2ntブログ
R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
スポンサーサイト
--年--月--日 (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
お言葉いただきましたっ☆
2007年08月24日 (金)
おはようございます、にゃおです☆
前に言っていた「ラブリュイールクールの使用感想の小説」を今日更新してみました。
小説にしてみると思ったより長くなったので三回分にわけました。ということで、今日から日曜にかけて三日連続更新します。これは確実にお約束します。
別に使用レポートくらいで焦らしてるわけじゃないんですけど、ええとにゃおにもイロイロと事情がありまして…ええと、その、「この指を」を更新しようと思ったのですが、思ったとおりに進まなくて…
だって、亮治さんってすっごいえっちぃんだもん!(T∇T)
ともあれ、楽しんでくださると、嬉しいですっ☆

さてさて、またまたお言葉いただきましたーっ!ホントにありがとうございます!にゃお頑張っちゃいますよっ!(≧∇≦)/☆
>え~み~るさんへ
> 特に『この指を~…』を一番楽しみにしてます☆ 二作同時連載の時はいつも『この指を~…』がちょっと停滞してたりして寂しくなるくらいです(>_<)
はじめましてです☆おことばありがとうございます!
「この指を―」の大ファン宣言ありがとうございます!「この指を」は官能小説っぽくてあんまり人気がないだろうなって思っていたので、とってもとってーーっも!嬉しいですっ☆
そしてごめんなさいっ! 確かに、前の「ライクネスラブ」のときも、そして今の「マスカレイド」も「この指を―」より更新頻度高いですよね、ごめんなさい(;-;)
決して手を抜いているわけじゃないのですが、ええと、確かにちょっと…
はい、大反省っ!これから頑張りますのでどうぞお見捨てなきよう、よろしくお願いします!

>佐上先生の素敵な”悪さ”、対する芝口さんの健気さにすっかりハマってしまいました!
きゃーありがとうございます!
佐上先生には大人の男性のちょっとクールなカッコよさとずるさを、春奈ちゃん(にゃおは実はこう呼んでいるのです☆)には恋する乙女の弱さみたいなものを出したいなあって思っているので、そう言っていただけるととても嬉しいです。
経験とか歳の差とか立場の違いとか、いろんな面でどう頑張ってもかなわない春奈ちゃんなので、どんどんひどい目に遭っちゃってるのですが、みなさんに同感して共感していただけて、その上でえっちに楽しんでいただけたらなあって思っています♪

本当に、いつも「よかったよ♪」やお言葉、コメントなどありがとうございます!とっても嬉しいです!
よし、がんばるぞって思うので、また気が向いたときにでもぽちっと押してやってくださいな☆
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ラブリュイール・クール -2
2007年08月25日 (土)
「これだけじゃ物足りない? じゃあ、ナカにも塗ってあげるね」
「え、あっ……やぁん!」
 すでに充分すぎるほど潤っていたそこに、たっぷりのジェルを乗せた彼の指が入り込む。じゅぷっと卑猥な水音が鳴ったのが、わたしの耳にも聞こえた。
「おー、ぐちょぐちょ。やわらけー」
 普段はあまり使わないような言葉でわたしを評してから、奥にまで侵入した彼の指がもぞもぞと動き始めた。まんべんなく全体に塗ろうとしているのか、ゆっくりと奥から入り口付近までを何度も出入りする。ラブリュイール・クールが塗られたとおぼしき箇所から、熱く冷たく疼くような快感が湧きあがってくる。けれど、さっきまで愛撫を受けていたクリトリスも貪欲に刺激を求め続けていた。
「どうしたの、香奈。腰が動いてるよ」
 理性を蝕むほどの強烈な本能の欲求に耐え切れず、わたしは自分でも気付かないうちに身体をくねらせていた。咥え込んだ指を締め付けるように左右に腰を揺らしながら、シーツからお尻を浮かせて、彼の手のひらにクリトリスを擦りつける。それでも得られる快感はほんのわずかで、燃え上がった身体を鎮める足しにもならない。
「いやらしいね、香奈」
 熱い吐息と一緒に吐きかけられた言葉に泣きそうだった。わたしをこんなにしといて、嘲笑うなんて。辱めるなんて。
「龍ちゃん、ひどい……」
 普段の優しい彼ならば、ここで絶対に謝ってくれる。そんなつもりはなかったのだと、ごめんねと、そして『香奈、大好きだよ』と抱きしめてくれる。
 けれど。
「もっといやらしくしてあげるよ」
 くくっと低く笑うと、彼はくるりと体勢を入れ替え、わたしの脚の方へ顔を向けた。ふとももの辺りをざらりと大きな手がなでて、そして。
「きゃあっ! あっあっ、あああ……っ!」
 前触れなく二本に増えた指がナカを掻き回し、熱い舌がクリトリスを舐めた。
「あっ、はっ、はっ、あ……、あああっ!」
 焦らされていた身体はひとたまりもなかった。臨界点を一気に振り切ったあまりにも強い快感に、わたしはなすすべもなく全身を波打たせた。
「やっ、あ……い、イくっ!」
 呆気ないほど簡単に絶頂に昇りつめても、彼の手も舌も止まらない。Gスポットを押し上げ早いリズムで突く。唇に包まれたクリトリスに軽く舌が叩きつけられる。
「ああっ、イく! イくよぅっ、またイっちゃうよぅっ!」
 壊れたようにあふれ出る淫らな粘液を潤滑油に、激しい彼の攻めが続く。

