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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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「ラブコスメ」使っちゃいました♪
2006年02月16日 (木)
 おはようございます、にゃおです☆
 ええとですね、前にもちょっと言った「他にもイロイロと買った」の使用感というか使用報告、なんですけど(^∇^;)

 とりあえず「[AD-IMG]キス専用グロス ヌレヌレ」は買いッ!です! 塗ったその日、もう明らかにいつもとキスの回数が違いましたv
 にゃおは「スウィートキッス」を選んだんですけど、ダーリン曰く「ぷるんとしててすごくイイ」そうです。にゃおは唇薄めであんまり色っぽくないんですけど、でもこれを塗るとちょっぴりぽってり唇でセクシーになれるんですよ♪
 普通のグロスよりちょっぴりお高めお値段の1980円ですけど、普通のグロスと違ってつけたまま眠れるのでリップクリームの代わりにもなるし(実際にこれを使ってから唇がぷるるんつやつやになったって人多いみたいなのです)、これなら文句ナシです、ほんとに☆ 今度はちょっとお得な三本セット買おうかなっ☆

 そして実は買っていたのが[AD-IMG]エロきゅんローターの中でも一番安い280円のピンクローター(^∇^;)……。
 にゃおもダーリンも初めてのおもちゃで、ちょっと最初はこわごわだったんですけど(笑)まず首や背中のマッサージをお互いにしたりして遊んでて、それからだんだんえっちくなって、[AD-IMG]「ラブリュイール・ナチュラル」をあそこに塗られてローターでいっぱいされちゃいましたv
 振動ってすごいんですねえー。ええと、すごく興奮しましたv
 にゃおが気持ちいいのを見たダーリンがノリノリになっちゃって、次はお風呂で遊べる防水のを買おうか?って。楽しみがちょっと増えちゃいそうです♪今度ダーリンと一泊旅行行くんですけど、そのときにローターも持っていこうかなっ♪

 でもでも、にゃおはもうダーリン公認だからいいんですけど、でももしも『誰かに見られたら困るし…』って思って我慢してる人がいたら「[AD-IMG]ふわふわエクスピロー」なんてどうでしょう? 見ていただいたらわかると思いますけど、なんと枕の中に防水のローターが入っちゃってるんですよ♪ 見た目からは「絶対にわからない」そうです。枕は汚れても洗濯機で洗えるという優れもの☆勿論、首や腰のマッサージにもGoodv
 うーん……。
 なんというか、すごく商品開発に力を入れてるんだなあ、っておもいました。発想がすごいー。

 みなさんも気が向いたらみてみてv素敵なことが見つかるかもですよ♪
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夢で逢えたら -9
2006年02月17日 (金)
 大きな手のひらが胸全体をつかむように揉んで、もう片方の手がクリトリスをイジり続ける。その快感にたまらなくて、あたしは背をそらすようにして喘ぎ続けた。
「ん、んんっ! あ、んっ、あうんっ!」
「ここ好きなんだ? 気持ちいい?」
 押さえたり軽くつまんだり突付いたりゆっくりこすったりと、タイミングと力加減の強弱をつけてあたしを弄び続けながら、優しい声が卑猥に囁く。
「気持ちいい、です。あんっ、いいっ!」
 いつものことだけど、一回イったあとは訳がわからなくなる。あっちこっちを同時に攻められてパニック寸前の気持ちよさに、自分が飲み込まれて行く。
「そんなに気持ちいいんだ。ビクビクしながら締め付けてるよ」
「ああ すごいですっ。すごいよおっ!」
「じゃあ、どうしようか。どうして欲しい?」
 優しい声が楽しそうに訊いてくる。こういうの、彼も時々言うからわかる。この人、あたしにえっちなこと言わせたいんだ。
「もっと、突いて。奥までいっぱい突いてください」
「ふうん」
 楽しそうな笑い声が混じった声。あたしのことを面白がってるんだ。あたしがえっちなのを見て、焦らして愉しんでるんだ。
 ゆるゆると腰を揺する微妙な振動は、一度火の点いた身体には物足りない。もっと激しいのが欲しくて狂いそう。あたしは咥え込んだものをしごくように自分の腰を振った。
「ああん、お願いです、もっともっと奥まで入れてぇ!」
「ふふ、いやらしいカッコ」
 きゅっと強く乳首をつねられる。痛いけど気持ちいい。
「チンポでズボズボして欲しいんだ。イかせて欲しいんだね?」
「はい、イかせてください」
 くくくっと楽しそうな笑い声がした。
「可愛い」
 ちゅっとキスされた。侵入してきた舌に口腔内をねっとりと犯されながら、あたしは夢中で流し込まれた唾液を飲んだ。

