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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド2-15
2008年02月06日 (水)
 けど、この場合の責任ってどうなんだろう? できちゃった結婚とかって言葉もあるけど、でもそういうのは佐上先生も藤元先生もすごく気をつけてるからありえないし。えっちしただけでどうのこうのなんて、イマドキじゃないよね。
 やっぱ、あたしが捨てられちゃうってだけかな。バレたらそうやって終わっちゃうのかな。訊きたいけど訊けない。藤元先生にも訊けないんだから、佐上先生に訊くなんてできっこない。
 思わず出た溜息を隠すように俯いて、ブラウスの裾を直す。スカートのホックもきちんと留める。だらしなく横を向いて床に転がっていた上履きのバレエシューズをお行儀悪くつま先で起こして、そのまま引っ掛けた。
「ほれ、リボン。忘れるなよ」
「はーい」
 ぽおんと放射線状の半円を描いて跳んできたリボンを両手で受け取って、衿にぱちりとはめる。
「まあ、この時期は安全なんだけどな」
 短くなったタバコを手の中の携帯灰皿に差し込むと、先生は最後の煙を溜息みたいにふうっと吹き上げた。そのまま蓋をスライドさせてカチンとストッパーを止めて、それを短パンのポケットに入れた。
「こっちで補習はねーからな」
 明るい調子で頷きながら先生は軽く腰を上げた。手を伸ばして長テーブルの上に投げ出されたままだったお箸を取る。
「すっかり冷めちまったなー」
 ブツブツと、それでもあんまり気にしてないみたいな口調で、先生はプラスティック容器に入ったお弁当を引き寄せる。
「そだね」
 ぱくぱくと食べ出した横顔に頷き返しながら、スカートの裾を軽く叩いて立ち上がった。

 -つづく-
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