 -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ラブリュイール・クール -3
2007年08月26日 (日)
「あ、も、も……あんっ!」
 連続する快感に恐怖したのか、ガクガクと震える身体が勝手に逃げようとしたけれど、腰骨の辺りを大きな手のひらに押さえつけられていて、逃げるに逃げられない。
「はっ、も、ゆるし……あっ、イくっ! イくイくイくっ! ん……ぐぅ」
 あまりの快感に叫び続けるわたしの声を封じるように、硬く隆起した彼のものが口の中に押し込まれた。そのままのどの奥まで突き込まれる。わたしのナカにいるときのように彼の腰が激しく動いた。吐き気を催すほどの息苦しさに涙が出そうだけれど、それをはるかにしのぐ快感に全身は震えていた。
「ん、んんっ……ぐ、う……っ!」
 下半身に与えられる極上の快感と口内を犯される苦痛が、交互に脳を浸蝕する。自分がどんな姿をしているのかとか、それを彼が見てどう思うかとか、普段気にしていることがどうでもいいと思えてくる。
 気持ちいい。狂うくらいに気持ちいい。狂っちゃいそう。
 だったら、もう、いっそ。
「ん、んんんっ! んっ! ふ、んんーーっ!」
 彼のものを口に含んだまま、わたしは思いっきり背をそらし全身を震わせて絶叫した。

 そのあと、彼に命令されるまま騎乗位で腰を振ったり、自分で脚を開いて『挿れてください』とお願いさせられたり、バックで攻められながらローターをクリトリスに当てられてイったりと、普段よりもたくさんのことをした。
 激しすぎるセックスがいつ終わったのか、いつ眠ったのか、あまり覚えていない。


 翌朝、『昨日の香奈はすごかったよ。またアレ、使おうな』と意味深に笑うスーツ姿の彼を見送ってからお風呂へ入った。ざっとシャワーで流して、丁寧に泡立てたソープで全身を洗う。腰に残った重い感覚に、思わず昨晩の曖昧な記憶を辿った。
 全部は覚えてないけど、でも……すごかったぁ。
 内心で小さく呟きながら泡パックをしようと手を伸ばすと、昨日さんざん彼に弄ばれたそこはまだ熱く潤んでいた。そっと辿ると、ぬるりと内側からこぼれてくる。ヒクヒクしてるのがわかる。欲しがっていることも、当然わかる。
 多分、昨日いっぱい塗られたラブリュイールの効き目がまだ残っているんだ。だって、わたしそこまでえっちじゃないもん。
 そう思いながらも、シャンプーと一緒にプラスティックのかごに入っていたグランドロップに手が伸びて……。

 ――ここから先は、乙女の秘密。


 -おわり-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「ラブリュイール・クール」終わりました☆
2007年08月26日 (日)
おはようございます、にゃおです☆

