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2006年03月16日 (木)
「やだやだやめてっ! えっち、変態、ゴーカン魔っ!!」
「うわ、すごい言われよう」
この状況をどう考えているのか、彼はあははと明るく笑った。笑いながら手にもったピンクのそれをショーツの上からあそこに押し付ける。
「う、くっ」
強く深い振動があたしを揺らす。ひくひくしてしまう。
「ほら、気持ちいいだろ?」
「ちがうっ! 気持ちよくなんかっ!」
「そう? でも気持ちよさそうな顔してるよ」
前にユーキさんに塗られたことのある、トロトロの熱を持ったクリームをたっぷりと塗った上からローターを当てられて、あたしは必死で声を噛み殺した。
手首を後ろ手に、両足はひざを曲げた状態でテープで固定されて広げさせられて、あたしはイモムシのように身悶えするしかなかった。どんなに感じないように努力しても身体が震える。頭では忘れかけてた強い振動に全身が反応する。
この人はユーキさんじゃないのに!
「やめてっ! お願い、もうやめてください!!」
「うん、だいぶん濡れてきた。透けて見えてきてるよ。これ、好きなんだ?」
「ひうっ! ああ、ああっ!!」
あたしの頼みなんか全く耳に入ってない様子のいやらしい声と同時に、強く押し当てられた。唸るような低い音を伴った強い振動に身体の芯が甘く痺れてくる。荒くなった息に声が混じってしまう。
「ああ、やめてっ! いやあっ!」
ビクンと身体が跳ねる。ダメだってわかってるのにどんどん溢れてくる。どうしよう、なんかホントに、もうダメになりそうっ!
ユーキさんとお別れしてから誰ともしてないから、だから本当はすごく欲求不満で。ひとりえっちはしてたけど、でもそれだけだと満たされきれない部分があって。ダメだと思えば思うほど感じてしまって、もう、腰が勝手に動いちゃいそう。もっとしてって言っちゃいそう、ホントにイっちゃいそうっ。
こんな人に、こんな人に好き勝手されちゃうなんてっ!
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
「うわ、すごい言われよう」
この状況をどう考えているのか、彼はあははと明るく笑った。笑いながら手にもったピンクのそれをショーツの上からあそこに押し付ける。
「う、くっ」
強く深い振動があたしを揺らす。ひくひくしてしまう。
「ほら、気持ちいいだろ?」
「ちがうっ! 気持ちよくなんかっ!」
「そう? でも気持ちよさそうな顔してるよ」
前にユーキさんに塗られたことのある、トロトロの熱を持ったクリームをたっぷりと塗った上からローターを当てられて、あたしは必死で声を噛み殺した。
手首を後ろ手に、両足はひざを曲げた状態でテープで固定されて広げさせられて、あたしはイモムシのように身悶えするしかなかった。どんなに感じないように努力しても身体が震える。頭では忘れかけてた強い振動に全身が反応する。
この人はユーキさんじゃないのに!
「やめてっ! お願い、もうやめてください!!」
「うん、だいぶん濡れてきた。透けて見えてきてるよ。これ、好きなんだ?」
「ひうっ! ああ、ああっ!!」
あたしの頼みなんか全く耳に入ってない様子のいやらしい声と同時に、強く押し当てられた。唸るような低い音を伴った強い振動に身体の芯が甘く痺れてくる。荒くなった息に声が混じってしまう。
「ああ、やめてっ! いやあっ!」
ビクンと身体が跳ねる。ダメだってわかってるのにどんどん溢れてくる。どうしよう、なんかホントに、もうダメになりそうっ!
ユーキさんとお別れしてから誰ともしてないから、だから本当はすごく欲求不満で。ひとりえっちはしてたけど、でもそれだけだと満たされきれない部分があって。ダメだと思えば思うほど感じてしまって、もう、腰が勝手に動いちゃいそう。もっとしてって言っちゃいそう、ホントにイっちゃいそうっ。
こんな人に、こんな人に好き勝手されちゃうなんてっ!
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
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2006年03月17日 (金)
諦めかけた瞬間に振動が離れた。途端に全身の力が抜ける。
荒い息を吐きながら目を上げて唇を噛んで思いっきり睨みつけたけど、そこにあったのは優しいユーキさんそっくりの顔で。罪悪感のかけらもない明るい笑顔で。さっきメガネを外してから余計にユーキさんに似ちゃってて、もうユーキさん本人に見えちゃうくらいで。
――もう、もうイヤっ!! 誰か助けてっ!!
「さてと、じゃあそろそろ見せてもらおうかな。千紗ちゃんのはどんなのかな?」
「やだっ! 絶対イヤっ!!」
どんなに身をよじってもショーツにかかった手は離れてはくれないけど、でもさすがにあたしが腰を浮かせて協力しないと脱がせ難いみたいで、数秒てこずって彼はちっと小さく舌打ちをした。眉をひそめて軽くあたしを睨みつけて、顔を上げる。
「おい、斎藤」
「はい、若」
打てば響くといった調子で返事が返ってくる。まさかと身体を固くしたとき、一瞬想像した最悪の状況とはちょっと違う、でも全然嬉しくない言葉が聞こえた。
「そこらからハサミ持って来い」
思いっきり自分の耳を疑った。
ハサミ? ハサミって……まさかっ!!
「はい、どうぞ。若」
目の前で手渡される、銀色に冷たく光るハサミ。手に持つところがピースマークのようなにぱっと笑った顔になっていて、ユーキさんが使ってたら吹き出しちゃいそうな可愛いデザインだけど、でも今はそういう場合じゃない。
「さあてと。パンツ切っちゃおうかなー」
楽しそうな笑顔に血の気が引く。
「やだやだ、やめて、お願いっ」
「だーめ。さっき俺に逆らったからね。罰だよ」
あたしに見せつけるように目の前でハサミをジャキジャキと動かしながら、彼はあくまで明るく言った。
「両端切って脱がしちゃうのと、真ん中切ってぱっくりご開帳と、どっちが好き?」
「どっちもイヤっ!」
「よしよし。じゃあ、俺の好きなほうにしよう」
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
荒い息を吐きながら目を上げて唇を噛んで思いっきり睨みつけたけど、そこにあったのは優しいユーキさんそっくりの顔で。罪悪感のかけらもない明るい笑顔で。さっきメガネを外してから余計にユーキさんに似ちゃってて、もうユーキさん本人に見えちゃうくらいで。
――もう、もうイヤっ!! 誰か助けてっ!!
「さてと、じゃあそろそろ見せてもらおうかな。千紗ちゃんのはどんなのかな?」
「やだっ! 絶対イヤっ!!」
どんなに身をよじってもショーツにかかった手は離れてはくれないけど、でもさすがにあたしが腰を浮かせて協力しないと脱がせ難いみたいで、数秒てこずって彼はちっと小さく舌打ちをした。眉をひそめて軽くあたしを睨みつけて、顔を上げる。
「おい、斎藤」
「はい、若」
打てば響くといった調子で返事が返ってくる。まさかと身体を固くしたとき、一瞬想像した最悪の状況とはちょっと違う、でも全然嬉しくない言葉が聞こえた。
「そこらからハサミ持って来い」
思いっきり自分の耳を疑った。
ハサミ? ハサミって……まさかっ!!
「はい、どうぞ。若」
目の前で手渡される、銀色に冷たく光るハサミ。手に持つところがピースマークのようなにぱっと笑った顔になっていて、ユーキさんが使ってたら吹き出しちゃいそうな可愛いデザインだけど、でも今はそういう場合じゃない。
「さあてと。パンツ切っちゃおうかなー」
楽しそうな笑顔に血の気が引く。
「やだやだ、やめて、お願いっ」
「だーめ。さっき俺に逆らったからね。罰だよ」
あたしに見せつけるように目の前でハサミをジャキジャキと動かしながら、彼はあくまで明るく言った。
「両端切って脱がしちゃうのと、真ん中切ってぱっくりご開帳と、どっちが好き?」
「どっちもイヤっ!」
「よしよし。じゃあ、俺の好きなほうにしよう」
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
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2006年03月17日 (金)
おはようございます、にゃおです☆
花粉症がちょっとひどくなってきちゃいました。鼻の周りが赤くてカサカサです。お化粧しても鼻かむと取れちゃうし、なんか間抜けです。うむー。
と、お言葉いただきました、ありがとうございますっ♪
『これからも楽しみにしています!』
きゃーありがとうございますっ!!
でも今の状況は、みなさんにも不評だし、にゃおもかいててあーんまり楽しくなかったのですよねー。早くきてよ、ユーキさんっ!って気分です。
やっぱりエッチには愛がないとね、って思うのです。にゃおの好みなのですけれどね。
ラストまでもうちょっと! にゃおも頑張ります!!
花粉症がちょっとひどくなってきちゃいました。鼻の周りが赤くてカサカサです。お化粧しても鼻かむと取れちゃうし、なんか間抜けです。うむー。
と、お言葉いただきました、ありがとうございますっ♪
『これからも楽しみにしています!』
きゃーありがとうございますっ!!
でも今の状況は、みなさんにも不評だし、にゃおもかいててあーんまり楽しくなかったのですよねー。早くきてよ、ユーキさんっ!って気分です。
やっぱりエッチには愛がないとね、って思うのです。にゃおの好みなのですけれどね。
ラストまでもうちょっと! にゃおも頑張ります!!
