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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 14
2007年01月19日 (金)
「そんなの、人間なんだから当たり前じゃん。寒ければ着るだろ、普通」
「それでもやだーっ」
 思わず叫ぶと彼は更に笑った。いったんは止まった指が勢いづいたように次々とブラウスのボタンを外して行く。
「せっかくだし、ちょっと見せてよ。女の人ってどんなの着るの?」
「やだーっ! やだやだ、やだぁっ!」
 けれど彼の大きな手は、わたしの身体を暴れる腕ごと抱きしめて、その抵抗を簡単に押さえ込んだ。ブラウスの前を開いて隙間へ視線を走らせる。白のブラウスの下に着るのだからと、上着を脱いだときにも透けないように選んだベージュのシャツを見て、彼は満足そうに頷いた。
「あ、こういうのでも女の人のってちゃんとレース付いてるんだ、可愛い。色はあんまり可愛くないけど」
「だから、やだって言ったのにぃっ」
 泣きそうな声になったのは、半分は演技だけれど半分は本気だった。たとえ彼がどう言ってくれたとしても、みっともない姿なのは事実だ。自分でもわかっている。間違っても他人に……それも彼氏に見せていい格好ではない。なのにどんなに訴えても彼は楽しそうに笑うだけだった。わたしの言葉を聞いてくれない、聞き入れてくれない。その情けなさに視界がにじむ。そんなわたしに彼はぎょっとしたように頬を引きつらせた。
「え、美雪さん、泣いてんの? そんなにイヤだった?」
「当たり前でしょっ! シズくんのバカっ!」
 彼には、彼にだけは、こんな姿を見られたくなかったのに。
「ごめんね、ちょっと調子に乗った。美雪さんと一緒にいることが嬉しくて、はしゃぎすぎた。ごめんなさい。俺が悪かった」
 ちゅっと音を立てて目尻にキスをして、舌先でぺろりと涙を舐め取る。小さな声で『しょっぱ』と呟いて、そしてわたしをなだめるような曖昧な笑みを見せた。 
「大丈夫だって。美雪さんはどんなカッコしててもちゃんと可愛いから」
 今だってすごく可愛い。そう言いながら彼は頬に額に唇に、軽いキスを繰り返す。
「もう、そんな嘘ばっかり!」
 こんな格好が可愛いわけない……のに。

 -つづく-
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 15
2007年01月20日 (土)
「ホントだって。可愛くなけりゃいいのにって、そう思うときさえあるくらいなのに」
「何よ、それ」
 彼の不穏当な発言に顔を上げると、彼は一瞬だけしまったという表情を浮かべて、そして肩を軽くすくめた。
「んっと、だからさ。美雪さんのこと好きにならなかったら、もっとバカやって楽にやってけたのにって。――あ、そういう意味じゃないよ。俺がバカだってことを気付かせてくれたんだから、すごく感謝してる」
 思わず口をはさもうとしたわたしを目だけで押さえると彼は早口で言い切って、そして頬にもう一度キスをした。
「だからさ――って言うのも変な流れなんだけど。でも俺、さっきからずっとおあずけ状態で、うずうずしてるんだよねー」
 軽妙な口調はそのままに、彼のまなざしの奥に淫猥な光が混じり始める。その変化には見覚えがあった。彼がわたしに対して欲情している合図だった。激しすぎる彼の欲求に戸惑いながらも、その言葉と視線に男に求められることの優越感と幸福感に満たされてしまう。そうやって、彼はいつもわたしを虜にする。
「朝からなんも食ってないしさ、このままだと飢えて死んじゃう」
 低い囁きがくすぐるように丁寧に耳を這う。尖らせた舌先が、複雑に入り組んだ耳の軟骨の窪みへと唾液をなすりつける。ちゅっと耳朶を吸い上げられて身体が震えた。
「だったら、すぐにご飯……」
「そう言うわけで、美雪さん食べちゃいたいんだけど」
「ちょっと待っ……! あ、や……だっ」
 彼の舌がぬるぬると首すじを這い回る。抵抗する暇もなく唐突に始まった舌の甘い攻撃に、胸の奥が熱くなる。こんなにも簡単に彼の思いどおりになってしまう自分が恥ずかしい。本当はされるのを待っていたのだろうと思われるのが怖くて、わたしは身体を強張らせた。