にゃおとダーリンの経験を、お付き合い始めて一年と少しの香奈ちゃんと龍一さんのカップルに再現?してもらいました。にゃおにとっても初めての試み『ラブコスメ体験を小説に』だったのですが、いかがだったでしょう。楽しんでいただけましたでしょうか?
一応「LoveLoveTime」ってカテゴリを新しく作ったので、また機会があれば他のものを使った経験とかも書ければなあって思います☆

感じかたは人それぞれなので参考になるかどうかはわからないのですけれど、これを機会に、恥ずかしいから…って思ってためらっていた人がもう一歩踏み出すきっかけになればって、にゃおは思っています。
素敵なセックスは女性の心と身体を輝かせるって言いますしね。女の子に生まれたからにはきれいになりたいですよねv
誰かと比べる規格品みたいなきれいじゃなくて、自分の中の最上級を目指したいな☆やっぱり「あたし的パーフェクト!」ですよねっ
これからも女磨きつづけましょっ!

使用アイテム
●いつもの部屋をえっちな雰囲気に[AD-IMG]ムーディーアロマライト
●ラブグッズ専用保存ケース[AD-IMG]プレミアムラブボックス
●痺れるような清涼感で激しく乱れて[AD-IMG]ラブリュイール・クール
●あそこの色とにおいのケアに[AD-IMG]ジャムウ・ハーバルソープ
●そっと押し当てて気持ちいいっ![AD-IMG]リトルピンク
●お風呂でのコミュニケーションにも☆[AD-IMG]グランドロップ

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
お言葉頂きました☆
2007年08月28日 (火)
おはようございます、にゃおです☆
土日は実はダーリンと一緒にお出かけしていて、更新はブログの自動更新に任せていたのですね。なのでいただいたお言葉へのお返事が遅くなってしまいました。ごめんなさい。
そして、帰ってからもイロイロと忙しくて、ええとその……
ごめんなさいっ!「この指を―」を書く余裕がありませんでした!
ということで、更新しないよりも順番変更のほうがまだましじゃないかなあ、と、今日はとりあえず、ストックのある「マスカレイド」を更新することにしました。
ごめんなさい、本当に今ちょっと忙しいのです。忙しいってのを言い訳にしたくはないのですが。本当にごめんなさい。
30日は空いているので、ゆっくり書く時間があればいいな、って思っています。

ということで、お言葉頂きましたー。
>近頃はマスカレードも楽しみに拝見しています。 現実にこんな先生が居たら逮捕ものだけど(笑)
きゃー、いつもイロイロとお気遣いくださってありがとうございます!
お名前は、出しちゃっていいのかな、だめなのかな。わからないのでとりあえず伏せておきますね。*a*aさんv(伏せてる…かな?)
マスカレイド楽しんでいただけてるみたいで、嬉しいです。確かに、こんなことしちゃう先生いたら大問題ですよね!犯罪ですっ!(^^;)
でもやっぱり、そうかな、背徳感かな。佐上先生もそれがいいって雰囲気出してるっぽいですが、確かにしちゃいけないことのほうが惹かれますもんねー

そして、「この指を―」への応援のお言葉もありがとうございます!
頑張っているのですが、なかなか…にゃおの能力的に難しいみたいで苦労しています(^^;)いや、でもがんばります!
あと、サイトの改変のこととかは確かにすごーく落ち込んで、一瞬だけどもうやめちゃおっかな、っておもったこともあるんですけど、今はもう落ち着いてます。わからないことで悩むより、できることやろうかなって。有料サーバへの移転も考えたんですけど、今のところはそこまで動く余裕がないので、とりあえずは現状維持かなー。
これからも温かい目で見守ってやってくださいな☆

>「この指」のがんばり宣言うれしいです~~~。
あ、よっぱらいさんだーっ!って失礼ですね、ごめんなさい(>_<)
ええと、頑張る宣言を撤回するつもりは毛頭ないのですが、ええとその、事情がありまして。今日はごめんなさい、ゆるしてやってくださいっ!