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2006年03月17日 (金)
あのですねー。実はですねー。
買っちゃったんです、ラブコスメティックさんで。[AD-IMG]プチドロップ を!!
これは防水ローターの中で一番ちっちゃいやつなんですけど。
えっと前に[AD-IMG]ローター の一番安いピンクローター(280円)を冗談半分で買ったんですけど、それが結構楽しかったので、ダーリンが(力説)お風呂でもつかえるの欲しいなーって言い出して、それで買ったんですけど。
こないだえっちしたときに……使われちゃいまして。
ローターで首すじ、背中からおっぱいにつんつんされて、そのままお腹まで下がって太ももに、それからまた上に上がってきて、おっぱいイジメられながら背中舐められて(にゃおは背中が感じるのですv)でも肝心のあそこにはしてくれなくて、焦らされて大変でしたっ! 恥ずかしいから自分から触ってって言えないし、待ってるあいだにもうトロトロになっちゃうし!ダーリンに「こんなに濡れてるよ」とか言われて、もうにゃお顔真っ赤ですよっ! 今度これ入れてみようかとか言われて! もうホントにッ!!
中がビリビリ痺れちゃうような感じで、そのまま一回イかされちゃって。
にゃおは今まで中はあんまり感じなかったんですけど、なんかカイハツされちゃったみたいです。すごくわかるようになっちゃいました(^∇^;)そのあとダーリンのでされちゃったらもう大変でしたっ!
中はイマイチ感じない…って思ってらっしゃる方には結構オススメかもしれません、[AD-IMG]防水ローター って。バイブほどあからさまじゃないってのも手を出しやすいかなーって。いざとなったら「マッサージ用だよっ」って言えますしね(^ο^;)
防水ローターだと、ローション使ってても気にしなくていいし勿論お風呂でも使えるし、とっても便利です。でも初心者サンはピンクローターのほうがいいかなあー。安いし強弱のスイッチついてるし、それに視覚的に結構やらしいので刺激的(笑)
そして、にゃおイチオシ!の、キス専用グロス[AD-IMG]フレッシュキッス を買いました。フレッシュキッスはオレンジとかレモンとか、そういう柑橘系の香りがするので「おお、ユーキさんっぽいっ」ってにゃお一人で笑ってました。でもダーリンはどうやら[AD-IMG]スウィートキッス のほうがお好みみたいです。ちょっと残念。
あとはサイドバーに置いている[AD-IMG]プエラリア・サプリ&ジェル+ジャムウソープセット も買っちゃいました。[AD-IMG]ラブコスメ体験談 を徹底的に読み込んでから。誰にでも効くものじゃないしー体質とかあるしーと思ってるんですけどね。
とりあえず、毎日[AD-IMG]プエラリア・ハーバルジェル でマッサージしてるんですけど、ちょっとおっぱい大きくなった、かも? でも残念ながら、ダーリンにはまだわからないくらいの変化です(笑)。
[AD-IMG]新商品 と[AD-IMG]お買い得セット も要チェック☆
買っちゃったんです、ラブコスメティックさんで。[AD-IMG]
これは防水ローターの中で一番ちっちゃいやつなんですけど。
えっと前に[AD-IMG]
こないだえっちしたときに……使われちゃいまして。
ローターで首すじ、背中からおっぱいにつんつんされて、そのままお腹まで下がって太ももに、それからまた上に上がってきて、おっぱいイジメられながら背中舐められて(にゃおは背中が感じるのですv)でも肝心のあそこにはしてくれなくて、焦らされて大変でしたっ! 恥ずかしいから自分から触ってって言えないし、待ってるあいだにもうトロトロになっちゃうし!ダーリンに「こんなに濡れてるよ」とか言われて、もうにゃお顔真っ赤ですよっ! 今度これ入れてみようかとか言われて! もうホントにッ!!
中がビリビリ痺れちゃうような感じで、そのまま一回イかされちゃって。
にゃおは今まで中はあんまり感じなかったんですけど、なんかカイハツされちゃったみたいです。すごくわかるようになっちゃいました(^∇^;)そのあとダーリンのでされちゃったらもう大変でしたっ!
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防水ローターだと、ローション使ってても気にしなくていいし勿論お風呂でも使えるし、とっても便利です。でも初心者サンはピンクローターのほうがいいかなあー。安いし強弱のスイッチついてるし、それに視覚的に結構やらしいので刺激的(笑)
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とりあえず、毎日[AD-IMG]
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2006年03月18日 (土)
おはようございます、にゃおです☆
こないだからケータイアクセスさまのご意見とか聞いてイロイロとイジってたんですけど、結局どう見えてるのかわからなくてなんか落ち着きません(^^;)にゃおのケータイだと結局頑張ってもムダだったんですけど、それって古いからなのかなあ、それとも頑張ってもダメなものはダメなのかなあ……。ブログってそのへんどうなんだろう……。
お言葉いただきましたっ♪
『更新もはやいし楽しいです^^頑張ってくださいな♪』
ありがとうございますうーっ!
でも更新は、正直いつ停まるかわからないのですよ☆ いつというか、えーと第二部が終わったら、そのあとどうしましょ、って感じです。全然考えてないのです(^^;)
生活のこともあるし、もっとバイト入れないとなーってちょっと思ってて。でもそうなると小説書く時間がなくなっちゃうし……でもダーリンにお小遣いもらってる場合じゃないし……。
生々しいからやめます。夢も希望もありゃしないっ!
でもでも、アフィリエイト広告貼らせて貰っているラブコスメティックさんの売上げがあって、とっても嬉しいですv
そうですよね、おんなのこだってえっちなことに興味ありますよね。そんなの当たり前っ☆我慢することなんてないの!オトコを誘惑するために頑張ってなにが悪いのよっ!
そんな感じで、どっちかというとみなさんに知っていただけたことが嬉しいなーっていつも思います♪ にゃおはラブコスメのことを知ってから、とっても気持ちいい時間過ごしてますv どうぞみなさんも、素敵な時間すごしてくださいねvv
そしていつも「よかったよ♪」やFC2ブログランキングにぽちりとありがとうございますっ☆
にゃお頑張りますねっ!
こないだからケータイアクセスさまのご意見とか聞いてイロイロとイジってたんですけど、結局どう見えてるのかわからなくてなんか落ち着きません(^^;)にゃおのケータイだと結局頑張ってもムダだったんですけど、それって古いからなのかなあ、それとも頑張ってもダメなものはダメなのかなあ……。ブログってそのへんどうなんだろう……。
お言葉いただきましたっ♪
『更新もはやいし楽しいです^^頑張ってくださいな♪』
ありがとうございますうーっ!
でも更新は、正直いつ停まるかわからないのですよ☆ いつというか、えーと第二部が終わったら、そのあとどうしましょ、って感じです。全然考えてないのです(^^;)
生活のこともあるし、もっとバイト入れないとなーってちょっと思ってて。でもそうなると小説書く時間がなくなっちゃうし……でもダーリンにお小遣いもらってる場合じゃないし……。
生々しいからやめます。夢も希望もありゃしないっ!
でもでも、アフィリエイト広告貼らせて貰っているラブコスメティックさんの売上げがあって、とっても嬉しいですv
そうですよね、おんなのこだってえっちなことに興味ありますよね。そんなの当たり前っ☆我慢することなんてないの!オトコを誘惑するために頑張ってなにが悪いのよっ!
そんな感じで、どっちかというとみなさんに知っていただけたことが嬉しいなーっていつも思います♪ にゃおはラブコスメのことを知ってから、とっても気持ちいい時間過ごしてますv どうぞみなさんも、素敵な時間すごしてくださいねvv
そしていつも「よかったよ♪」やFC2ブログランキングにぽちりとありがとうございますっ☆
にゃお頑張りますねっ!