 -つづく-
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お言葉頂きましたv
2007年01月20日 (土)
 おはようございます、にゃおです☆
 えっとですね、突然かもしれないんですけれど、メールアドレスを変更しましたあっ☆
 これはですね、ちょっとこないだから「よんだよ♪」ボタンとかお言葉とかが届かないことや異様に遅れて届くことが増えてきてて。にゃおはそれをお借りしているメールフォームのせいだろうと思っていたのですが、どうやらお借りしているメールアドレスの影響が濃厚なのです。いろいろと調べてみたのですけれど、他にもいんふぉしーくでお借りされている方が『いきなりメールボックスの中身が消えた!』とか言われてるみたいで。それはさすがにイヤなので、致命的な打撃を受けないうちに変更しておこうって思ったのですね☆
 ということで『コメント送ったのに返事くれないー』とかってことがあったらそれはにゃおのところへ届いてないのです。ごめんなさいです(;-;)
 もしよろしければ、ええと、また送ってくださると、嬉しいです。

 ということで二日遅れで届いたお言葉へv
『私は2人の日常風景もほのぼのして好きです☆』
 ありがとうございますっ☆にゃおのからだの心配もありがとうございますっ!風邪引くと本当に辛いですものね、あなたもどうぞご自愛くださいな☆
 二人の日常を楽しんでくださってるみたいで、そういうお言葉を頂くと本当にホッとするのですねvほのぼのらぶらぶですっ♪

 でもでもですね、ようやくです!
 乙女の秘密♪に手を出す悪いコちゃんなシズくんにはちょっと可哀想なお仕置きでしたけれど、ようやくなのですよっ(≧∇≦)さあ、頑張れシズくんっ☆

 そして「よかったよ♪」やお言葉などなど、いつもありがとうございますv これからもどうぞよろしくお願いしますvv
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 16
2007年01月22日 (月)
「ね。なんで、そんなに緊張してるの? もう何回もしてるでしょ?」
「だって、そんな……」
 わたしの身体を指先で辿りながら、彼はおかしそうにくすりと笑った。
「まあ、そういう美雪さんも可愛くていいんだけどさ」
 シャツの中へと滑り込んできた少し冷たい指先がブラのホックを外した。ゆっくりと肌をなぞられて、それだけで震えてしまう。
「でも、そろそろ慣れてよ。もっと自然に感じて、声も出して。あなたが俺のものだって実感させて」
 ついばむような軽いキスを繰り返しながら、彼はボタンを外して行く。ブラウスを肩から引き抜いて分厚いシャツをめくり上げてブラを抜き取って、そしてわたしはあっというまに上半身裸にされてしまう。
「やだ……。恥ずかしい、よ」
 彼に素肌を見られるのは、羞恥と奇妙な高揚が入り混じった複雑なものだった。嬉しいわけではないけれど、嫌でもない。隠したいけれど隠せない。それは治りかけの傷口を塞いでいる、周囲のめくれあがったかさぶたに似ているかもしれないと、そんなことをぼんやりと思った。痛いとわかっているのに触りたい、触らずにはいられない。そんな奇妙な誘惑にくらくらする。
「ん、服着てても可愛いけど、でもこっちのカッコのほうがいいな。俺は好きだな」
 本当は、全部脱いだ姿が一番好きなんだけど。
 くくっと卑猥に笑いながら彼はわたしを抱き寄せた。背に回った手のひらがゆっくりと這い回る。背筋を指先でついと撫で上げられて、身体が震えた。

 -つづく-
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お言葉頂きましたっ!
2007年01月22日 (月)
 おはようございます、にゃおです☆
 こないだダーリンが『せっかくだからメガマックが食べたいっ』とか言い出して食べに行ったわけですよ。思っていたより高さはなかったんですけれど、それでも結構分厚くて、あごがだるくなりました。
 いやー、あれを一人で全部食べられる人って結構すごいかも。胃袋というよりはあごが頑丈なんだろうなーとか思っちゃいましたvにゃおはそういうパクパク食べる人好きですっ(≧∇≦)

 さてさて、お言葉いただきましたっ!
『小説、おもしろそうだなぁ~、と思って読み始めたら…!! もう朝ですよ。』
 はじめましてです、まーちさんv えっと、「夢で逢えたら」と「花を召しませ」読んでくださったのかな?すっごく嬉しいです☆
 番外編も楽しみにしてくださってるみたいで…はい、がんばります!楽しんでいただけたらいいなあっ☆シズくんを気に入っていただけたみたいで、それも嬉しいですねv
 そしてそして、まーちさんの恋、にゃお大応援しちゃいますよっ!
 香りって普通は印象が結構残りますし、いいんじゃないかなって思うんですけれど、でも美容室って独特の香りが店全体に漂っているのに、その中でもちゃんと主張できるかなって思うとちょっとわからないのですけれど…。
 んーと、その辺ってどうなんだろう? にゃおの知っている美容室とは違うのかなァ?
 ともあれ、振り向かせちゃって欲しいなっ☆って思うのでしたv

