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R18 らぶえっち小説Blog
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花を召しませ 番外編~White HESH -14
2008年06月27日 (金)
 廊下での耐えがたいほどの快感で気を失ったのはほんの数秒のことだったと思う。力の抜けたわたしの身体を軽く担ぎ上げると、彼は一つのドアをくぐった。パンプスだけを玄関で落とし、そのまま乱暴にベッドへ放り投げた。やけに弾むスプリングに顔をしかめながら目を開けた視界の端から白いシャツの腕がにゅっと伸びてくる。繊細な指が鷲づかみで赤い何かを握っている。それが何であるかを教えてくれたのは、目ではなく触覚――つまり、身体だった。
「や、ちょ、ちょっとっ!」
 背中の中ほどで合わされた手首にやわらかな紐が絡む。抵抗する暇もなくそれは上半身に巻きつき、次いで大きく開かされたひざへと進んだ。何がどうなっているのかもわからないうちに身体の自由のほとんどを奪われてしまう。
「よし、これでよし」
「ちょっとシズくん! これほどいてっ」
 何がいいものかと、潰れたカエルのようなみっともない格好でシーツにうつ伏せたまま、頭だけを上げて彼を睨みつけた。今までの経験上、この手の願いが彼に聞き届けられたことは一度もなかったけれど、それでも叫ばずにはいられない。
「ダーメ。せっかくキレイにしたのに、ここでほどくなんてもったいないでしょ」
 予想通り、彼はあっけなく首を横に振った。わがままな子どもをたしなめるような口調で顔をしかめ、けれどその一瞬後には明るい笑顔を見せる。そんな場合ではないのに、その爽やかな表情に見とれてしまう。
「よっこいしょ、っと」
 長い腕を伸ばしてわたしを抱き起こし、ベッドボードの前に並べたクッションに半ば寝そべるような姿勢で座らせる。ふと向けた視線の先には壁に埋め込まれた大きな鏡があった。そこに映った自分の姿に身の毛がよだつ。
「やだ! やだやだやだぁっ」
 ワンピースがウェストまで落ち、キャミソールとブラは何の役割も果たしていない上半身と、スカートがめくり上げられて下着を完全に露出した上にがに股で全開、しかもショーツの中央がピンクの卑猥な機械で小さく丸く盛り上がっていると言う、みっともなさの極限のようなわたしがいた。リボンのような赤い紐が両ひざからふとももへ巻きつきながら腰と胸を一周ずつし、その先は手首に続いている。大きく開かされた脚はどれほど閉じようと努力しても、手首が不自然な方向へ引っ張られて痛みを生むだけだった。

 -つづく-
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