  -つづく-
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サイトのこと
2006年02月17日 (金)
 おはようございます、にゃおです☆

 ええとですね、サイトの改装をね、したんですv
 といっても背景のお写真だけなんですけどね(^^;)

 ホントは『夢で逢えたら』を公開するのと同時にって考えてたんですけど、できあがってみたらすごくよくって、もうお見せしたくってしたくって!!
 ということで、今回もみなさまに大人気の橘サンのところのお写真をお借りしてきましたv 一人肩凝りしながら頑張りましたv その甲斐あってホントにもう『お写真がとってもキレイ』なページになりましたっ!
 心からにゃおの小説なんてどーでもいいわっ!(笑)

 もしも気が向いたら、覗いてみてやってくださいなっ☆
 サイト版「プッシーキャット☆テイル」
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夢で逢えたら -10
2006年02月19日 (日)
「よしよし。じゃあいっぱいイかせてあげるね」
 言葉が終わるか終わらないかの内にずんっと奥まで突き上げられた。
「あうっ」
 一気に抜かれて、ずりずりとこすられて、すぐに突き上げられる。息を吸う暇もない攻めにあたしは髪を振り乱して喘いだ。あそこがこすれて全身が揺さぶられて、舐められてつねられて、ああ、気持ちいい!!
「う、ああっ! あ! ああっ、う、くうっ!」
 もうどうなってるのかわからない。気持ちいい気持ちいい!
「ああ、もうダメ! イくっ!」
 びくびくと脚が手が痙攣を始める。自分がどうなってるのかわからない。快感の波に巻き込まれて、あたしは悶え泣きすることしかできなかった。
「いやあ、またイくっ! イく、またイっちゃうっ、イくうっ!!」
 次々と空中に放り出されるような感覚にあたしは叫び続けた。終わらない絶頂に恐怖を感じ始めた頃、誰かが低くうめいた。
「そろそろ、イくよっ」
「きゃあああーっ! ああ、あああっ、あああっ!!」
 吐き捨てるような声と同時に、さっきまでが序の口だったかのように激しく突き上げられて、あたしは悲鳴を上げた。
「ああああ、イくイくっ! あうっ、ああああっ! イっちゃう、イくっ!」
 真っ白に染まった闇がバチバチと火花を散らせて、闇に亀裂が走って崩れ落ちる。
「ダメ、もうダメ! 壊れるよおっ!! ああ、またっイく! もうダメええっ!」
 浮いた身体が吸い込まれて意識がバラバラに砕けてキラキラ光りながら散った。いったん浮き上がった世界が、また一気に落ちて行く。その中に飲み込まれて……。

「――気持ちよかったよ。またね」
 誰かの声がどこかで聞こえて、そして全てが遠ざかった。

  -つづく-
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夢で逢えたら -終章
2006年02月21日 (火)
「いい加減に起きろって!」
 苛立った声が乱暴に布団を引き剥がす。同時にぺちぺちと頬を叩かれて、あたしは顔をしかめた。
「んん、もう、ちょっと……」
「もうちょっとじゃない! 俺はもう出るんだからな!」
 うるさいな……。
 頬を目の下をこすりながらなんとか顔を上げた瞬間、枕元に転がってたケータイが見えた。手を伸ばして開くと、見覚えのあるデジタル数字が『0742』と並んでた。七時四十二分。普段起きているのは七時十五分。
 と言うことは、二十七分、寝坊、したあっ?
「ええええっ~~?」
 がばっと起き上がると、もうスーツに着替えて出社準備をすっかり整えていた彼が仁王立ちであたしを見おろしていた。
「よし、起きたな。俺はじゃあ行くから」
「ちょ、ちょっと待って! あたしも行くっ!」
 無慈悲な背中は待ってくれなかった。

 あれ、やっぱり夢だったのかな。
 そこらにあった服を引っ掛けてノーメイクで全力疾走してなんとか間に合ったいつもの電車の窓際で、あたしははぁはぁと喘いでいた。慌てて着替えながらも一応確認すると、パジャマのズボンもショーツもちゃんと穿いてたし、ボタンも全部留まっていた。夢だったとしか思えない。
 でも、なんか、ものすごいリアルだったんですけど。ホントに気持ちよかったんですけど。今も、腰の奥のほうになんか残ってるんですけど。
 ふう、っと大きく息を吐いて、あたしは見慣れた風景を眺めた。
 あんな夢見ちゃうくらいに自分が欲求不満だったなんて、なんかちょっと恥ずかしいけど、でもまあ、気持ちよかったんだからいいか。
「もう一回くらい、見てみたいかも」
 誰にも気付かれないように小声で呟いて、そしてあたしはくすりと笑った。