>マスカレイド楽しみです! 更新毎日楽しみに見てます!
ありがとうございますーっ! 毎日だなんて照れますけど、にゃおなりに頑張りますので、どうぞよろしくお願いしますv

いつも本当にありがとうございます!
なかなかうまく進められないにゃおですが、これからも頑張りますので、また気が向いたときにでも応援代わりにぽちりと「よかったよ♪」でも押してやってくださいな☆
ということで「マスカレイド」です。調教っぽくなってきてますが…楽しんでやってくださいませ♪
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
マスカレイド-12
2007年08月28日 (火)
 先生はそんなあたしの様子を観察するようにじっと見て、それからゆっくり頷いた。
「わかればよろしい」
 言いながら、ようやく先生は手を放してくれた。指先で押さえつけられていた乳首がみるみる赤く腫れ上がっていく。
「覚えておくように。素直が一番だよ」
 そう言うと、先生はふいと顔を寄せてきた。
 先生はもう怒ってない。キスしてくれる。そう思うと嬉しくてそのまま目を閉じた。
 でも、先生の唇が触れたのは目元だった。まぶたの上下をなぞるように、すうっと唇が当たる。まつげごと含むように涙をちゅっと強く吸い上げる。先生の熱い舌の感触にものすごくドキドキする。
「芝口は化粧してないからキスしやすくていいな」
「え……、だって……」
 あたしがお化粧をしていないのは、朝寝坊のくせが治らなくてそんな時間がないのと、子どもの頃から汗っかきで、ファンデーションを塗ってもすぐにドロドロになっちゃうからで、どちらかというと褒められることでもないんだけど。それでも何回か努力したことはあったけど、でも今っぽいエロカッコいいメイクは、たぬきに似ていると言われるあたしには全然似合わなかった。
 もっとおとなっぽい顔に産まれたかったな。そしたらきっと、流行りの巻き髪も似合ったのに。そう思うと哀しい。
 けれど先生は、真面目な顔のままあたしの言葉に頷いた。
「おまえたちは肌がきれいなんだから、化粧なんてする必要はないだろう?」
 言いながら先生は顔を伏せるようにしてあたしの胸に頬を寄せた。じんじんと痛みを訴える乳首に舌を伸ばして、ちろちろと下から舐め上げる。
「あっ? あ、や……あっ」
 さっきまで苦痛を受けていたそこは、驚くほど敏感になっていた。
 ざらりと舐められるだけで全身が震える。先生がちゅっと吸い付くように口に含んで、突付くように舌でこねられると、耐え切れない声が出てしまう。歯を当てて軽く噛まれるとひくんと震える。優しく舌先を擦り付けるように舐められて――。
「んっ、ん、ん……あ、はっ」
 あたし、どうしよう。こんな、こんなの……。
「どうした、芝口。いやらしい声出して」
 あたしの胸と先生の舌が細く伸びる唾液で繋がっていた。赤くぷくりと腫れた乳首周辺がぬらぬらと光ってるのが見える。目をそらしたくなるほどいやらしい光景に、逆にまばたきもできない。
「そんな声を出すほど気持ちいいか?」