 そしていつも「よかったよ♪」やコメント、お言葉、ランキングなどなど、ありがとうございますvとっても嬉しいですv
 これからもどうぞよろしくですv
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 17
2007年01月23日 (火)
「あっ、やっ」
「相変わらず、敏感」
 楽しそうに笑いながら、彼はわたしのあごに男性にしては細めの指先を引っ掛けた。一呼吸を待つ暇もなく上を向かされて、深く唇を塞がれる。口内を彼の舌が好き勝手に暴れまわる。くちゅくちゅと頭の中で響く音がひどく卑猥だと、思考の片隅で思った。
 舌先で上あごの内側をぬるぬるとなぞられてると震えが走る。絡め取られた舌が強く吸い上げられる感覚に気が遠くなる。不思議な気持ちよさと酸欠で理性が消えて行くのがわかった。もうそれは単なるキスではなく、明らかに愛撫で、そして前戯だった。
「ン……ふ、ん……っ」
 流し込まれた唾液を飲み込むと、まるでそれが強いお酒だったかのように、お腹の辺りがじわじわと熱くなってくる。じわりと、自分がにじんで行くのがわかる。
 キスだけで、こんなにいいなんて。
 わたしの反応を見越したように、彼の手が動き始める。背を脇腹をそして胸元を、わたしをからかうようにゆっくりとなぞる。すでに固く尖り始めていた乳首を指先でつままれて息が詰まった。
「ん……あ、は……あっ」
 唇が離れると、飲みきれなかった唾液が口の端から流れ落ちる。それを少しだけ恥ずかしく思いながら、肩を揺らして浅く早く息をした。吐息までが熱を持っているような気がする。
「美雪さん」
 名を呼ばれてゆっくりと目を上げた。台所の灯りに照らし出された、ひどく淫らな表情にどきりと胸が鳴る。いつもと違うぼさぼさの髪もピンクの服も、ムードと言うものには程遠かったけれど、そのまなざしだけで充分だった。その視線を注がれるだけで動けなくなる。抵抗できなくなる。
 意識が絡め盗られる瞬間。
「美雪さん。ベッド、行こ?」
「うん」
 低くかすれた卑猥な誘いに、朦朧としたまま頷いた。

 -つづく-
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 18
2007年01月26日 (金)
 キッチンスペースから約三メートルの距離にあるベッドへわたしを降ろすと、彼はカーペットの上にひざをついて座った。どうしていいかわからず戸惑うわたしをじっと見上げながら、スカートのホックを外しタイツを脱がせる。あとはショーツだけと言うところで手を止めると、彼はわたしを見上げてにっこり笑った。
「すごくいいね。素敵だよ、美雪さん」
「やだ。見ないで」
「んー。それは却下」
 言いながら大きく脚を開かせると、その隙間に身体をねじ込むように彼は歩を進めた。たった一枚の薄い小さな布切れだけを残した姿を彼の目の前に晒す体勢に思わず逃げようとしたけれど、簡単に彼の手に阻まれてしまう。あっさりと両手を彼の左手一本で押さえられて抵抗できなくなる。
「や、やだ、シズくん、放して――」
「放さない」
 けれど非難の言葉は、嬉しそうに笑う彼の声に途切れてしまった。卑猥な彼の笑みにこれから訪れるであろう快楽の予感が胸の奥でざわつく。熱くあふれてしまいそうになる。その事実が恥ずかしくてそむけた顔は、彼の意地悪な手に戻されてしまった。思わず睨み付けると彼は楽しそうに笑う。
「絶対に、放さないよ」
 ひざ立ちするように上半身を起こすと、彼は覆い被さるようにわたしにキスをした。そのままぬるりと入り込んだ舌に先ほどと同じラインを辿られて、収まりかけていた火が胸の奥で再び熱く熾る。
「こんなに好きなのに放せるわけないでしょ。無茶言わないでよ」
 優しい言葉を囁きながら、彼の舌は卑猥な動きで首すじから胸元へと、的確な箇所を刺激した。胸の頂きを舌先で軽く何度か弾かれただけで声が漏れてしまう。
「ん、もう乳首勃ってきた」
「あ……や、だ……あ、んんっ」
「やだって、でもほら、乳輪からぷっくり腫れちゃってるよ」
 からかうように言いながら彼はちゅっと音を立てて吸い上げた。舌先で器用にぐにぐにとこねられて腰が揺れる。それを恥ずかしく思いながらも、加速して行く身体は止められない。

