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2006年03月17日 (金)
諦めかけた瞬間に振動が離れた。途端に全身の力が抜ける。
荒い息を吐きながら目を上げて唇を噛んで思いっきり睨みつけたけど、そこにあったのは優しいユーキさんそっくりの顔で。罪悪感のかけらもない明るい笑顔で。さっきメガネを外してから余計にユーキさんに似ちゃってて、もうユーキさん本人に見えちゃうくらいで。
――もう、もうイヤっ!! 誰か助けてっ!!
「さてと、じゃあそろそろ見せてもらおうかな。千紗ちゃんのはどんなのかな?」
「やだっ! 絶対イヤっ!!」
どんなに身をよじってもショーツにかかった手は離れてはくれないけど、でもさすがにあたしが腰を浮かせて協力しないと脱がせ難いみたいで、数秒てこずって彼はちっと小さく舌打ちをした。眉をひそめて軽くあたしを睨みつけて、顔を上げる。
「おい、斎藤」
「はい、若」
打てば響くといった調子で返事が返ってくる。まさかと身体を固くしたとき、一瞬想像した最悪の状況とはちょっと違う、でも全然嬉しくない言葉が聞こえた。
「そこらからハサミ持って来い」
思いっきり自分の耳を疑った。
ハサミ? ハサミって……まさかっ!!
「はい、どうぞ。若」
目の前で手渡される、銀色に冷たく光るハサミ。手に持つところがピースマークのようなにぱっと笑った顔になっていて、ユーキさんが使ってたら吹き出しちゃいそうな可愛いデザインだけど、でも今はそういう場合じゃない。
「さあてと。パンツ切っちゃおうかなー」
楽しそうな笑顔に血の気が引く。
「やだやだ、やめて、お願いっ」
「だーめ。さっき俺に逆らったからね。罰だよ」
あたしに見せつけるように目の前でハサミをジャキジャキと動かしながら、彼はあくまで明るく言った。
「両端切って脱がしちゃうのと、真ん中切ってぱっくりご開帳と、どっちが好き?」
「どっちもイヤっ!」
「よしよし。じゃあ、俺の好きなほうにしよう」
-つづく-
サイト版 プッシーキャットテイル
荒い息を吐きながら目を上げて唇を噛んで思いっきり睨みつけたけど、そこにあったのは優しいユーキさんそっくりの顔で。罪悪感のかけらもない明るい笑顔で。さっきメガネを外してから余計にユーキさんに似ちゃってて、もうユーキさん本人に見えちゃうくらいで。
――もう、もうイヤっ!! 誰か助けてっ!!
「さてと、じゃあそろそろ見せてもらおうかな。千紗ちゃんのはどんなのかな?」
「やだっ! 絶対イヤっ!!」
どんなに身をよじってもショーツにかかった手は離れてはくれないけど、でもさすがにあたしが腰を浮かせて協力しないと脱がせ難いみたいで、数秒てこずって彼はちっと小さく舌打ちをした。眉をひそめて軽くあたしを睨みつけて、顔を上げる。
「おい、斎藤」
「はい、若」
打てば響くといった調子で返事が返ってくる。まさかと身体を固くしたとき、一瞬想像した最悪の状況とはちょっと違う、でも全然嬉しくない言葉が聞こえた。
「そこらからハサミ持って来い」
思いっきり自分の耳を疑った。
ハサミ? ハサミって……まさかっ!!
「はい、どうぞ。若」
目の前で手渡される、銀色に冷たく光るハサミ。手に持つところがピースマークのようなにぱっと笑った顔になっていて、ユーキさんが使ってたら吹き出しちゃいそうな可愛いデザインだけど、でも今はそういう場合じゃない。
「さあてと。パンツ切っちゃおうかなー」
楽しそうな笑顔に血の気が引く。
「やだやだ、やめて、お願いっ」
「だーめ。さっき俺に逆らったからね。罰だよ」
あたしに見せつけるように目の前でハサミをジャキジャキと動かしながら、彼はあくまで明るく言った。
「両端切って脱がしちゃうのと、真ん中切ってぱっくりご開帳と、どっちが好き?」
「どっちもイヤっ!」
「よしよし。じゃあ、俺の好きなほうにしよう」
-つづく-
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