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2006年03月18日 (土)
冷たい金属がショーツの下に差し込まれた感触に恐怖が走った。
ジャリジャリと小さな音が肌を伝って直接響いてくる。中央から、少しずつ真下に切られて行くのがわかる。レースのゴムが弾けて、あそこに冷たく当たって、そのままお尻のほうまで進んで行く。
「やめて、お願い。本当にもう許してっ!」
情けなくも泣き声になってしまう。どうしていいのかわからなくて、震えてしまう。でもヘンなトコを切られたりしたらと思うと、身体を動かすのも怖くて、ただあたしは必死で訴えるしかなかった。
「じゃあ、切るのはここまでにしてあげよう」
お尻の半ばまでで彼は顔を上げてあたしを見た。にっこり笑いながら指先を伸ばしてきて、目元を拭いた。それで自分が泣いていたことに気付く。
「怖いことしてごめんね。でも、千紗ちゃんが俺に逆らうからいけないんだよ。こんなに濡らして気持ちいいくせに、ちゃんと気持ちいいって言わないから」
言いながら指があそこに触った。ぬちゅっといやらしい音を立てながら軽くかき回して、その指をあたしの目の前に持ってくる。
「ほらね、いっぱい濡れてるでしょ」
その笑顔が怖くて、あたしは反射的に頷いた。あたしのそんな様子に、彼は満足そうに嬉しそうに笑った。
ホントにサディストだ、この人。笑いながら楽しみながら、相手が泣くまで徹底的にいじめるタイプなんだ。相手が嫌がれば嫌がるほど嬉しいんだ。多分、逆らっちゃいけないんだ。
でも、このままだとあたし、どうなっちゃうの? なにされるの? 何もわからなくて怖い。本当に怖いよ、誰か助けて。お願い、誰か。誰でもいいから、助けて。誰かこの人をとめて。
彼の手から、あたしのとローションが混じった液体がとろっと糸を引いて落ちてくる。顔をそむけようとした瞬間にその手であごを抑えつけられてキスを奪われた。舌を絡ませながら、ぬるぬるとあごから首へとその液体を塗りつけてくる。恐怖で動けなくて、だからタバコの苦い味にももう抵抗できない。されるがままに流し込まれたのを飲み下す。
「じゃあ、千紗ちゃんの可愛いここを楽しませてもらおうかな」
ユーキさんと同じ顔で、彼はにっこり笑った。
やっぱり、そうか。なんとなくそんな気はしてたけど、この人にされちゃうんだ、あたし。
いやだなあ。ユーキさんとおんなじ顔でも、この人はいやだなあ……。
眼を閉じると、涙がすうっと流れた。
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
ジャリジャリと小さな音が肌を伝って直接響いてくる。中央から、少しずつ真下に切られて行くのがわかる。レースのゴムが弾けて、あそこに冷たく当たって、そのままお尻のほうまで進んで行く。
「やめて、お願い。本当にもう許してっ!」
情けなくも泣き声になってしまう。どうしていいのかわからなくて、震えてしまう。でもヘンなトコを切られたりしたらと思うと、身体を動かすのも怖くて、ただあたしは必死で訴えるしかなかった。
「じゃあ、切るのはここまでにしてあげよう」
お尻の半ばまでで彼は顔を上げてあたしを見た。にっこり笑いながら指先を伸ばしてきて、目元を拭いた。それで自分が泣いていたことに気付く。
「怖いことしてごめんね。でも、千紗ちゃんが俺に逆らうからいけないんだよ。こんなに濡らして気持ちいいくせに、ちゃんと気持ちいいって言わないから」
言いながら指があそこに触った。ぬちゅっといやらしい音を立てながら軽くかき回して、その指をあたしの目の前に持ってくる。
「ほらね、いっぱい濡れてるでしょ」
その笑顔が怖くて、あたしは反射的に頷いた。あたしのそんな様子に、彼は満足そうに嬉しそうに笑った。
ホントにサディストだ、この人。笑いながら楽しみながら、相手が泣くまで徹底的にいじめるタイプなんだ。相手が嫌がれば嫌がるほど嬉しいんだ。多分、逆らっちゃいけないんだ。
でも、このままだとあたし、どうなっちゃうの? なにされるの? 何もわからなくて怖い。本当に怖いよ、誰か助けて。お願い、誰か。誰でもいいから、助けて。誰かこの人をとめて。
彼の手から、あたしのとローションが混じった液体がとろっと糸を引いて落ちてくる。顔をそむけようとした瞬間にその手であごを抑えつけられてキスを奪われた。舌を絡ませながら、ぬるぬるとあごから首へとその液体を塗りつけてくる。恐怖で動けなくて、だからタバコの苦い味にももう抵抗できない。されるがままに流し込まれたのを飲み下す。
「じゃあ、千紗ちゃんの可愛いここを楽しませてもらおうかな」
ユーキさんと同じ顔で、彼はにっこり笑った。
やっぱり、そうか。なんとなくそんな気はしてたけど、この人にされちゃうんだ、あたし。
いやだなあ。ユーキさんとおんなじ顔でも、この人はいやだなあ……。
眼を閉じると、涙がすうっと流れた。
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
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2006年03月19日 (日)
ベルトを外すカチャカチャって金属音を聞きながら、あたしはもう身動きすらできなかった。
このままされちゃうのかな。もし中に出されちゃったらどうしよう。あたし、今ちょっと危ない時期なんだけど。もしできちゃったりしたらママになんて説明しよう。そう言えば、なんでこんなことになっちゃったんだっけ? ああ、そうか。ママの言うこと聞かなかったからだったっけ。勝手に押しかけてきてそれでこんなことになっちゃうなんて、あたしってホントにバカみたい。
ゴメンね、ママ。ゴメンね、ユーキさん。
「若。残念ですが――」
「もうそんな時間か。遊びすぎたな」
遠くでそんな会話をしてるのをぼんやり聞きながら、あたしは眠るようにゆっくりと意識を失った。
「千紗っ!」
誰かの叫ぶような声が聞こえた。
あたしのことを『千紗』って呼ぶ人は、今まであんまりいなかった。近所の友だちもママもパパも『ちーちゃん』っていうのが一番多くて、それ以外の、例えばクラスのコとかは苗字で呼び合ってたから。
『へえ、千紗ちゃんっていうんだ』
初対面のとき、ユーキさんはそう言いながらあたしを見た。穏やかな優しい笑みに惹かれたのは、もしかしたらあたしのほうが先だったのかもしれない。ユーキさんがしつこいくらいに何度も言い寄ってきてくれて、ヘンだなあって、なんでだろうなあって思ってたけど、でも。
「千紗っ!!」
バリバリとひざに巻きつけられていたテープが剥がされた。強い痛みに悲鳴を上げる。逃げようとしたけど、関節は完全に固まってしまったようで、全然動かない。それでもあたしが痛がっていることなんかまったく気にしてないように、乱暴にテープが引っ張られた。まず左、そして右の拘束が解かれて両足が自由になる。でも脚は全然動かなくて、だから全身を投げ出すように寝転んだまま、あたしはじっとしていた。
「千紗……っ」
ぐいと乱暴に抱き上げられて、頬に固い髪の毛が押し当てられる。くぐもった低いうめき声が聞こえる。痛いくらい苦しいくらいにきつく抱きしめられて、あたしはゆっくりと目を開けた。記憶にあるよりも短い髪がすぐそばにあった。
首の後ろの、髪の生え際のあたりにある、ちょっと大き目のほくろ。懐かしいオレンジと汗の匂い。
「あー。本物のユーキさんだー」
間抜けな口調であたしはそう言った、と思う。
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
このままされちゃうのかな。もし中に出されちゃったらどうしよう。あたし、今ちょっと危ない時期なんだけど。もしできちゃったりしたらママになんて説明しよう。そう言えば、なんでこんなことになっちゃったんだっけ? ああ、そうか。ママの言うこと聞かなかったからだったっけ。勝手に押しかけてきてそれでこんなことになっちゃうなんて、あたしってホントにバカみたい。
ゴメンね、ママ。ゴメンね、ユーキさん。
「若。残念ですが――」
「もうそんな時間か。遊びすぎたな」
遠くでそんな会話をしてるのをぼんやり聞きながら、あたしは眠るようにゆっくりと意識を失った。
「千紗っ!」
誰かの叫ぶような声が聞こえた。
あたしのことを『千紗』って呼ぶ人は、今まであんまりいなかった。近所の友だちもママもパパも『ちーちゃん』っていうのが一番多くて、それ以外の、例えばクラスのコとかは苗字で呼び合ってたから。
『へえ、千紗ちゃんっていうんだ』
初対面のとき、ユーキさんはそう言いながらあたしを見た。穏やかな優しい笑みに惹かれたのは、もしかしたらあたしのほうが先だったのかもしれない。ユーキさんがしつこいくらいに何度も言い寄ってきてくれて、ヘンだなあって、なんでだろうなあって思ってたけど、でも。
「千紗っ!!」
バリバリとひざに巻きつけられていたテープが剥がされた。強い痛みに悲鳴を上げる。逃げようとしたけど、関節は完全に固まってしまったようで、全然動かない。それでもあたしが痛がっていることなんかまったく気にしてないように、乱暴にテープが引っ張られた。まず左、そして右の拘束が解かれて両足が自由になる。でも脚は全然動かなくて、だから全身を投げ出すように寝転んだまま、あたしはじっとしていた。
「千紗……っ」
ぐいと乱暴に抱き上げられて、頬に固い髪の毛が押し当てられる。くぐもった低いうめき声が聞こえる。痛いくらい苦しいくらいにきつく抱きしめられて、あたしはゆっくりと目を開けた。記憶にあるよりも短い髪がすぐそばにあった。
首の後ろの、髪の生え際のあたりにある、ちょっと大き目のほくろ。懐かしいオレンジと汗の匂い。