 -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
マスカレイド-13
2007年08月30日 (木)
「や、せんせ……」
 ホントのえっちはまだ未経験だけど、どんなことをするのかくらい知ってるし、友だちから借りた本を見ながらその真似みたいにひとりえっちをしたこともある。だからあそこが気持ちいいのはわかっていたけど、でもあたしは胸は全然感じなくて、だからどこがいいんだろうって思っていた。
 指先で軽くひねられると、背筋に電流が走る。優しく舐められると胸全体が張り詰めてくる。今まで知らなかった甘い感覚に意識が蕩けていく。自分でさわるのと人にさわられるのとでこんなに違うなんて、知らなかった。
「さっきも言っただろう? 気持ちいいなら、素直にそう言う」
「はい。気持ちいい……です」
 こんなことをしているのに、授業中みたいな口調で先生があたしをじっと見上げてくる。はぁはぁと口で息をしながら頷くと先生はくすりと笑った。
「素直になったな。いいコだ、芝口」
 嬉しそうにそう言ってくれるのを見ると、あたしも嬉しくなる。
「いいコにはご褒美をあげないとな」
 優しく細まった先生の目が近付いてくる。軽く重ねられた唇の隙間から舌がぬるりと入り込んでくる。くちゅくちゅと、奇妙なくらい生々しい音を立てて先生の舌があたしの口の中を這い回った。
「ん、んん……っ」
 後ろ手に縛られたままの初めての深いキスにうめくあたしを押さえつけて、先生はさらに覆い被さってきた。キスを続けたままの先生の手がスカートの上からあたしの脚を撫でた。そのままひざの辺りからゆっくりスカートの中に滑り込んで、そろそろと上がってくる。いったん一番上まで行ってショーツ全体をなでてから、ひざまで戻って、そしてまたふとももまで上がっていく。ショーツの上からスリスリと優しく撫でられてビクンと震えてしまう。
「ここも気持ちいいか?」
 素直に言えば先生が喜んでくれる。褒めてくれる。もしかしたら、もっとご褒美をくれるかも……。
「はい。気持ちいいです」
 先生の手がさわった場所が熱くなる。指先で辿られるたび、びりびりと身体の奥が痺れてくるのがわかる。もっともっと。早く、もっと。そう言っているのがわかる。
「そうか。もっと気持ちよくしてやるからな」
 まるであたしの心の声が聞こえたように頷くと、先生は肩越しに背後を振り返った。
「武志、用意は?」
「今できた」
 藤元先生の声がぶっきらぼうに返ってきた。

 -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
この指を伸ばす先-68
2007年08月31日 (金)
 なんか、カチャって言った……?
 遠く響くドアの開く音を認識しながらも、理香は理性に絡みつく睡魔の触手を振り払うことができずにいた。後ろ手に拘束されたスーツ姿のまま、眼を閉じカウチソファに全身を預けてすーすーと寝息を立て続ける。ややうつ伏せ気味にくたりと横たわる身体を仰向けに転がしても、口の中で小さくうーと唸っただけでそれ以上の反応のない姿は、熟睡しているとしか見えない。
「呆れたヤツだな」
 唇の端をゆがめながら、亮治は細い身体をまたぐようにカウチソファに片足を上げた。タイトスカートの奥へと手を差し込み、薄いストッキング越しにふとももを撫で上げ、ひざの裏をくすぐる。
「ん、んん……」
 夢の中に漂いながらもこそばゆいのか、理香がふくらはぎを擦り合わせ肩を揺らせて身をよじる。悪戯から逃げようとする理香に亮治は低く笑った。
「ここまで寝こけろとは言ってないぞ」
 呟くように言いながら、亮治は頼りなく脱力した腰に腕を廻して抱き上げた。タイトスカートのすそから忍び込ませた右手でウェスト周りのなぞり、器用にパンストを引き剥がす。
「やぁ、んー……」
 艶を含んだ甘い声にやっと目覚めたのかと亮治は顔を上げたが、理香のまぶたは閉じたままだった。
「おまえは……無防備にも程があるぞ」
 男の前でこのような姿を晒すのはさすがに問題があると、亮治は顔をしかめた。
 下唇を突き出した理香の寝顔は、拗ねる子どものようにも快感に熱い息を吐いているようにも見える、奇妙な色気を振りまいていた。腕を縛られスカートをめくり上げられた姿と相まって、その表情はひどく悩ましい。これでは男に襲われても仕方がないと、亮治は自分のしたことを棚に上げ、勝手な理論で眉をひそめた。
 昨日、一年前から誰とも寝ていないと理香は言っていたが、亮治と別れたのは五年前なのだから、四年間は他の男との付き合いもあっただろう。それなりの年齢の男女が好き合えば抱き合うのは自明の理だ。けれど、理香が他の男に抱かれていたと考えると、どんなことをしたのかどんなことをされたのかと、どす黒い感情が亮治の中にこみ上げてくる。歪んだ情欲が内側から突き上げる。留学先での自分の過去から視線をそらし、亮治は内心で暗く笑った。首を巡らせるように周囲をぐるりと眺め、執務机の横に立てかけられていた細い棒に目を留めた。

 -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++