 その後、あたしが同じ夢を見たかどうか、それは内緒。


  -おわり-
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「夢で逢えたら」あとがき
2006年02月21日 (火)
 おはようございます、にゃおです☆
 「夢で逢えたら」終わりましたー!
 なんだよ、夢オチかよっ!ってツッコミ受けたらどうしよう、しくしく。
 でもにゃおはとっても楽しく書けたのでよしっ。みなさまにも楽しんでいただけたなら嬉しいです。ちゃんと使えたら(^∇^;)もっと嬉しいですv

 ここから裏話。
 ええとですね、このおはなしは元はもっと長いお話で、これは序章だったんですよ。こういう設定の女の子が主人公ですよ、という紹介だったんです。
 このあと、ちゃんと出社して、最初のほうで出てた「デートした同僚の人」とイロイロと……そしてその裏には謎のえっちな夢の犯人が……ってストーリィだったんです。
 でもなんかストーリィが上手く行かなくて、ぶっちぎっちゃいました☆二十枚ほどボツになったんですー(≧ο≦)「夢で逢えたら」が二十八枚だから半分近くボツになったってことですよね、とほほ。
 ま、まあ、このままアイデアは残しておきます。またなんかの役に立つかも?立たないかも?立ったらいいなあ~(^ο^)

 ともあれ、おつきあいくださりありがとうございましたv すこしでも愉しんでいただけたなら、にゃおは幸せですv
 たくさんの「よかったよ♪」もありがとうございましたv とっても嬉しかったですvv
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「ラブコスメ」新キャンペーンですv
2006年02月21日 (火)
ラブコスメティック特別キャンペーンが始まりました!
 その名も[AD-IMG]リセット・ラヴ!

 あなたは今のえっちに満足してますか? ホントはちょっと冒険してみたくないですか? ホントはもっと感じてみたくないですか?
 にゃおも最初はちょっと恥ずかしかったし、ダーリンにどう言い出していいかわかんないし、悩んだりもしました。別にえっちだけが愛情表現じゃないし、ダーリンだって一所懸命だろうし、そういうこと言ったら「俺がヘタだから…」とかって傷ついたりしたらどうしようか、って。
 でもでも、ちゃんとお話して「にゃおはダーリンとしかえっちしないんだから、二人でもっと気持ちよくなろっ☆」ってにゃおが思ってることを伝えてわかってもらったら、今までよりえっちがとっても楽しく気持ちよくなります。にゃおはすっごく気持ちよくなっちゃいましたv
 唯一の問題は、一回のえっちが激しくなりすぎて、次の日の腰痛がひどくなっちゃったことですね(≧∨≦)
 でもホント「燃え尽きたっ!」って感じのえっちで、もう大満足ですvv

 だからもし、ちょっと不満がある人がいたら、今までのえっちをリセットして、思い切ってラブコスメでメイクするように可愛くセクシーに変身してみましょ。あなたが素敵になったら、彼氏サンもそそられていつもより燃えちゃうかも☆
 ね、ちょっとだけ勇気を出してみて。大丈夫だよ、きっと☆

 ということでこのキャンペーンは、にゃおも実際に使ってて超オススメのベッド用ラブコスメ「[AD-IMG]ラブリュイール」、唇がぷるぷるになる「
[AD-IMG]キス専用グロス ヌレヌレ」、そして新製品で爽やかな果物の香りのコミュニケーションローション「[AD-IMG]フルーティーズバー」の三つを、6760円⇒5800円という960円引き価格でみなさまに大奉仕!です!このお買い得セットでどんな感じか一度試してみませんか? ご奉仕期間二月二十八日までで、それぞれ80セット限定販売!だそうです。
 のんびりしてたらキャンペーンが終わっちゃいます。気をつけてっ☆
[AD-IMG]リセット・ラヴ!
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素敵なことがいっぱいです☆
2006年02月22日 (水)
 おはようございます、にゃおです☆
 久し振りにお言葉いただきました!『朝っぱらから偶然このサイトに辿り着き全作品を一気読みしました。』ってきゃーありがとうございます♪なんて素敵な偶然なんでしょう☆どうぞこれからもよろしくお願いしますv
 というか『朝っぱらから』ってところがなんか後ろめたくってイイですよね!朝からえっち小説って!きゃーえっちv(≧ο≦)