 -つづく-
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お言葉頂きましたv
2007年01月26日 (金)
 おはようございます、にゃおです☆
 この冬は本当にあったかくて、今まで数えるほどしかコート着てないなあ、なんて思うのですよ。あったかいのはいいんですけれど、でも冬が寒くないってあんまりよくないことなんだろうなあ。そういうのちょっと不安です。

 そして、お言葉頂きましたーっ!
『あたしの彼はご主人様、全部読みましたがすごかったです!!』
 うわーい、ありがとうございますv喜んでいただけたみたいで、にゃおも嬉しいです☆
 そうですねえ、ユーキさんもまた書きたいなーと思っているのですよ。前に一周年アンケートでもそういうお言葉は頂いてますし。ただ、なかなかタイミングとかにゃおの時間とかがうまく行かなくて…。
 でも、そうですね、番外編とかで気楽なお話でも書けたらいいですねー。司さんも葵さんも、また書いてみたいしなっ。
 ええと、ちょっとどうなるかはわからないのですけれど、あんまり期待しないで気長~に待っていただけると嬉しいですっ☆

 そしていつも「よかったよ♪」やお言葉、コメント、そしてランキングへの一票などなど、ありがとうございますv にゃおの糧ですv
 これからもまた気が向いたときにでもぽちっと押してやってくださいなv
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 19
2007年01月27日 (土)
「じゃあ、こっちはどうかな?」
 もう片方の胸を弄んでいた手が肌を撫ぜるように脇腹からゆっくりと降りて行き、わたしを覆い隠す最後の一枚へと触れた。つかむように全体を手のひらで覆って、ぎゅっと押し付ける。確かめるように指先でゆっくり辿られると震えてしまう。
「や、だ……シズくん」
 小刻みにこすりつけられて、薄い布地とのあいだが徐々に湿り気を帯びていくのがわかる。指を強く押し付けられるとショーツがぬるりと埋もれた。中指の第一関節が布越しにわたしに触れる。ざらりとした感触に擦り上げられてのどをそらせてしまう。
「やあっ! あ、は……あっ」
 その瞬間に内側から熱いものが溢れ出る。自分のその部分が震えているのがわかる。思わず『もっと』と口走りそうになって、慌てて首を振った。
「やだ……。ねえ、だめ」
「なんで、やなの?」
 楽しそうに笑いながらも、冷静な指はショーツの上で強く弱く素早くゆっくり、わたしを弄ぶように円を描き続けた。その巧みな動きに耐え切れなくなる。もはや声を抑えることもできないまま、彼から逃れるように彼の指を求めるように、腰を揺すってしまう。
「ん、あ……ん、あっ、やあっ」
「ね、気持ちいい?」
 クスクス笑いながら彼はその指先をショーツの隙間へと忍び込ませた。熱くぬめった身体には彼の指はまだ少し冷たい。その温度の違いがわたしと彼の差のような気がする。自分だけが快感に溺れているようで恥ずかしい。

 -つづく-
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お言葉頂きましたっ☆
2007年01月27日 (土)
 おはようございます、にゃおです☆
 さてさて、この土日たっぷり時間があるぞ♪というかたへ暇潰しをご提供☆「花を―」番外編をまとめ読みサイトにUPしましたv
 サイト版プッシーキャットテイル
 花を召しませ 番外編 一話
 今回も、あっちこっち加筆修正と言う名前のごまかし修正がいっぱいあります(^^;)お暇な方は探してみてるのも楽しいかもっ?楽しくないかもっ?(笑)

 さてさて、またまたお言葉頂きましたーーっ!
『いつかまたユーキさんが登場することを楽しみにしてますねッ』
 ありがとうございます!ちゃんと「あたしの彼は―」のことを見てくださってる人がいるんだなーって思うと嬉しいですねv でも本当にお待たせしちゃってるんだろうって申し訳なく思うのですが、どうぞお見捨てにならないようにお願いしますm(_ _)m