「あー。本物のユーキさんだー」
間抜けな口調であたしはそう言った、と思う。
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
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2006年03月20日 (月)
「千紗ちゃん。からだ、きれいにしようね」
痩せてあごのラインが変わっちゃってるユーキさんはそれだけを言うと、声を詰まらせるように黙り込んだ。
手首のテープを剥がして、ブラウスのボタンを一つずつ外して服を脱がせてくれた。破れたショーツを見て眉をひそめて唇を噛んで、それからゆっくりとそれを下ろした。ひざまずくように靴下を抜き取ってから一瞬だけあたしを見上げてすぐに俯いて、軽々と抱き上げてくれた。お風呂場に入ってバスマットの上にあたしを下ろすと、肩のあたりからシャワーのお湯をかけてくれた。あたしを壊れ物のように、丁寧に丁寧に扱ってくれた。
ユーキさんのシャツにシャワーの飛沫が小さな丸い跡をつける。その数はどんどん増えて、見る見るうちにシャツは透けて行った。あたしはそれを子どものように指さした。
「ねぇ、濡れちゃってるよ」
「いいんだ」
ユーキさんは俯いたまま短くそう応えると、洗面器に少しだけお湯を溜めてスポンジを浸して、かんきつ類の匂いのするボディソープを泡立てるように溶かした。
服を着たまま、片ひざを立てて床に座ったユーキさんの靴下をスラックスを、お湯が容赦なく浸蝕して行くのをあたしはぼんやりと眺めた。スーツってあんまり濡れないほうがいいんじゃないのかなあとか、ユーキさんが着てるものならすごく高いだろうなあとか、やっぱりどっかの外国製のブランドものなのかなあとか、そんなどうでもいいようなことを考えた。
「千紗ちゃん。首洗うから、ちょっとあご上げて」
言われるままに、あたしは上を向くようにしてあごを上げた。よく泡立てたスポンジでやわらかくこすられる。首から耳の後ろへ首すじへ、そして胸からお腹に下がって、あの辺りは特に丁寧に指を入れるように掻き出すようにして洗われた。
中からどろって出てきたのがわかってそれはちょっと恥ずかしかったけど、でもやわらかいスポンジとオレンジの匂いと触れるユーキさんの指が気持ちよくて、あたしは目をつぶった。途切れ途切れに鼻を啜るような音が聞こえて、ああ、もしかしてユーキさん泣いてるのかなあって思ったけど、でも思っただけだった。それ以上は気にならなかった。
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
痩せてあごのラインが変わっちゃってるユーキさんはそれだけを言うと、声を詰まらせるように黙り込んだ。
手首のテープを剥がして、ブラウスのボタンを一つずつ外して服を脱がせてくれた。破れたショーツを見て眉をひそめて唇を噛んで、それからゆっくりとそれを下ろした。ひざまずくように靴下を抜き取ってから一瞬だけあたしを見上げてすぐに俯いて、軽々と抱き上げてくれた。お風呂場に入ってバスマットの上にあたしを下ろすと、肩のあたりからシャワーのお湯をかけてくれた。あたしを壊れ物のように、丁寧に丁寧に扱ってくれた。
ユーキさんのシャツにシャワーの飛沫が小さな丸い跡をつける。その数はどんどん増えて、見る見るうちにシャツは透けて行った。あたしはそれを子どものように指さした。
「ねぇ、濡れちゃってるよ」
「いいんだ」
ユーキさんは俯いたまま短くそう応えると、洗面器に少しだけお湯を溜めてスポンジを浸して、かんきつ類の匂いのするボディソープを泡立てるように溶かした。
服を着たまま、片ひざを立てて床に座ったユーキさんの靴下をスラックスを、お湯が容赦なく浸蝕して行くのをあたしはぼんやりと眺めた。スーツってあんまり濡れないほうがいいんじゃないのかなあとか、ユーキさんが着てるものならすごく高いだろうなあとか、やっぱりどっかの外国製のブランドものなのかなあとか、そんなどうでもいいようなことを考えた。
「千紗ちゃん。首洗うから、ちょっとあご上げて」
言われるままに、あたしは上を向くようにしてあごを上げた。よく泡立てたスポンジでやわらかくこすられる。首から耳の後ろへ首すじへ、そして胸からお腹に下がって、あの辺りは特に丁寧に指を入れるように掻き出すようにして洗われた。
中からどろって出てきたのがわかってそれはちょっと恥ずかしかったけど、でもやわらかいスポンジとオレンジの匂いと触れるユーキさんの指が気持ちよくて、あたしは目をつぶった。途切れ途切れに鼻を啜るような音が聞こえて、ああ、もしかしてユーキさん泣いてるのかなあって思ったけど、でも思っただけだった。それ以上は気にならなかった。
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
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2006年03月20日 (月)
おはようございます、にゃおです☆
あったかくなったとちょっと安心してたら昨日みぞれ混じりの雨が降りましたよっ。びっくりしましたー。そっか、梅が咲いたからって春の気分だったけど、違ったんだなあってしみじみ。冬はキライじゃないので嬉しいですけど、今年は寒くなるのが早かったような気がするので、ちょっと寒いのに飽きちゃったかなーってカンジです。
早く春になるといいなっ♪
と一言いただきました。ありがとうございますっ☆
『よかったです』
ありがとうございますー! その一言がとっても嬉しいですvv
『やっとユーキさん登場ですかっ!二人をまたくっつけてあげて下さいね~!』
はい、ありがとうございますー! ユーキさんも千紗ちゃんも結構しぶといと言うか打たれ強いので、安心してくださっても大丈夫かなって思います☆
第二部ももうちょっとですけど、にゃおも頑張りますので応援はとってもうれしいです。頑張りますっ!
そして「よかったよ♪」のぽちりとFC2ブログランキングに一票ありがとうございますv 嬉しいですvまた気が向いたらよろしくお願いしますねvv
あったかくなったとちょっと安心してたら昨日みぞれ混じりの雨が降りましたよっ。びっくりしましたー。そっか、梅が咲いたからって春の気分だったけど、違ったんだなあってしみじみ。冬はキライじゃないので嬉しいですけど、今年は寒くなるのが早かったような気がするので、ちょっと寒いのに飽きちゃったかなーってカンジです。
早く春になるといいなっ♪
と一言いただきました。ありがとうございますっ☆
『よかったです』
ありがとうございますー! その一言がとっても嬉しいですvv
『やっとユーキさん登場ですかっ!二人をまたくっつけてあげて下さいね~!』
はい、ありがとうございますー! ユーキさんも千紗ちゃんも結構しぶといと言うか打たれ強いので、安心してくださっても大丈夫かなって思います☆
第二部ももうちょっとですけど、にゃおも頑張りますので応援はとってもうれしいです。頑張りますっ!
そして「よかったよ♪」のぽちりとFC2ブログランキングに一票ありがとうございますv 嬉しいですvまた気が向いたらよろしくお願いしますねvv
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2006年03月21日 (火)
あたし、どうしたんだろう?
なんか、いろんなことが起こりすぎたみたいで、びっくりしすぎちゃったみたいで、心が反応しない。ユーキさんに会えたのに嬉しいってよりも、ええと、なんだろ。この気持ちはなんなんだろ?
「あたまも洗おうか?」
「うん」
目をつぶったままこっくりと頷くと、頭からシャワーがかけられた。
もっとガシガシしちゃっても大丈夫なのにって思うくらいに、そっとそおっと髪にシャンプーがつけられて手のひらで撫でるように泡が伸ばされる。
ユーキさんとお別れしてから一度ばっさり切ったから、今は肩よりちょっと長いくらい。洗うのも普段の手入れもラクでいいんだけど、でも男の人はどっちかと言うと長いほうが好きみたい。でもそう言えばユーキさんも短くなってるから、お揃いだなって思った。意味は全然ないけど、でもなんかちょっと嬉しい。
そんなことを考えながら何も言わず動きもしないままぼーっとしてると、シャワーで全身を流されて、それで全部が終わったみたいだった。水音が止んで、大き目のタオルでターバンのように頭全体をくるまれる。
ゆっくり目を開けると、湯気でけむった視界にユーキさんの顔が見えた。そこにユーキさんがいるという事実が嬉しくて、あたしはちょっとだけ笑った。でもユーキさんは口元を引き締めるようにしてあたしを見ていた。笑い返してくれなかった。
「中入ってちょっとあったまる? お湯溜めようか?」
「ううん、別にいい」
ユーキさんの身体にシャツが張り付いて、胸の厚さとか腕の形とかが全部わかる。多分、全身びしょ濡れなんだと思う。頬の下の辺りに、あたしを洗っている最中に跳んだ泡がちょっと残ってて、それがなんか可愛い。
「ユーキさん、べちゃべちゃになっちゃったね」
手を伸ばして指先で頬の泡を拭うようにこすると、ユーキさんは俯いた。大きな背中を丸めて震えていた。
「ねぇ、着替えたほうがいいよ」
そう言いながらあたしは彼の頭を撫でた。
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
なんか、いろんなことが起こりすぎたみたいで、びっくりしすぎちゃったみたいで、心が反応しない。ユーキさんに会えたのに嬉しいってよりも、ええと、なんだろ。この気持ちはなんなんだろ?