 そして勿論、いつも「よかったよ♪」を押してくださるみなさま、FC2ブログランキングに投票してくださるみなさま、本当にありがとうございますvv とっても嬉しいです! これからもにゃおは力尽きるまで(笑)頑張りますので、どうぞよろしくお願いします☆


 そしてそして、今日はとっても素敵なお知らせがあるのですよ!
 だいぶん前に「とっても素敵なことがあってにゃおは大喜びしているのですよ」って言ったことがあったのを覚えてらっしゃいますか? 多分覚えてらっしゃらないだろうなーって思うのですが。
 そのときにゃおが大喜びしていたことを、なんとなんとみなさまにもお見せできることになったのでっす☆ ぷっしーきゃっと開設当時からずーっと応援してくださっている『ポエムの世界 -SORTE-』の管理人さん、パスちゃんから素敵なプレゼントをいただいたのです☆
 ブログに置くとすぐに過去記事になっちゃうので、サイトに置くことにしましたv ホントに素敵なので、みなさんも是非一度覗いてみてくださいねvv
 ≫サイト版 プッシーキャット☆テイル
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あたしの彼はご主人さま(2) -12
2006年02月22日 (水)
 そのあと、ママとユーキさんはなぜか話を切り替えた。
 寒い日が続きますねとか、雪がこんなに降る年も珍しいですねとか、そんなどうでもいいような話を二分か三分か、あるいは十五分くらい続けた。そしてふいにユーキさんは時計を見て、もうそろそろ失礼しますと言った。ママはもっとゆっくりして行ってくださったらいいのに、と言った。
 いえ、あんまり遅くなっても。
 そお? じゃあまたいらしてね。
 はい。
 明るく二人は笑うと、揃ってあたしを見た。
 ちーちゃん、表までお送りしてらっしゃいな。
 ママにそう言われて、あたしは黙ってカーディガンを羽織った。

「では、失礼します」
 丁寧に頭を下げてドアを閉めて、溜息のように息を大きく吐きだして、それからユーキさんはゆっくりと振り返った。二度まばたきしてから、眼をそらすように視線を足元に向けた。
 血の気の引いたような白い頬。乾いた唇。あたしと目が合うことを怖がっているような眼。あたしが何か言うことを怖れているような、そんな横顔。
 こういうユーキさんは久し振りに見るなあなんて、そんな場合じゃないのに、あたしは頭のどこかでのんびりと考えていた。
 ユーキさんがあたしと目が合うのを避けるのは、そこに何か問題があるから。それは大問題だったこともあるし、あたしにとってはたいしたことじゃなかった場合もあった。
 でも今回はきっと、簡単な問題じゃない。
 勘みたいなものでそれはなんとなくわかっていたのだけれど、形の見えない不安が怖すぎて、あたしはそれに気付かないふりをした。あたしさえ気付かなければ、ママもユーキさんも何もなかったことにしてくれるかもしれない。バカみたいにそう信じていた。そう信じようとしていた。
「千紗ちゃん、ごめんね」
 なのに、どうしてユーキさんは謝るんだろう。あたしは何も気付いてないよ。わかってないの。だから、謝る必要なんか……、ないのに。
「でも俺は、千紗ちゃんが好きだから」
 低い声。小さい声。
 いつも自信満々で笑っているユーキさんはそこにいなかった。
「――自分勝手な言い分かもしれないけど、それだけはどうか信じて」
 意味不明な言葉とオレンジの匂いを残して、ユーキさんは帰って行った。

