっと響いた。
「お疲れですか? お茶でも淹れましょうか」
「あぁ……。頼むよ、ありがとう。じゃあちょっと、手を洗ってくる」
 溜息混じりの笑顔に、成美ちゃんじゃないけれど本当にステキだなと考えてしまう。
「はい、行ってらっしゃい」
 思わず笑顔で頷き返してから急いで席を立ち、電気ポットの残量を確かめた。定時で帰った二人が切ったのか、電源はコンセントから抜け落ちて丸まっていたけれど、惰性で保温されていたお湯は緑茶に使うのにはちょうどいい温度だった。
「今日だけね、ちょっとだけ」
 口の中で呟きながら、折り返したパックの口を洗濯バサミで止めたスーパーのお買い得品ではなく、千代紙を何枚も張り合わせたようなデザインの茶筒に手を伸ばした。ぽふんと音を立てて中蓋を開けると、普段見るのとは質の違う、コルネットのように上品に丸められた茶葉が慎ましやかに顔を出した。
「でも、主任だって、あんなに頑張ってんだし」
 ドアを抜ける疲れた後ろ姿を思い出しながら急須に茶葉を振り落とした。来客専用なのは百も承知だが、幸いここにはわたし以外の人はおらず、当然この行為を見咎める人もいない。飲ませてしまえば主任も共犯だ。主任の湯飲みと、ずうずうしくも自分用のマグカップを用意しているうちに、ぎぎっと軋むような音が鳴った。ノブを戻してドアを閉めると、濃い紺色に白と赤のラインの入ったスポーティなデザインのタオルハンカチをズボンのポケットに押し込みながら主任がこちらを向いた。
「あ、お帰りなさい。お茶入りましたから」
 ゆっくり急須を傾けると、注ぎ口が表面張力でいったんぷくっと膨れてから、耐え切れなくなったようにとろりと流れ出た。薄い緑の液体が白磁の湯飲みの底にわずかな澱みを作りながら優しい香りの沼になる。七分ほどで手を止め、いつのまにかすぐそばにいた主任に差し出した。
「どうぞ、主任」
 受け渡しの際に主任の冷たい指先が当たって、それにドキリと胸が鳴る。高校生じゃあるまいしここで手を引いたらイヤがってるみたいで失礼でしょと、ドキドキする心臓に言い聞かせてさわられるままじっと動かない。
「ありがとう」
 笑顔に頷き返して、残った分を自分のマグカップに注いだ。両手でくるんだマグに口をつけるふりで、湯飲みを鷲づかみにしてかなり男らしくお茶を飲む横顔をそっと目だけを上げて見た。視線に気づいたのか、主任の目がわたしに向けられた。一瞬お互い見つめ合って、そしてほぼ同時に声に出さずに小さく笑う。

 -つづく-
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あなたは知らない-21
2012年01月28日 (土)
「おいしいよ、これ」
「はい。特別製ですから」
 不思議そうな顔に茶筒を振ってみせる。一瞬だけ怪訝な目をした主任は、けれどすぐに理解したようで、自分の湯飲みの中に視線を落としてぷっと吹き出した。
「なるほどね。高級品は味が違うってワケだ」
「特別サービスです。みんなには秘密で」
 わたしの言葉に大きな肩をすくめると、主任は空になった湯飲みを差し出してくる。継ぎ足してあげた二番茶をクスクス笑いながら嬉しそうにすする、その横顔。
「なるほどね、秘密か。確かに」
 ――やっぱりこの人、ちょっとかっこいいかも。
 こんなときにだけフル回転する脳が、一昔前の王道ラブストーリーのような設定を素早く作り始める。
 互いに好意を持つもの同士が二人っきりで残業で、なんとなくイイ雰囲気。偶然指先がふれて、目が合って、笑いあって――。もちろん実はかなりえっちなわたしが期待するのは、淡い恋心のドキドキだけじゃなくって、もっと濃厚な、ラブシーン込みのオトナなお話。
 好きだよの続きは優しい手に上を向かされての強引なキス。服の上からブラ越しに胸をさわられる。器用に片手でボタンを外しながら首から胸元までを唇で辿られ、指先で散々になぶられて赤く腫れ上がった乳首がじんじんと痛みに近い快感を伝えてくる。ショーツの内側に入り込んできた指先が胸への愛撫ですでにくちゅくちゅになっていたところをさらに攻め立てる。必死で声を殺してあえぐわたしをおもしろがるように、ゆっくりと指が沈んで――。
「……っ、は、ぁっ」
 目の前にその人がいるせいか、妄想が妙にリアルな色を帯びてくる。思わず息をもらしてしまい、それをごまかすような気分でマグカップに唇をつけた。
 ――あっ! やぁっ、あっ、ああ……っ!
 わたしが何度も声を上げ、ヒクヒクと震えたあとに全身から力が抜けたのを見計らって、大きな手のひらが足首をつかむ。意図を察して慌てて身体をよじっても、抵抗を許さない強い力が押さえつける。しっかり鍛えた厚い胸板や腹筋の浮いた身体が密着してくる。次の瞬間、大きく開かされた脚の付け根に押し当てられた熱いものがぐぐっと入り込んでくる。肌が当たるほどに奥まで侵入され、捏ねるように小刻みに揺らされる。耐え切れず髪を振り乱して絶叫してもそれが一度で終わるわけはなく、巧みに突き上げられては何度も叫び、口だけの赦しを請いながら身体は更なる快感に震えて――……。
「……んっ」
 無意識のうちにふとももをすり合わせた。いけないと思えば思うほどドキドキする。ショーツの奥が熱くなってきてるのもわかる。
 ――やっぱり、昼間の、あれだけじゃ足りなかったのね。
 そう考えると溜息が出そうになる。自分がいやらしい女なのだと思い知らされるような気がする。

 -つづく-
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