「あたまも洗おうか?」
「うん」
目をつぶったままこっくりと頷くと、頭からシャワーがかけられた。
もっとガシガシしちゃっても大丈夫なのにって思うくらいに、そっとそおっと髪にシャンプーがつけられて手のひらで撫でるように泡が伸ばされる。
ユーキさんとお別れしてから一度ばっさり切ったから、今は肩よりちょっと長いくらい。洗うのも普段の手入れもラクでいいんだけど、でも男の人はどっちかと言うと長いほうが好きみたい。でもそう言えばユーキさんも短くなってるから、お揃いだなって思った。意味は全然ないけど、でもなんかちょっと嬉しい。
そんなことを考えながら何も言わず動きもしないままぼーっとしてると、シャワーで全身を流されて、それで全部が終わったみたいだった。水音が止んで、大き目のタオルでターバンのように頭全体をくるまれる。
ゆっくり目を開けると、湯気でけむった視界にユーキさんの顔が見えた。そこにユーキさんがいるという事実が嬉しくて、あたしはちょっとだけ笑った。でもユーキさんは口元を引き締めるようにしてあたしを見ていた。笑い返してくれなかった。
「中入ってちょっとあったまる? お湯溜めようか?」
「ううん、別にいい」
ユーキさんの身体にシャツが張り付いて、胸の厚さとか腕の形とかが全部わかる。多分、全身びしょ濡れなんだと思う。頬の下の辺りに、あたしを洗っている最中に跳んだ泡がちょっと残ってて、それがなんか可愛い。
「ユーキさん、べちゃべちゃになっちゃったね」
手を伸ばして指先で頬の泡を拭うようにこすると、ユーキさんは俯いた。大きな背中を丸めて震えていた。
「ねぇ、着替えたほうがいいよ」
そう言いながらあたしは彼の頭を撫でた。
-つづく-
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2006年03月21日 (火)
おはようございます、にゃおです☆
おやすみだしーってダラダラしてたら朝起きたら昼でした! 12時回ってるの見てびっくり☆ でもまあそういう日もいいかーって、ちょっとだけぼんやりしてから眉描いてグロス替わりに[AD-IMG]ヌレヌレ・スウィートキッス 塗って、ダーリンとランチしてきましたvといってもマクドナルドなんですけどね(^^;)
好きな人と一緒ならマクドナルドでもほか弁でもいいのです☆なんて安上がりなにゃお~♪
一言いただきましたー。ありがとうございますv
『ユーキさん優しー^^大好き!! 』
ありがとうございますっ♪
やっぱりユーキさんのこう言う深く千紗ちゃんのことを想ってるって仕草は素敵ですよね。みなさんにもそう思っていただけると嬉しいですv
『二人が幸せになれるのを祈ってますから!続き楽しみにしてます!』
はい、ありがとうございますっ☆
互いに相手を思いやりすぎての結果だったのがちょっと哀しいですけど。たまにはエゴイスティックに生きるのも大切だよねーってにゃおは思います。
好きなら好き!それでいいんですよねv
そしていつも「よかったよ♪」やFC2ブログランキングへの一票ありがとうございますv また気が向いたら押してやってくださいな☆ にゃおも頑張りますvv
おやすみだしーってダラダラしてたら朝起きたら昼でした! 12時回ってるの見てびっくり☆ でもまあそういう日もいいかーって、ちょっとだけぼんやりしてから眉描いてグロス替わりに[AD-IMG]
好きな人と一緒ならマクドナルドでもほか弁でもいいのです☆なんて安上がりなにゃお~♪
一言いただきましたー。ありがとうございますv
『ユーキさん優しー^^大好き!! 』
ありがとうございますっ♪
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『二人が幸せになれるのを祈ってますから!続き楽しみにしてます!』
はい、ありがとうございますっ☆
互いに相手を思いやりすぎての結果だったのがちょっと哀しいですけど。たまにはエゴイスティックに生きるのも大切だよねーってにゃおは思います。
好きなら好き!それでいいんですよねv
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2006年03月22日 (水)
おはようございます、にゃおです☆
最近ルナのメロン&マスカットって飲み物が超お気に入りvなのです。乳酸菌入り飲料なのでお腹にも優しいのかな。うん、そういわれると調子いいかもって感じです。
あ、そういえば桜咲き始めたんですって! にゃお、桜大好きですv 早くお花見したいなーvv
お言葉いただきましたっ☆
このところいっぱいいただけて嬉しいですvv
『とっても、ォもろくて、わかりやすいお話でしたよ、小説家とか目指してみればぃぃんじゃナィでしょうか?』
ありがとうございますー。
小説家かあ、でもほら、そんな簡単なものじゃないと思うのですよ。にゃおくらいのものが書ける人ならいっぱいいると思いますし。
うーん、でもそういう機会があったらいいですよねえ。かたちとして残ると記念にもなりますしねv
『ちょい鬼畜彼氏も好物なのですがちゃんと愛があるあたりもかなりツボです。』
きゃーありがとうございますv
大当たりって言っていただけるとすごく嬉しいですv 楽しんでいただけたようで、そういうの素敵だと思います。またよかったらお越しくださいねvv
あとリンクのことですが、うちはサイトもブログも当然リンクフリーです。なのでなーんにも問題はありませんよv リンクは、事後報告でも気が向いたときに教えてくださればいいですよ。そちらのリンクページに加えて頂けるととっても嬉しいです♪
こちらからのリンク……は、まずいのですね。うん、じゃあ我慢します(笑)
そしていつも「よかったよ♪」とFC2ブログランキングへの一票ありがとうございますv
「あたしの彼はご主人さま 第二部」もラストスパート! にゃおもがんばりますよっ☆
最近ルナのメロン&マスカットって飲み物が超お気に入りvなのです。乳酸菌入り飲料なのでお腹にも優しいのかな。うん、そういわれると調子いいかもって感じです。
あ、そういえば桜咲き始めたんですって! にゃお、桜大好きですv 早くお花見したいなーvv
お言葉いただきましたっ☆
このところいっぱいいただけて嬉しいですvv
『とっても、ォもろくて、わかりやすいお話でしたよ、小説家とか目指してみればぃぃんじゃナィでしょうか?』
ありがとうございますー。
小説家かあ、でもほら、そんな簡単なものじゃないと思うのですよ。にゃおくらいのものが書ける人ならいっぱいいると思いますし。
うーん、でもそういう機会があったらいいですよねえ。かたちとして残ると記念にもなりますしねv
『ちょい鬼畜彼氏も好物なのですがちゃんと愛があるあたりもかなりツボです。』
きゃーありがとうございますv
大当たりって言っていただけるとすごく嬉しいですv 楽しんでいただけたようで、そういうの素敵だと思います。またよかったらお越しくださいねvv
あとリンクのことですが、うちはサイトもブログも当然リンクフリーです。なのでなーんにも問題はありませんよv リンクは、事後報告でも気が向いたときに教えてくださればいいですよ。そちらのリンクページに加えて頂けるととっても嬉しいです♪
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2006年03月22日 (水)
子どもの頭をなでるように頭を手のひらで強くこすると、短く逆立った髪から次々と水が弾ける。それがおもしろくて、あたしは何度も髪から水を飛ばした。ユーキさんはあたしが遊んでるってことは全然気付いてないみたいで、立てひざのまま身動きもしない。大きな身体で黙って俯いてるユーキさんは、叱られている子犬みたいだった。
「ね。着替えようよ」
「――いいんだ」
俯いたままユーキさんは呟くように言った。
バスマットの上にぽとりと水が落ちて、ユーキさんは慌てたようにあたしから顔をそむけて、手首の辺りで口を押さえた。くぐもったうめき声と一緒に、濡れたシャツが張り付いた大きな肩が揺れる。
「俺のことなんて、どうでもいいんだよ」
「よくないよー。濡れたままでいると風邪引いちゃうよー」
もしかして、ホントに泣いてるのかな? 男の人でもユーキさんでも、泣いちゃったりするんだなあ。
「ユーキさんは、結城グループを背負って立つ身でしょー。ダメだよ、そんなんじゃ」
あたしのせいで風邪なんか引いちゃったら、どうするのよ。
「結城なんて、どうでもいいっ!」
唐突にユーキさんは顔を上げた。赤く滲んだ目とつりあがった眉があたしを睨みつける。唇の端が細かく震えていた。今まで一度も見たことのない、すごい形相だった。
「あのクソ野郎、殺してやる」
「だめだめ、そんなことしたら絶対にだめっ」
物騒な言葉を吐き捨てて、びしょ濡れのままお風呂場を出ようとするユーキさんの腰にあたしは慌てて抱きついた。
「だめだよ、お兄さんでしょ」
「あんなやつ、兄貴じゃない!」
「お兄さんだよ! 兄弟でそんなの、絶対にだめっ!」
「放せ!」
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
「ね。着替えようよ」
「――いいんだ」
俯いたままユーキさんは呟くように言った。
バスマットの上にぽとりと水が落ちて、ユーキさんは慌てたようにあたしから顔をそむけて、手首の辺りで口を押さえた。くぐもったうめき声と一緒に、濡れたシャツが張り付いた大きな肩が揺れる。