  -つづく-
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あたしの彼はご主人さま(2) -13
2006年02月23日 (木)
 家に戻ると、ママはテーブルの前に座っていた。
 紅茶のカップもスプーンも流しに片付けられていて、その代わりのように分厚いレポート用紙の束がママの前にあった。レポート用紙にはママが働いている出版社のロゴが入っていて、今から仕事するつもりなのかもしれないけど。でも。
「ちょっと、ママっ」
「ちーちゃん、ちょっとここへ座って」
 二人同時に声を出して、そして顔を見合わせる。思っていたよりもずっと真面目なママの目に、あたしはしぶしぶ頷いた。
「で、何よ」
 さっきまでユーキさんが座っていた、いつもの席に座ってテーブルの上で腕を組む。ママは難しい顔を続けたままレポート用紙をぺらりとめくった。細かな埃が紙の上で舞い上がる。
「あのね、ちょっと確かめたいんだけど……」
 ページの文字を辿りながらママはちらりと一瞬だけあたしを見上げて、そしてすぐに眼を伏せてしまった。
「結城さんの名前、結城和真、で間違いないのよね?」
「間違ってるわけないじゃない。何よ、いったい」
「うーん……。じゃあやっぱりー」
「だから、何なのよ!」
 ママのよくわからない態度に思わず大声を上げた瞬間に、ママはレポート用紙を持ち上げて隣に避けて、その下の雑誌をテーブルの真ん中に置いた。レポート用紙の束だと思っていたけど、実際にはいくつかの週刊誌の上に、レポート用紙が一冊乗っていただけ。それは、普段あたしたちなんかが絶対に読むことのない、経済専門の週刊誌で。
「何これ。ママの仕事?」
「ちょっと待ってね」
 そう言いながらママはページをめくり、そして手を止めた。
「見て、ちーちゃん」
 どこか曖昧な口調でそう言うと、ママはその週刊誌をあたしの前に置いた。
 ママが指し示す先には『結城財閥跡取り騒動、過熱再び?』と書かれた大きな見出しと、細かい文字が並んだ記事。結城財閥という言葉に胸騒ぎを覚えながら、あたしはその記事に目を落とした。経済誌らしい、固い文章のその一点だけが奇妙に大きく見えた。

 ――次男の和真氏だが、美倉家の令嬢と婚約したことから――


  -つづく-
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お言葉いただきましたっ☆
2006年02月23日 (木)
 おはようございます、にゃおでっす☆

 またまたお言葉いただきました! ありがとうございますっ☆
『こんなお話大好きです。 続きがきになるぅ~』って言っていただけて、きゃーありがとうございますうっ! にゃおも気になりますっ。誰か書いて~~っ!もうストックがないのです!ギリギリ綱渡りなのですっ!(TοT)
 でもでもここんとこ全然えっちなシーンがなくって、もうどうしようかってドキドキなのですよっ。えっちくなくてごめんなさいっ!m(_ _)m

 そしてそして、いつも「よかったよ♪」ボタンを押してくださるかた、FC2ブログランキング投票してくださるかた、本当にありがとうございますっ。
 励みになりますっ。がんばりますっ!
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にゃおの「ラブコスメ」生活♪
2006年02月23日 (木)
 にゃおがイチオシでオススメしてる、おんなのことカップルのためのセクシャルヘルスケアショップラブコスメティックのことなのですが。
 こないだ見たら、何人かが買ってくださったみたいなのですよ! 当然にゃおにちょっとですけど紹介料が入ります☆臨時のおこづかいですv
 うわーうれしいーっvv これでちょっとバイト減らせるーっvその分小説書きに時間を回せるっv っていうのは本当のことだけど、ちょっとやらしいかな(^^;) でもでも、それ以上に、にゃおがどなたかの素敵な時間にお役に立てたんだなーっておもって、それがとっても嬉しくってっ!
 あ、勿論、何をとか、どなたがとかは絶対にわからないようになってますからご安心くださいねv

 でもダーリンも、最近ラブコスメにハマっちゃってるみたいなのですよv 逢ったときに[AD-IMG]キス専用グロス ヌレヌレ塗ってないと「あー塗ってない」って文句言われますし(^^;)
 それに、こないだ買った亜鉛サプリ[AD-IMG]ムクナゼットがダーリン的にかなりイイみたいなのですね。実際に、えっちのときとってもお元気サン☆なのですが、仕事でも疲れにくくなったって言ってて、そういう効果もあるみたいで。それで信用度が急激アップなのですって。ここはいいもの置いてる、って。
 それで最近サイトをよく見ているのかあ。なんか納得。

 でも『何を見てるのかな』ってこないだ気になってそっと後ろから覗いたら、[AD-IMG]ラブグッズTOPを見てて! しかもにゃおが覗いていることに気付かなくてクリックして[AD-IMG]バイブのページに移って!
 きゃーっ!ダーリンのえっちー♪ <(≧ο≦)>
 そんなわけでもう、最近ちょっとタイヘンなのですvv

