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R18 らぶえっち小説Blog
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 17
2007年01月23日 (火)
「あっ、やっ」
「相変わらず、敏感」
 楽しそうに笑いながら、彼はわたしのあごに男性にしては細めの指先を引っ掛けた。一呼吸を待つ暇もなく上を向かされて、深く唇を塞がれる。口内を彼の舌が好き勝手に暴れまわる。くちゅくちゅと頭の中で響く音がひどく卑猥だと、思考の片隅で思った。
 舌先で上あごの内側をぬるぬるとなぞられてると震えが走る。絡め取られた舌が強く吸い上げられる感覚に気が遠くなる。不思議な気持ちよさと酸欠で理性が消えて行くのがわかった。もうそれは単なるキスではなく、明らかに愛撫で、そして前戯だった。
「ン……ふ、ん……っ」
 流し込まれた唾液を飲み込むと、まるでそれが強いお酒だったかのように、お腹の辺りがじわじわと熱くなってくる。じわりと、自分がにじんで行くのがわかる。
 キスだけで、こんなにいいなんて。
 わたしの反応を見越したように、彼の手が動き始める。背を脇腹をそして胸元を、わたしをからかうようにゆっくりとなぞる。すでに固く尖り始めていた乳首を指先でつままれて息が詰まった。
「ん……あ、は……あっ」
 唇が離れると、飲みきれなかった唾液が口の端から流れ落ちる。それを少しだけ恥ずかしく思いながら、肩を揺らして浅く早く息をした。吐息までが熱を持っているような気がする。
「美雪さん」
 名を呼ばれてゆっくりと目を上げた。台所の灯りに照らし出された、ひどく淫らな表情にどきりと胸が鳴る。いつもと違うぼさぼさの髪もピンクの服も、ムードと言うものには程遠かったけれど、そのまなざしだけで充分だった。その視線を注がれるだけで動けなくなる。抵抗できなくなる。
 意識が絡め盗られる瞬間。
「美雪さん。ベッド、行こ?」
「うん」
 低くかすれた卑猥な誘いに、朦朧としたまま頷いた。

 -つづく-
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