「俺のことなんて、どうでもいいんだよ」
「よくないよー。濡れたままでいると風邪引いちゃうよー」
もしかして、ホントに泣いてるのかな? 男の人でもユーキさんでも、泣いちゃったりするんだなあ。
「ユーキさんは、結城グループを背負って立つ身でしょー。ダメだよ、そんなんじゃ」
あたしのせいで風邪なんか引いちゃったら、どうするのよ。
「結城なんて、どうでもいいっ!」
唐突にユーキさんは顔を上げた。赤く滲んだ目とつりあがった眉があたしを睨みつける。唇の端が細かく震えていた。今まで一度も見たことのない、すごい形相だった。
「あのクソ野郎、殺してやる」
「だめだめ、そんなことしたら絶対にだめっ」
物騒な言葉を吐き捨てて、びしょ濡れのままお風呂場を出ようとするユーキさんの腰にあたしは慌てて抱きついた。
「だめだよ、お兄さんでしょ」
「あんなやつ、兄貴じゃない!」
「お兄さんだよ! 兄弟でそんなの、絶対にだめっ!」
「放せ!」
-つづく-
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2006年03月23日 (木)
あたしの手を解こうとするユーキさんのベルトをつかんで、全体重をかけて引きずり倒すようにむりやり座らせた。逃げないようにベルトはつかんだまま、真正面から向かい合う。
完璧に据わり切ったユーキさんの目があたしを睨みつける。ユーキさんのお兄さんより、今のユーキさんのほうが怖い。怖いけど、でも。
「なんであんなヤツ庇うんだよっ。おまえを犯したやつだぞ、殺してくれって頼むのがスジだろが!」
「む、ムチャクチャ言わないでよっ」
「何が無茶だ、畜生っ。俺の女に手を出すやつは全員ぶっ殺す!」
ユーキさんが怒鳴ってる。
ユーキさんが怒ってる。本気で怒ってる。あたしのことで、あたしのために、ユーキさんが怒ってるなんて……嘘みたい。
俺の女、だって。あたし、今でもユーキさんの彼女なんだ。ユーキさんはそう思ってくれてたんだ。あんなひどい別れ方したあたしを、何ヶ月もずっと思ってくれてたんだ。
なんか、嘘みたい。
視界がぐにゃりと曲がった。
嘘みたいだけど嘘じゃないよね? 本当だよね? 本当に……ユーキさんは……。
ボロボロと、どこかが壊れたみたいに涙が噴き出してくる。両手で顔を覆って、子どもみたいに声を上げてあたしは泣き出してしまった。
「ち、千紗、ちゃん……?」
ユーキさんの慌てた声。戸惑った腕に抱き寄せられる。
「ごめん。ホントにごめん」
大きな胸の中にすっぽりと包まれて、あたしは赤ちゃんコアラみたいにユーキさんに抱きついた。腕をつかんで、わざと爪を立てる。ぎゅうっと力を入れて握りしめる。ちょっとくらいは痛いかもしれないけど、でもユーキさんは文句なんて言わなかった。
「ごめん。千紗ちゃんに怒鳴ってどうすんだよ。違うよ、ごめんね、ホントに」
抱きしめてくれる強い力、大きな手。低くかすれる声が耳元で何度も謝ってくれる。謝って欲しいわけじゃないけど、何度も謝って欲しい。いつまでも声を聞いていたい。
-つづく-
完璧に据わり切ったユーキさんの目があたしを睨みつける。ユーキさんのお兄さんより、今のユーキさんのほうが怖い。怖いけど、でも。
「なんであんなヤツ庇うんだよっ。おまえを犯したやつだぞ、殺してくれって頼むのがスジだろが!」
「む、ムチャクチャ言わないでよっ」
「何が無茶だ、畜生っ。俺の女に手を出すやつは全員ぶっ殺す!」
ユーキさんが怒鳴ってる。
ユーキさんが怒ってる。本気で怒ってる。あたしのことで、あたしのために、ユーキさんが怒ってるなんて……嘘みたい。
俺の女、だって。あたし、今でもユーキさんの彼女なんだ。ユーキさんはそう思ってくれてたんだ。あんなひどい別れ方したあたしを、何ヶ月もずっと思ってくれてたんだ。
なんか、嘘みたい。
視界がぐにゃりと曲がった。
嘘みたいだけど嘘じゃないよね? 本当だよね? 本当に……ユーキさんは……。
ボロボロと、どこかが壊れたみたいに涙が噴き出してくる。両手で顔を覆って、子どもみたいに声を上げてあたしは泣き出してしまった。
「ち、千紗、ちゃん……?」
ユーキさんの慌てた声。戸惑った腕に抱き寄せられる。
「ごめん。ホントにごめん」
大きな胸の中にすっぽりと包まれて、あたしは赤ちゃんコアラみたいにユーキさんに抱きついた。腕をつかんで、わざと爪を立てる。ぎゅうっと力を入れて握りしめる。ちょっとくらいは痛いかもしれないけど、でもユーキさんは文句なんて言わなかった。
「ごめん。千紗ちゃんに怒鳴ってどうすんだよ。違うよ、ごめんね、ホントに」
抱きしめてくれる強い力、大きな手。低くかすれる声が耳元で何度も謝ってくれる。謝って欲しいわけじゃないけど、何度も謝って欲しい。いつまでも声を聞いていたい。
-つづく-
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2006年03月24日 (金)
「ごめん、ひどい目に遭わせて。本当にごめんね」
オレンジと汗の混じった匂い。ユーキさんの匂い。
「あたし、ユーキさん好き。大好き。大好きだよ」
ぐしゃぐしゃに泣きながら、鼻水をだらだら流しながら、シャツに顔を埋めるみたいにぎゅっと抱きついて、あたしは何回も同じ言葉を繰り返した。それしか言葉を知らないみたいに、何度も何度も。
ユーキさんが好き。大好き。大好き。前から好き。今も好き。これからもずっと、大好き。
「俺も。俺も大好き。愛してる」
あご先にユーキさんの指がかかる。ぐちゃぐちゃの顔を見られるのがイヤで逃げようとしたけど、ユーキさんは許してくれなかった。
「やだー。ぶさいくだもん。鼻垂れてるもん」
しゃくりあげるように泣きながら訴えてもムダだった。むりやり上を向かされて、むりやりキスをされる。
「不細工じゃないよ、可愛いよ」
笑いながら彼は胸ポケットからハンカチを取り出して、あたしに差し出した。べちょべちょに濡れたハンカチをひったくってひざで二歩ほど歩いて逃げて、あたしは思いっきり鼻をかんだ。びーっと、すごい音を立ててデロデロの鼻水をなすりつける。
やっぱりぶさいくなんだ、ユーキさんはそう思ったんだ。ふんだ、別にいいもん。このハンカチもどうせブランド物だろうけど、ドロドロにしてやるっ!
「いや、不細工でもいいんだ。千紗ちゃんだったら、俺はなんだっていいんだ」
ハンカチから目を上げると、ユーキさんはバスマットの上であぐらをかいて座って笑っていた。あたしが一番よく知ってるユーキさんの顔をしていた。
あたしはユーキさんの目が好きだった。穏やかであたたかくてすごく優しくて、多分ユーキさんは嫌がると思うから言わないけど、パパみたいだと思っていた。初めて会った日からずっとそう思っていた。ずっと好きだった。
「千紗ちゃんは可愛いけど、でも俺は、顔が好きなんじゃないんだ。千紗ちゃんが好きなんだ」
「うん、あたしも。あたしも、ユーキさんが好き」
顔を見合わせて笑う。どちらからともなくそっと近づいて、抱きしめあって、キスをした。そのままゆっくりと優しく、あたしはバスマットの上に押し倒された。
-つづく-
オレンジと汗の混じった匂い。ユーキさんの匂い。
「あたし、ユーキさん好き。大好き。大好きだよ」
ぐしゃぐしゃに泣きながら、鼻水をだらだら流しながら、シャツに顔を埋めるみたいにぎゅっと抱きついて、あたしは何回も同じ言葉を繰り返した。それしか言葉を知らないみたいに、何度も何度も。
ユーキさんが好き。大好き。大好き。前から好き。今も好き。これからもずっと、大好き。
「俺も。俺も大好き。愛してる」
あご先にユーキさんの指がかかる。ぐちゃぐちゃの顔を見られるのがイヤで逃げようとしたけど、ユーキさんは許してくれなかった。
「やだー。ぶさいくだもん。鼻垂れてるもん」
しゃくりあげるように泣きながら訴えてもムダだった。むりやり上を向かされて、むりやりキスをされる。
「不細工じゃないよ、可愛いよ」
笑いながら彼は胸ポケットからハンカチを取り出して、あたしに差し出した。べちょべちょに濡れたハンカチをひったくってひざで二歩ほど歩いて逃げて、あたしは思いっきり鼻をかんだ。びーっと、すごい音を立ててデロデロの鼻水をなすりつける。
やっぱりぶさいくなんだ、ユーキさんはそう思ったんだ。ふんだ、別にいいもん。このハンカチもどうせブランド物だろうけど、ドロドロにしてやるっ!
「いや、不細工でもいいんだ。千紗ちゃんだったら、俺はなんだっていいんだ」
ハンカチから目を上げると、ユーキさんはバスマットの上であぐらをかいて座って笑っていた。あたしが一番よく知ってるユーキさんの顔をしていた。
あたしはユーキさんの目が好きだった。穏やかであたたかくてすごく優しくて、多分ユーキさんは嫌がると思うから言わないけど、パパみたいだと思っていた。初めて会った日からずっとそう思っていた。ずっと好きだった。
「千紗ちゃんは可愛いけど、でも俺は、顔が好きなんじゃないんだ。千紗ちゃんが好きなんだ」
「うん、あたしも。あたしも、ユーキさんが好き」
顔を見合わせて笑う。どちらからともなくそっと近づいて、抱きしめあって、キスをした。そのままゆっくりと優しく、あたしはバスマットの上に押し倒された。
-つづく-
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2006年03月24日 (金)
おはようございます、にゃおです☆
あのですねー、聞いて聞いてっ! 嬉しいことがあったのですっ!!