 いつも「よかったよ♪」やお言葉、コメント、ランキングへの一票などなどホントにありがとうございますv
 本当にね、みなさんが思っている以上にお言葉やコメントってテンション上がるんですよ!今日はもう疲れたし…とか思ってても「いやいや、頑張って書いちゃうぞッ☆」って思っちゃうんですよ。
 と言う事で、これからもまた気が向いたときにでもぽちっとどうぞよろしくお願いしますッ☆
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 20
2007年01月29日 (月)
「や、だあっ」
「また、そんなことばっかり言って」
 どんなに抵抗しても簡単に彼に翻弄されてしまう。軽く指を擦り付けられただけで身体が跳ねそうになる。
「ほらもう、こんなにぐちゃぐちゃだよ」
 彼の言葉通り、そこを上下になぞられるとぐちゅぐちゅといやらしい水音が鳴る。その事実に、身悶えしそうな恥ずかしさと指が与えてくれる心地よさに、身体から理性が蒸発して行く。ゆっくりと圧し掛かられてシーツに落ちた。笑みを含んだ目に見つめられて、されるがままに大きくひざを開いた。ゆっくりと入り込んでくる彼の指に、背が浮く。
「こんなに濡らしてて、よくないわけないよね?」
「やだあ……っ! や、あ、あ……ああっ」
 否定するように首を振りながらも、彼のいやらしい言葉にヒクヒクとそこが蠢くのがわかった。辱められることがこんなにも嬉しいなんて、自分はどこかがおかしいのではないかと思う。口でどう否定しようと実際には悦んでいるのだと、そんな女だと、彼にだけは知られたくないのに。
「ホント、頑固だよね。こっちの口はこんなに正直なのに」
 くくっと笑うと、彼は奥を犯していた指を一気に引いた。その頼りなさになぜか力が入る。ぎゅっと彼の指を締め付けてしまう。
「ほら。抜いちゃイヤだって、もっとしてって」
 彼にはわかってしまうのだろうか。はしたない女だと思われてしまうのだろうか。絶望にも近い感情に視界が滲むけれど、それは本当は強い快感に押し出された涙なのかもしれなかった。
「ね、ホントは気持ちいいでしょ?」
「あっ! あ、やだっ! だめぇっ!」
 ひどい言葉を優しく囁きながら、ずぷっと卑猥な音を立てて再び指が入り込む。巧みに指をこすりつけられて、悲鳴に近い叫びを上げてしまう。身体が勝手にその先へ進もうとする。

 -つづく-
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 21
2007年01月30日 (火)
「や、やだっ! だめ、だめ! もうダメ、お願い、やめ……っ」
 口で否定しながらも、内心はその先を望んでいた。実際の言葉とはうらはらの淫らな要求を胸の奥で何度も響かせながら、ガクガクと身体を震わせて彼の指を締め付ける。わたしの求めに応じるように、彼の指がもう一本するりと滑り込んだ。その衝撃に背をそらせて喘ぐ。
「あっ、あっあっあ……っ!」
 二本分の指は、彼を受け入れるときの息苦しさに少し似ていたけれど、そこまでの痛みはなかった。強い違和感と異物感は戸惑いに近い。わたしの中で別々に動く器用な指が思考までも掻き回す。指が立てる卑猥な音に聴覚を支配される。楽しそうな彼の声に耳をねっとりと舐められて身体が硬直した。
「もうイきそう? イきたい?」
「やっ、ああ……っ」
 卑猥な問いかけが耳たぶを甘く噛む。追い討ちを掛けるように、もっとも敏感な肉芽を指先でやわらかく揉まれて全身に力が入った。まぶたの裏がパチパチとはぜる。
「ねえ、イく? もうイく?」
「イくっ、イっちゃうぅっ!」
 重力も世界も、そして自分がどうなっているのかもわからない中で、彼の満足そうな笑みと強い快感だけが確かだった。ただ、欲しい。もっと欲しい。狂わせて欲しい。
「ん、いいよ。イって。いやらしい声聞かせて」
 彼の言葉がさっきより遠くに聞こえるのはなぜだろうとおぼろげに思った瞬間、熱い息がふとももに吐きかけられた。ちゅっと吸い上げられる強い快感に、耐え切れず絶叫した。
「ああっ! イ、イくっ!!」
 ビクビクと全身を震わせて声を上げても、彼の指も舌も止まらなかった。ぐちゅぐちゅと聞こえる音と強く突き上げられる快感に思考が蒸発する。
「やぁっ! はっ、あ、ああっ! あ、ああ……っ」
 浅ましく腰を振って身体をくねらせて泣き叫んだ。熱い舌にざらりと舐め取られるたびに、背が反り返り脚が震える。
「やだっ! もうダメ、ダメっ! おかしくなるぅっ」
 それは、怖くなるほどの快楽。