 素敵なえっちはじめましょv [AD-IMG]リセット・ラヴ!でセクシーにメイクアップ! 二月二十八日までの限定80個のキャンペーンです♪
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あたしの彼はご主人さま(2) -14
2006年02月24日 (金)
 結城財閥跡取り有力候補がまた一人現れた。
 有能だが愛人の息子ということで後継者枠から外れていた次男の和真氏だが、美倉家の令嬢と婚約したことから、形勢は大きく変わった。
 結城財閥と元華族美倉の閨閥が成立し、両家の経済、血縁、縁故、その他諸々で協力関係が成されれば、結城はより大きな発展が望める。そう考えた者たちが和真氏の下に集い始めたのだ。その勢力は日々増大し、今や総帥ですら無視できないものとなっている。
 その推測を裏付けるかのように、現在和真氏は大学を休学し、総帥である祖父源次郎氏の秘書としてその日々を送っている。鬼子とさえ呼ばれていた日陰者が一躍時の人となる日も近いのかもしれない――

 記事の日付けは三年前の六月、つまり二年半ほど前のものだった。二年間休学して家の仕事を手伝っていたと言ってた、ユーキさんの言葉とも一致する。
「結城って名前と、大学を休学したってとこを覚えてたの。だから」
 二年半前。あたしはまだ中学生だった。
「彼がどんなつもりでちーちゃんと付き合ってるのかはわからないけど、でも、ね」
 婚約。結婚の約束。
「ね、ちーちゃん。わかるでしょ」
 ユーキさんは誰かと結婚するんだ。あたしと会う前に、もうずっと前に、そう決まってたんだ。
「悪いことは言わないわ。彼と、お別れしなさい」
 優しい優しい、ママの声。
 元華族のお嬢さまって、どんな人なんだろう。きれいな人かな。きっとそうなんだろうな。あたしと違って、育ちがよくって上品でお洒落でおとなっぽくて、ユーキさんとも同等に付き合えるような素敵な女の人で、それで……。
「ちーちゃん……」
 抱きしめてくれるママの腕。
 遠くに霞むように、ママの声が揺れる。視界がぼやける。冷たい水が頬を伝う。
 ああ、そうか。
 あたし、泣いてるんだ。


  -つづく-
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あたしの彼はご主人さま(2) -15
2006年02月25日 (土)
「お話が、あるんですけど」
 短くそう告げると、息を飲む気配が遠い電波を伝って聞こえた。

 前にここで待ち合わせたのはいつだったっけ。
 そんなことをぼんやりと考えながら、あたしはセルフサービスのコーヒーショップのちょっと硬いソファの背にもたれた。
 学校の最寄駅から二つ行った駅には、安いわりには可愛い服屋さんや、オープンカフェやファーストフードのお店が集まった複合ビルがあって、だから先生たちの目が光っている。でも反対側のJRの駅前は繁華街というにはちょっと寂しい感じで、スーパーと本屋とコンビニ、そして一軒のコーヒーショップがあるだけのちょっと地味な場所だった。だから先生たちの監視区域にも入っていない。それを逆手に取ってこの辺りでまったりするカップルも結構いる。あたしたちもその口だった。学校帰りにちょっと逢う時間ができたときはこの店がいつもの待ち合わせ場所だった。
 週に一回か二回、ママの帰りの遅い日や出張の日と彼の時間が空いた日が重なったりしたとき、ここでよく待ち合わせた。そのあと一緒にお食事に行ったり、彼の部屋でえっちしたり、たまにはホテルへ行ったり、それから……。
 こないだまでのことが、なんだかすごく遠いような気がする。


  -つづく-
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お言葉いただきましたっ☆
2006年02月25日 (土)
 おはようございます、にゃおです☆
 頑張って「あたしの彼は2」を書いてるんですけど、なかなか進まなくって悩んでますー。そして、できるだけ毎日UPするために「一回の更新枚数を減らす」というヒキョーな手段に出てます。ごめんなさいーでもこうするしか……(^∇^;)
 でもでも、千紗ちゃんの気持ちを考えてると、書きながら泣いちゃったりして。ホント千紗ちゃんっていいコだわーーっ!