ええと、ちょっと前にラブコスメティックさんでお買い物したんですけど、そのときに「[AD-IMG]プエラリア・サプリ&ジェル+ジャムウソープセット を買ったんですよ。ダメでもともと、でも頑張っちゃおうかなって思って。
それで、[AD-IMG]プエラリア・サプリメント は副作用とかもあったらイヤだなあって思ったので、一日一錠ずつ、[AD-IMG]プエラリア・ハーバルジェル は毎日たっぷりと胸からデコルテ、そしてお尻に塗ってたんです。
にゃおの胸ナシはもう年季入ってるんで、体験談みたいにそんな簡単に効果は出ないだろうなー、まあ一ヶ月くらい気長~に頑張ってみるか、これがなくなるくらいにはちょっとくらい効果あるかも。でも全然ダメでもマッサージって悪いことじゃないし、って最初からちょっぴり諦め入ってたのですけれど!
塗り塗りするようになって五日くらい経ったある日、ダーリンが「ちょっと胸おっきくなったんじゃないの?」って言ってくれて。実は三日目くらいから自分では「胸が張ってきたなー」って思ってたんですけど、見た目からでもわかるんだーって思って嬉しかったですv
でもでもそれ以上にダーリンがすごく喜んでくれて「今のがなくなったら1リットルサイズのを買いなさい」って。今まで「女の価値は胸じゃないから、そんなこと気にしなくていいよ」って言ってたくせに!!(笑)。
そしてダーリン的最終目標は『はさめるようになること!』だそうです。オトコの憧れなんだそうです(笑)。ううーん、まだまだ道のりは長いわ~~。
ちなみにダーリンはダーリンで[AD-IMG]ムクナゼット が気に入ったらしくて今回二度目の購入です。ホントは一日三錠なんですけど、二錠しか飲んでないみたいで、でもぐったり疲れてえっちどころじゃないって感じの日がないんですよ。仕事自体は変わってないらしいんですけど。やっぱり効き目あるのかなーって。
そして今回は[AD-IMG]スーパーエレクションズ も一緒に買ったんですよv いっぱい可愛がってあげるからねって言われて、もうにゃおドキドキです♪ 頑張ってマッサージするぞっ!ってことで今回新しくボディケアとして[AD-IMG]シャイニング・ラブローション と[AD-IMG]プエラリア・ボディメイク・ミスト も導入しました! セットで安くなってたのでつい(^^)
でもうん、なんていうか。
ダーリンが喜んでくれてるのってやっぱり嬉しいなって。自慢できるくらいの彼女になりたいなって。そしてもっと可愛がって欲しいなって(^∇^;)
がんばるぞーっ☆
化粧品みたいなキレイなボトルのラブローション「フルーティズバー・ブリーズ」のサンプル無料プレゼントです。ねっとりえっちなローションで愛を、爽やかなグレープフルーツの香りで素敵ボディを育ててくださいねv(期限は5月31日までです)
あのですねー、聞いて聞いてっ! 嬉しいことがあったのですっ!!
ええと、ちょっと前にラブコスメティックさんでお買い物したんですけど、そのときに「[AD-IMG]
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塗り塗りするようになって五日くらい経ったある日、ダーリンが「ちょっと胸おっきくなったんじゃないの?」って言ってくれて。実は三日目くらいから自分では「胸が張ってきたなー」って思ってたんですけど、見た目からでもわかるんだーって思って嬉しかったですv
でもでもそれ以上にダーリンがすごく喜んでくれて「今のがなくなったら1リットルサイズのを買いなさい」って。今まで「女の価値は胸じゃないから、そんなこと気にしなくていいよ」って言ってたくせに!!(笑)。
そしてダーリン的最終目標は『はさめるようになること!』だそうです。オトコの憧れなんだそうです(笑)。ううーん、まだまだ道のりは長いわ~~。
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2006年03月25日 (土)
「千紗、ちゃん……」
低くかすれるユーキさんの声がゆっくりと降りてくる。濃厚なキスに応えながら、あたしはそっと薄目を開けた。
ユーキさんの肌は荒れてるみたいだった。頬がこけてるのとか唇がカサカサしてるのとか目の下にクマが浮き始めてるとか、ホントに大変だったんだろうなって思う。あたし、ユーキさんの負担になってないかな。大丈夫かな。迷惑かけてないかな。
そう言えば、今日どうしてあのタイミングで帰ってきたんだろう。どうしてお兄さんの仕業だって知ってたんだろう?
でも、あたしにそれ以上考える時間はなくって。
「ユーキさん、あ、んんっ」
親指と人差し指で左の乳首をつままれた。そのまま、やわやわとすり潰すみたいにイジられて、息が荒くなってしまう。べっとりと舌で首から胸元までを舐められて身体が震えた。
「あんっ」
喘いだ瞬間を見計らったようにキスをされた。ぬるぬると入り込んでくるユーキさんの舌に夢中で応える。口を塞がれたまま指先で身体を順に辿られて呼吸ができなくて、気持ちよさと酸素不足で頭がぼーっとしてくる。
「ユーキさん……。ねえ、ユーキさんの……」
びしょ濡れのズボンに手を伸ばす。指先に当たる久し振りのその感触は、少し恥ずかしいような嬉しいような。
「触ってくれる?」
かすれた声に尋ねられてあたしは頷いた。
ベルトに手をかけて外し始めても慣れてないせいか、上手く行かない。ユーキさんが手伝ってくれて、それでようやくジッパーが降りた。黒のボクサーブリーフの中心がぼこりと、男の人のかたちを浮き出させている。見慣れていた筈のそれは、でも思わず息を飲んでしまうくらいに大きかった。
-つづく-
低くかすれるユーキさんの声がゆっくりと降りてくる。濃厚なキスに応えながら、あたしはそっと薄目を開けた。
ユーキさんの肌は荒れてるみたいだった。頬がこけてるのとか唇がカサカサしてるのとか目の下にクマが浮き始めてるとか、ホントに大変だったんだろうなって思う。あたし、ユーキさんの負担になってないかな。大丈夫かな。迷惑かけてないかな。
そう言えば、今日どうしてあのタイミングで帰ってきたんだろう。どうしてお兄さんの仕業だって知ってたんだろう?
でも、あたしにそれ以上考える時間はなくって。
「ユーキさん、あ、んんっ」
親指と人差し指で左の乳首をつままれた。そのまま、やわやわとすり潰すみたいにイジられて、息が荒くなってしまう。べっとりと舌で首から胸元までを舐められて身体が震えた。
「あんっ」
喘いだ瞬間を見計らったようにキスをされた。ぬるぬると入り込んでくるユーキさんの舌に夢中で応える。口を塞がれたまま指先で身体を順に辿られて呼吸ができなくて、気持ちよさと酸素不足で頭がぼーっとしてくる。
「ユーキさん……。ねえ、ユーキさんの……」
びしょ濡れのズボンに手を伸ばす。指先に当たる久し振りのその感触は、少し恥ずかしいような嬉しいような。
「触ってくれる?」
かすれた声に尋ねられてあたしは頷いた。
ベルトに手をかけて外し始めても慣れてないせいか、上手く行かない。ユーキさんが手伝ってくれて、それでようやくジッパーが降りた。黒のボクサーブリーフの中心がぼこりと、男の人のかたちを浮き出させている。見慣れていた筈のそれは、でも思わず息を飲んでしまうくらいに大きかった。
-つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
2006年03月26日 (日)
「触って」
なかなか手を出さないのに痺れを切らしたのか、ユーキさんはあたしの手をつかんでそこに押し当てた。薄い布越しの硬くて熱い感触。軽く握っただけでビクビクと震えるように動く。
「溜まってるから、すぐにイっちゃうかも」
「そうなの?」
「ああ、最近……あんまり、してないから」
そう言いながらユーキさんはあたしの手ごと強く握って、そのまま自分で動いた。珍しく余裕のなさそうな様子がなんだかとても可愛くって、もっと感じて欲しくなる。
「ね、ユーキさん。そこ立って」
壁際を指すとユーキさんはすぐにあたしの意図を理解したみたいだった。黙って起き上がって、壁にもたれるように仁王立ちになる。あたしも起き上がって膝をついて、彼のズボンとパンツを下ろした。出てきたそれは、怖いくらい血管が浮いていてちょっと苦しそうに見えて。
「ユーキさん……」
左手を抱きつくように腰に回して、右手でそれを握った。舌を伸ばして根っこのほうからゆっくりと舐め上げる。くびれの部分を舌先でなぞると、彼が身体を固くしたのがわかった。声を出すのを我慢しているのか、濡れたシャツが張り付いた腹筋がひくひくと動いた。
「気持ちいい……気持ちいいですか?」
ペロペロ舐めながら目だけを上げると、ユーキさんは凄みの混じった視線をあたしに向けていた。見覚えのある『ご主人さま』になりかけてる目にあたしは慌てて言い直す。
「ああ、いいよ。最高。本当にすぐイっちゃいそうだよ」
まだ言葉は普段のままだけど、でもその口元の笑みが薄く歪み始めていた。久し振りだし、何よりあんなことがあったばっかりだからってあたしに遠慮してるんだろうけど。でもそれもユーキさんの一面だから、あたしは納得してるのに。
