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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド2-14
2008年02月04日 (月)
「まあどっちにしても、一度そんな噂が廻っちまえば、俺もおまえもガッコには残れないぜ。そこまで面の皮は厚くないだろ」
 そう言いながらも楽しそうな横顔は、そんなこと全然気にしてないとしか見えないんだけど。
「ねぇ、もしも、よ。もしもそんなことになったら、センセはどうするの?」
「んー?」
 おそるおそるのあたしの言葉に先生は気楽な目のまま天井に煙を吹き上げた。
「なっちまったら? そうだな、教師辞めるかな」
「センセ、先生辞めちゃうの?」
「まぁそうなったら、それはそれで……」
 軽い口調で言いながら首を巡らせるようにあたしを見て、でも先生はふいにその動きを止めた。半分開いたままの口から出てくるのは、言葉じゃなくてひとすじの白い煙だけ。何を言うつもりなのかなってじっと見返すと、先生はタバコの灰を落とすふりをして、あたしから視線をそらした。
「だから、だな。そういうことにならないように、みんながそれぞれ気をつけよう、と、今日改めて思ったわけだ」
「ふうーーーん」
 空いた右手で握りこぶしを作って、それを強く振りながらなぜか宣言するような口調で言う先生に、わざとらしくあごを上げて下まつげ越しに白い目を向ける。どこまでふざけててどこまで本気なのかわからない顔の先生に思わず深い溜息が出た。
「まぁ、そういうもんよね、確かに」
 もしかしたらここは怒ってもいいところなのかもしれないけど、でも一対一でお付き合いしてるのならともかく、あたしと藤元先生はそういう関係じゃないから。あたしと佐上先生は、もっとそういう関係じゃないけど。
「いいけどさ、別に」
 責任取って欲しいなんて、考えてないし。

 -つづく-
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