 さてさて、またまたお言葉いただきました!『はじめまして。「あたしの・・・」の始めの頃から日参してます。』って、きゃーっ☆
 日参?日参ですか? うわーありがとうございますっ! はじめまして、にゃおです☆にゃおの作品に共感していただけてとっても嬉しいですvv
 ええと、『夢で逢えたら』はですねえ、当初はあの「彼」は夢魔って設定だったのですよ。そんで、とある人物に乗り移ってる、とか。そういうファンタジーな感じで。機会があったら他の作品にこのアイデア生かせればいいなーって思うのですが、でも今バラしちゃったし、ダメかな…?(^□^;)
 あと、「あたしの彼は2」はですね、現在頑張ってます☆
 でもでも、最初に「こんな感じのおはなしで…」って考えてたあらすじからドンドン離れて行くのですよっ。千紗ちゃんもユーキさんもにゃおが考えてたことと違うことを勝手にしちゃうのですよっ。にゃおはどうしたらーーっ!ってドキドキですけど、でも考えたら当たり前なのですよね。千紗ちゃんとユーキさんはにゃおと育ち方も考え方も違うのですから、にゃおの思うように動いてくれるわけがないのですよね。もう、にゃおは二人の行動を黙って書くしかないのです、というカンジです。
 二人ともホントに生きてるみたい(笑)

 あとあと、ええと、『ラブコスメのグロス』は、すっごくいいですよー。にゃおは強力にオススメしちゃってます(^^)
 にゃおはヌレヌレ・スウィートキッスしか持ってないので(次に買うときに三本セットもお願いするつもりですけどねv)それしかわからないのですけれど、ええと、ふわーって甘い紅茶のにおいがするんですよ。自分でもいいにおいだなーって思うのですけれど、ダーリンがすごくよくわかるんですって。塗ってるときと塗ってないときでキスの回数が全然違うんですよね。ホントに不思議ですv
 でも一万円までは500円の送料がかかっちゃうのがねー、ちょっとねー、って。気楽に気になった一個だけを買うってわけにはいかないのですよねえ。
 まあ、届いた箱の丁寧な包装や手間なんかを見ると、送料も仕方ないかな、普通にお買い物に行っても交通費ってかかるわけだし、ともおもうのですけれど。
 でもやっぱりちょっと考えるトコロです。


 そしていつも「よかったよ♪」を押してくださる方、FC2ランキングに投票してくださるかた、本当にありがとうございますっv とっても嬉しいです! 頑張って更新しようって気になります♪
 また気が向いたらぽちっと押してやってくださいませvv にゃおは頑張りますよっ
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あたしの彼はご主人さま(2) -16
2006年02月26日 (日)
 ふうっと大きく息を吐いて、あたしは壁の丸い時計を見上げた。
 いつだってあたしのほうが遅く着くから、というか、あたしが遅れたってわけじゃなくって、いや、そういうことも結構あったかな。でもそのことで何か言われたことなんか一回もなくって、だからなんにも思わなかったけど。あたし、今までずっと待たせてたんだなあ。悪いことしてたんだなあ。そんなことを考えながら、砂糖の入れすぎで甘ったるくて、しかもぬるくなったカフェラテにちょっとだけ口をつける。
 天井近くのスピーカから、重なるハーモニーが特徴的な男性二人ユニットの優しい歌声が、控えめな音量で流れていた。高校を舞台にした、あたしたちとあまり変わらない年頃の男女が主人公のドラマ。その一番盛り上がるシーンで流される、とてもストレートな恋の言葉の歌。見るともなく何度か見て、聴くともなく聴いて、なんとなく覚えている。

 何度抱きしめても何度キスしても、それでも不安になる。
 本当にきみに伝わってるだろうか。
 こんなに愛してると、ちゃんと伝わっているだろうか。

「あたしが悪いんじゃないもん」
 あたしを騙したユーキさんが、婚約者がいることをあたしに黙ってたユーキさんが悪いんだ。大っ嫌い。顔も見たくない。
「婚約者だって。バッカみたい。いつの時代よ」
 ――心からそう思えたら、どんなに楽だろう。


  -つづく-
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あたしの彼はご主人さま(2) -17
2006年02月27日 (月)
 視界が滲んで揺れたと思ったときには、もう遅かった。あっという間に膨らんだ涙が落ちる。スカートのポケットから慌てて出したハンドタオルで目元を拭いて、でも止まらない。
 三日間泣いて涙なんてもう枯れたと思ったのに。そう思ったからやっと会うことにしたのに。会う決心がついたのに。どうしよう、このまま涙が止まらなかったら。彼の前で泣いちゃったら。優しくされたら流されちゃいそう。
 視線を伏せて目を鼻を乱暴にぬぐって、あたしは声を押し殺した。
 泣かない。泣かないでちゃんとお別れして、これで終わりにして。でないと……。
「――千紗ちゃん?」
 後ろから降ってきた声に、心臓が止まりそうになった。反射的に優しい笑顔を思い出して振り返ろうとして、でもあたしは動かなかった。振り向かなかった。
「千紗ちゃん……」
 頭にそっと触れる、大きな手。ゆっくりと髪を撫ぜられる。手を振り払って怒ってもいいのにそうしたほうがいいと思うのに、でも嬉しい。彼があたしにさわってくれるのが嬉しい。
 どうしよう。
 好きなんだ。やっぱりあたし、ユーキさんのこと好きなんだ。
 ユーキさんの誰にも言えないような性癖を知ったときも、あたしは揺らがなかった。そんなこと関係なかった。好きだった。どんなひどいことされてもひどい言葉を投げ付けられても、何をされても平気だった。
 大好きだった。大好き。今も大好き。
 ――だけど。だから。
「千紗ちゃん、話って……」
「ユーキさんなんて、大っ嫌いっ!」