-つづく-
なかなか手を出さないのに痺れを切らしたのか、ユーキさんはあたしの手をつかんでそこに押し当てた。薄い布越しの硬くて熱い感触。軽く握っただけでビクビクと震えるように動く。
「溜まってるから、すぐにイっちゃうかも」
「そうなの?」
「ああ、最近……あんまり、してないから」
そう言いながらユーキさんはあたしの手ごと強く握って、そのまま自分で動いた。珍しく余裕のなさそうな様子がなんだかとても可愛くって、もっと感じて欲しくなる。
「ね、ユーキさん。そこ立って」
壁際を指すとユーキさんはすぐにあたしの意図を理解したみたいだった。黙って起き上がって、壁にもたれるように仁王立ちになる。あたしも起き上がって膝をついて、彼のズボンとパンツを下ろした。出てきたそれは、怖いくらい血管が浮いていてちょっと苦しそうに見えて。
「ユーキさん……」
左手を抱きつくように腰に回して、右手でそれを握った。舌を伸ばして根っこのほうからゆっくりと舐め上げる。くびれの部分を舌先でなぞると、彼が身体を固くしたのがわかった。声を出すのを我慢しているのか、濡れたシャツが張り付いた腹筋がひくひくと動いた。
「気持ちいい……気持ちいいですか?」
ペロペロ舐めながら目だけを上げると、ユーキさんは凄みの混じった視線をあたしに向けていた。見覚えのある『ご主人さま』になりかけてる目にあたしは慌てて言い直す。
「ああ、いいよ。最高。本当にすぐイっちゃいそうだよ」
まだ言葉は普段のままだけど、でもその口元の笑みが薄く歪み始めていた。久し振りだし、何よりあんなことがあったばっかりだからってあたしに遠慮してるんだろうけど。でもそれもユーキさんの一面だから、あたしは納得してるのに。
-つづく-
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2006年03月26日 (日)
おはようございます、にゃおです☆
昨晩、ラブコスメで注文したのが届きまして。早いー! 注文した翌日だよっ?って思ってたら、どうやらお昼の二時までだったら即日配達になる、そうなのです。といってもカードだからみたいなんですけど。
今回新しく頼んだのは、前にも言ってたように[AD-IMG]シャイニング・ラブローション と[AD-IMG]プエラリア・ボディメイク・ミスト 。あとはダーリン用のサプリメントとリピート品です。一回二回使ったくらいじゃまだわからないので、使用報告はまた改めて☆
とりあえず、ローションはかなりいい感じでした。甘い香りにうっとりvお肌もすべすべv
おことばいただきましたー! ありがとうございますっ☆
『かなりどきどきでした』
ドキドキしてださってありがとうございますv これからもまた気が向いたらぽちりと押してやってくださいな♪
『久しぶりに来たらいっぱい更新されてて嬉しかったです♪ ユーキさん、待ってたよー!!』
よろこんでいただけて嬉しいですっv これから先がちょっと不安ではありますが(書けてないのです。ストックはあと一回分のみ^^;)
待っててくださったなんて、ユーキさんも幸せですね~♪ はい、二人の問答無用のらぶらぶぶりを堪能してやってくださいな☆
そしていつも「よかったよ♪」やFC2ブログランキングへの一票ありがとうございますvまた気が向いたらぽちりとしてやってくださいねv
昨晩、ラブコスメで注文したのが届きまして。早いー! 注文した翌日だよっ?って思ってたら、どうやらお昼の二時までだったら即日配達になる、そうなのです。といってもカードだからみたいなんですけど。
今回新しく頼んだのは、前にも言ってたように[AD-IMG]
とりあえず、ローションはかなりいい感じでした。甘い香りにうっとりvお肌もすべすべv
おことばいただきましたー! ありがとうございますっ☆
『かなりどきどきでした』
ドキドキしてださってありがとうございますv これからもまた気が向いたらぽちりと押してやってくださいな♪
『久しぶりに来たらいっぱい更新されてて嬉しかったです♪ ユーキさん、待ってたよー!!』
よろこんでいただけて嬉しいですっv これから先がちょっと不安ではありますが(書けてないのです。ストックはあと一回分のみ^^;)
待っててくださったなんて、ユーキさんも幸せですね~♪ はい、二人の問答無用のらぶらぶぶりを堪能してやってくださいな☆
そしていつも「よかったよ♪」やFC2ブログランキングへの一票ありがとうございますvまた気が向いたらぽちりとしてやってくださいねv
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2006年03月27日 (月)
「いつでも出してください」
それだけを言って、あたしは滲み出てきたとろりとした液体を先っぽ全体になすりつけるようにしつこく舐めまわした。感じる部分を重点的に攻めながら強めに握って動かしていると、ユーキさんは耐え切れなくなったときのような声を低く漏らした。
「千紗っ!」
あたしの名を呼んで頭をわしづかみにして、そのまま乱暴に突き上げてくる。ぐいぐいと口の中を使われながら、あたしは必死で吸い上げた。
息がちゃんとできなくて苦しいけど、でも彼の震えるような息遣いが、口の中のおっきなそれがいとおしくて。彼が感じてくれてるって考えただけですごく嬉しくて。
「千紗っ。もう、出るっ」
叫ぶように言われて、あたしは呼吸を完全に止めた。壊れた人形のようにグラグラと頭を揺すられながら、口をできるだけすぼめて舌を彼のものに絡み付ける。
今は、息をするのさえ惜しい。もっと彼に感じて欲しい。
「く、うっ、ううっ!」
息を詰めるようなうめき声と一緒に、苦い味が口腔内に広がる。しゃくりあげながら二度三度と叩きつけられる、どろっとした粘液の匂いにむせそうになりながら、あたしは懸命に耐えた。
頂点を迎えた直後の荒い息遣いを聞きながら、唇を滑らせるように浅く咥え直す。一度放ったとは思えない硬度と角度を保った彼のものの表面に舌を絡ませるようにしながら、先っぽを強く吸う。途中に残っていたのがぴっと口の中に飛び込んでくる。それを唾液と混ぜて粘度をゆるめて、そして少しずつ飲み下せばいいってわかってるんだけど、苦手。でも飲み込むのが礼儀だって教えてもらったから。
唇をすぼめたまま、ゆっくりと彼のものから離れる。口の端からちょっとこぼれたけれど、湯気がまだ浴室内に残っているせいか彼からは見えなかったようで、なにも言われなかった。
俯いて口の端を指先で拭きながら飲み込んでいると、不意にひじをつかまれた。そのまま乱暴にぐいと引っ張られる。振り仰ぐとそこにあったのは、ぞくりとくるようなまなざし。
「……立てよ」
低く命じられてあたしは頷いた。
「はい、ご主人さま」
-つづく-
それだけを言って、あたしは滲み出てきたとろりとした液体を先っぽ全体になすりつけるようにしつこく舐めまわした。感じる部分を重点的に攻めながら強めに握って動かしていると、ユーキさんは耐え切れなくなったときのような声を低く漏らした。
「千紗っ!」
あたしの名を呼んで頭をわしづかみにして、そのまま乱暴に突き上げてくる。ぐいぐいと口の中を使われながら、あたしは必死で吸い上げた。
息がちゃんとできなくて苦しいけど、でも彼の震えるような息遣いが、口の中のおっきなそれがいとおしくて。彼が感じてくれてるって考えただけですごく嬉しくて。
「千紗っ。もう、出るっ」
叫ぶように言われて、あたしは呼吸を完全に止めた。壊れた人形のようにグラグラと頭を揺すられながら、口をできるだけすぼめて舌を彼のものに絡み付ける。
今は、息をするのさえ惜しい。もっと彼に感じて欲しい。
「く、うっ、ううっ!」
息を詰めるようなうめき声と一緒に、苦い味が口腔内に広がる。しゃくりあげながら二度三度と叩きつけられる、どろっとした粘液の匂いにむせそうになりながら、あたしは懸命に耐えた。
頂点を迎えた直後の荒い息遣いを聞きながら、唇を滑らせるように浅く咥え直す。一度放ったとは思えない硬度と角度を保った彼のものの表面に舌を絡ませるようにしながら、先っぽを強く吸う。途中に残っていたのがぴっと口の中に飛び込んでくる。それを唾液と混ぜて粘度をゆるめて、そして少しずつ飲み下せばいいってわかってるんだけど、苦手。でも飲み込むのが礼儀だって教えてもらったから。
唇をすぼめたまま、ゆっくりと彼のものから離れる。口の端からちょっとこぼれたけれど、湯気がまだ浴室内に残っているせいか彼からは見えなかったようで、なにも言われなかった。
俯いて口の端を指先で拭きながら飲み込んでいると、不意にひじをつかまれた。そのまま乱暴にぐいと引っ張られる。振り仰ぐとそこにあったのは、ぞくりとくるようなまなざし。
「……立てよ」
低く命じられてあたしは頷いた。
「はい、ご主人さま」
-つづく-
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