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R18 らぶえっち小説Blog
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花を召しませ 番外編~White HESH -13
2008年06月22日 (日)
「ホントにイっちゃったね、あんなとこで。どう? そんなによかった?」
 楽しげに笑いながら、彼は薄い布の隙間から顔を出した左の乳首をピンと指先で弾いた。反射的にびくりと震えたわたしに目を細めるとゆっくりと手を放す。後ろ向きで大きく一歩離れ、歪んだ笑みを湛えたまま器用に片手でシャツのボタンを外し始める。
「やっぱ美雪さんってその気があるのかなぁ。もっと工夫してあげないとダメだね。ワンパターンだと飽きられちゃうもんね」
 呟きながら彼はベルトを抜き取り、足元にぽいと投げた。次いでスラックスのホックを手早く外し、ジッパーを下げる。落ち着いた黒のあいだから派手な色遣いの下着が覗く。そこはいつもの通り大きく盛り上がっていた。思わずそこに目を留めてしまう。そんな自分が恥ずかしくて慌てて目を伏せる。
 けれど運良く、彼はそんなわたしに気付かなかったようだった。冷静な仕草で服を脱ぎ捨てながら、ベッドに座らされたわたしの頭からつま先までを見つめる。その舐めるような視線の意味するところに身が縮む思いがする。
「まぁそれは次回のお楽しみってことで。今日はこんな感じで。いいよね?」
 楽しそうな笑顔に、せめてもと何度も首を横に振り否定的な意思表示をしてはみたけれど、彼はそんなわたしの行動さえも嬉しそうに嘲笑った。
「イヤだって言いたいの? でもさっきもすっげー気持ちよさそうな顔でイってたよ、美雪さん。ホントはこういうの好きなんじゃないの?」
 脱いだ衣服をまとめてソファに放り投げると、彼は下着一枚で振り返った。男を誘うきわどい仕草をした女性の姿がアメリカンコミックス風にプリントされた布地は、はちきれんばかりに張っていた。女性の大きく開いた脚のあいだに当たる部分が膨張し奇妙な形に歪んでいる。反射的にそこを凝視したわたしに彼が肩を震わせて笑う。
「なんだ、さっきあんなにイったのにもう欲しいの? 欲張りだなぁ、美雪さんは」
 言いながらせつけるように指先でそこを撫で、腰を振る。眉をひそめるほどに卑猥な動きも、均整の取れた身体の彼だとダンスのように思える。わかっていても惹き寄せられてしまう。これほどまでにひどい仕打ちをされながらうっとりと見とれている自分は救いがたいほどに愚かだろう。恋は盲目とはよく言ったものだと我ながら呆れてしまう。
「どうしよっかなー。フツーにするのもつまんないよね」
 言いながらにやりと笑う彼に、この状況は十二分に普通ではないと、叫べるものなら叫びたい。

 -つづく-
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