  -つづく-
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「ラブコスメ」で素敵ボディ目指しましょ!
2006年02月27日 (月)
 にゃおも大好きラブコスメティックなんですが、今日ふと見たところなんと「お買い物してくださった方10人目!」でしたっ!
 といってもそのうちの一人はにゃおなのですけどね。でもでもとってもとっても嬉しかったですv どうかどうか、気持ちイイ素敵な時間を過ごしてくださいねv 


 ということで次は「恋ジェル大作戦、新展開!」ですっ。[AD-IMG]プエラリア・ボディメイク・ミストで『脱いでもスゴイ』を目指しましょっ!
 脇や背中のお肉を詰め込んで、よいしょよいしょとガンバってブラをいっぱいにして、鏡を見ながら「やった!あたしも結構イケてるじゃん」って思っちゃう。にゃおも一緒です。確かにかっこいいです。ちょっと胸元の開いたピンクのカットソーとツンとしたバストでエロカワって言われたりして☆きゃーっ♪
 でも、ダーリンに見せる姿はそれだけじゃないんですよね。何もつけてない素肌を見せちゃうわけですよ。ガンバって作ったおっぱいは、ブラを外した(外された?)瞬間に元の位置に戻っちゃってて、横になったら何にもなかったりして、「ああ、やっぱりにゃおって胸がないっ」ってヘコんじゃったりして。
 でもでも、ヘコんでても胸はおっきくならない! ダメで元々、もしかしたら!

 ということで、にゃおは前々からずっと気になってた「プエラリア」に挑戦してみることにしました。
 何かみなさんにご報告できるくらい素敵なことが起こったらいいなあーって思ってますけど、でもこういうのって、すぐすぐに結果が出ることじゃないですしね。気長~にガンバってみます(^^;) にゃおと一緒にチャレンジしてくださるかた大募集v

 大好評でおっきな1リットルサイズも出た、元祖恋ジェル大作戦☆[AD-IMG]プエラリア・ハーバルジェル、さらに濃い恋ジェル[AD-IMG]プエラリア・エクストラ・ハーバルジェル、そして飲むだけカンタン(^^;)[AD-IMG]プエラリア・サプリメント。どれがいいかなあ?
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あたしの彼はご主人さま(2) -18
2006年02月28日 (火)
 嘘ついてたんですよね?
 どうせバレやしないって思って、あたしのこと騙してたんですよね?
 ユーキさんなんか嫌いです。だいっきらい。もう二度とあたしの前に現れないでください! お嬢さまと、どうぞお幸せに!

 一言も弁解せず哀しそうな眼を見せるユーキさんを睨みつけて、一方的にまくし立てて、そしてあたしは乱暴に席を立った。振り返りもせず店を出る。さすがのユーキさんも、あたしを引き止めることはしなかった。
 呆れてるのかもしれない。嫌いになったのかもしれない。
 でも別に、あたしはそれでもいい。
 外はいつのまにか雨が降っていた。鞄には折り畳み傘が入っていたけど、でも鞄を開けて傘を出してそれを開いて、って考えただけで面倒で、だからあたしは濡れて歩いた。
 前髪から落ちたしずくが額から頬を伝って流れて行く。頬に張り付いた髪の毛が顔を隠してくれてるし、涙と雨が混じってるし、周りの人に泣いてるのがわからないといいな。でも濡れて歩いてる女子高生ってそれだけでも変かも。でも変なコに近づいてくるような人もいないだろうし、別にいいや。
 雨が靴や服の隙間から染みてくるけど、濡れた肌に風が当たってちょっと寒いけど、でも平気。ユーキさんに比べたら、まだまだ平気。あたし頑張れる。地面が妙にふわふわしてて変な感じだけど、でもこんなくらいなんでもないよね。
 あたし、元気だもん。


  -つづく-
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