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2006年01月27日 (金)
「あ、んんっ……」
洩れかけた声をあたしは慌てて抑えた。
安アパートのお風呂場は、笑っちゃうくらいに外に音が筒抜けだった。いつぞやは、どこかの部屋から、シックスナインの最中とおぼしき二人分のくぐもった喘ぎ声が聞こえてきたこともある。聞こえてくる分には別に問題もないし笑ってられるけど、自分の声を聞かれるのはさすがに恥ずかしい。
「ん、く……。あ、あふ」
大きく深呼吸してから、愛撫を再開する。
痺れるような快感を感じながら、あたしは足元に目を落とした。淡いピンクのバスマットの上に、口を開けたまま放り出されたマッサージ用のローションと、そこから伸びた小さな水溜り。
二人で使うために買った筈のローションが、いつのまにかひとりえっちのお供になっちゃったのは、皮肉というか情けないとは思うけど、でもこの気持ちよさは手放せない。糸を引くそれを指ですくって、脚の付け根の熱く濡れたところになすりつけ、塗り込むように縁からなぞる。とっくにぷっくりと腫れていたそこは、にゅちゅっといやらしく鳴る。この感触大好き。
「あ、はぁっ」
熱い息を吐きながら顔を上げる。お風呂場の鏡の向こうから見返してくる、バスマットの上で脚を開いてひとりえっちにふけるあたし。スタイルだってそこそこだし、首すじに張り付いた濡れ髪と上気した目元なんかは、我ながら色っぽいとも思うけど。
「んんんっ、く、ううっ!」
ローションとあたしの液が混じってドロドロになったのを、擦り込むように塗りつけると、気持ちよさで腰が震えた。もうそこは、ピンクと言うよりも赤と表現するのが相応しいくらいに腫れ上がっていた。白く濁った半透明の液体を透かせてピンピンに尖ったクリトリスを重点的に攻める。
もう、もう……イき、そ……。
ビクビクとあそこが震えているのがわかる。腰が痙攣する。白い湯気でかすんだ視界が更にぼやけて、あたしはさらに強くクリトリスを押さえた。
気持ちいい、気持ちいいっ! あ、ああっ、あああっ!
「あ、く、うっ……!」
その瞬間。
「たっだいまー、っと」
酔って大きくなった声と、少し乱暴にバタンとドアが開く音。
なんでこのタイミングで帰ってきちゃうのよ! もうちょっとだったのにっ!!
-つづく-
洩れかけた声をあたしは慌てて抑えた。
安アパートのお風呂場は、笑っちゃうくらいに外に音が筒抜けだった。いつぞやは、どこかの部屋から、シックスナインの最中とおぼしき二人分のくぐもった喘ぎ声が聞こえてきたこともある。聞こえてくる分には別に問題もないし笑ってられるけど、自分の声を聞かれるのはさすがに恥ずかしい。
「ん、く……。あ、あふ」
大きく深呼吸してから、愛撫を再開する。
痺れるような快感を感じながら、あたしは足元に目を落とした。淡いピンクのバスマットの上に、口を開けたまま放り出されたマッサージ用のローションと、そこから伸びた小さな水溜り。
二人で使うために買った筈のローションが、いつのまにかひとりえっちのお供になっちゃったのは、皮肉というか情けないとは思うけど、でもこの気持ちよさは手放せない。糸を引くそれを指ですくって、脚の付け根の熱く濡れたところになすりつけ、塗り込むように縁からなぞる。とっくにぷっくりと腫れていたそこは、にゅちゅっといやらしく鳴る。この感触大好き。
「あ、はぁっ」
熱い息を吐きながら顔を上げる。お風呂場の鏡の向こうから見返してくる、バスマットの上で脚を開いてひとりえっちにふけるあたし。スタイルだってそこそこだし、首すじに張り付いた濡れ髪と上気した目元なんかは、我ながら色っぽいとも思うけど。
「んんんっ、く、ううっ!」
ローションとあたしの液が混じってドロドロになったのを、擦り込むように塗りつけると、気持ちよさで腰が震えた。もうそこは、ピンクと言うよりも赤と表現するのが相応しいくらいに腫れ上がっていた。白く濁った半透明の液体を透かせてピンピンに尖ったクリトリスを重点的に攻める。
もう、もう……イき、そ……。
ビクビクとあそこが震えているのがわかる。腰が痙攣する。白い湯気でかすんだ視界が更にぼやけて、あたしはさらに強くクリトリスを押さえた。
気持ちいい、気持ちいいっ! あ、ああっ、あああっ!
「あ、く、うっ……!」
その瞬間。
「たっだいまー、っと」
酔って大きくなった声と、少し乱暴にバタンとドアが開く音。
なんでこのタイミングで帰ってきちゃうのよ! もうちょっとだったのにっ!!
-つづく-
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