 -つづく-
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 22
2007年01月31日 (水)
「は……あ、は……ふ。あふ……」
 何度も打ち上げられた嵐からようやく脱出しても意識は朦朧としたままだった。肌にべっとりと張り付いたショーツを引き剥がされるのを感じながらも、激しい攻めに弄ばれ続けた身体は指一本すら自分では動かせない。
「美雪さん」
 声と同時に無理やり舌をねじ込むようなキスをされた。乱暴に口内を蹂躙してから彼はわたしの手に熱いものを押し付けた。いつのまにか全てを脱ぎ捨てていた彼の手が、薄い皮膜越しの彼自身を握らせる。
「ほら、見て。美雪さんがエッチな顔でイきまくるから、こんなになった」
 揺れる視界の端の、淡いピンクを透かして青く血管の浮き出た生々しさに、思わず息を飲んだ。鋭く天を突く固い質感に、なぜか心臓がどくんと跳ねる。
「ね、挿れていい?」
 低くかすれた言葉で囁きながらも返事を待たず、彼はわたしのひざをつかんだ。未だ自由にならない身体で、それでも反射的に逃れようとしたけれど、彼は両手に体重をかけてゆっくりと圧し掛かってくる。大きく開かされた脚の付け根に、彼の先端がくちゅりと粘着質な音を立てて触れた。
「あ……っ! ん、あ、くうっ」
「う……キツ……」
 じりじりと侵入される気配に、恐怖と不安が入り混じる。何度か経験したことで慣れたのか、最初のときのような息ができないほどの苦痛と言うわけではないけれど、それでも世間で言われるような快感とは程遠いものだった。彼を受け入れている精神的な満足はあってもそれが肉体には繋がらない。わたしが快感を得られるのは前戯のみだった……はずなのに。
「あっ……、やっ、は、ぁ……っ」
「ほら。全部、入ったよ」
 溜息のように深く息をつくと、彼は眉を寄せて少し苦しそうな顔をした。服を着ているときよりも広く見える裸の胸が大きく上下に揺れている。顔をしかめるように左眼を細めるたびに、わたしの中の彼の一部がびくんと大きく動いた。

 -つづく-
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お言葉頂きましたっ♪
2007年01月31日 (水)
 おはようございます、にゃおです☆
 実はですねー、にゃおは現在オンナノコ期間中なのです。当然ダーリンともエッチできないですし、それ以上に小説書いてるとこうムラムラしちゃって、もうっ!
 うわーん、なのに美雪さんとシズくんがらぶらぶで、ちょっと悔しいよーっ!とか思うのですね。くすんくすん。
 オンナノコ期間が終わったら、お正月の福袋に入っていた[AD-IMG]ラブリュイール・ホットですごいことしてやるっ!
 えへ(≧∇≦)

 さてさて、お言葉頂きましたーっ!嬉しいっ(^-^)
『シズくんやらしー!でもそこが良し。』
 きゃー!エッチシーンの表現を褒められるなんて照れちゃいますねー☆でもとっても嬉しいです、ありがとうございます☆
 シズくんはねー、言葉遣いとかはとっても優しいのですけれど、でもかーなーりやらしいですからv 隠れSって感じでしょうか。喜んでもらえたみたいで、嬉しいですv

『今日のなんかすごくえっちぃですよね♪ドキドキしちゃいました~』
 いつもありがとうございますv お言葉はいつでも気が向いたときで充分なので、気にしないでくださいねv いつでもどんなときでも両手広げてお待ちしていますっ☆
 そしてドキドキして頂いて、とっても嬉しいですv にゃお的に優しくいじめられるってかなりツボなので、シズくんの言葉攻めは気合が入りまくりなのですよっ。みなさんにも悦んでいただけるといいなーっ☆

 いつも「よかったよ♪」やお言葉、コメント、ランキングへの一票などなど、本当にありがとうございますv 
「セクシャルオムレット」も佳境です。にゃおとシズくんはラブラブにエッチに、頑張りますよっ!
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