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2007年09月07日 (金)
「ちょ、ちょっとこれ……っ」
驚きの声を上げながらも理香の内心には、『こんなことだろうと思った』との奇妙な諦めに似た醒めた気持ちもあった。昨日からの数々の暴挙を思い出せば、これくらいのことはされる可能性は否定できない。のんきに寝入ってしまった結果だとの指摘も自分の内側から上がってくる。けれど、だからと言ってしていいことではない、と理香は視線の力を強くする。
「先輩。これ、解いてください」
静かな怒りをこめた言葉に、亮治は軽く首をひねった。拘束された理香の姿を頭の先からつま先までゆっくりと眺め、最後に剥き出しになったショーツに目を留めてにっこり笑う。
「よく似合っているぞ、理香」
「嬉しくありません!」
瞳に精一杯の力をこめて理香は不届きな上司を睨みつけた。この状況で平然と笑うその神経がわからない。
付き合っていた頃にもタオルやネクタイで縛られたことはあったが、それは曖昧な合意の上に成り立った拘束だった。眠っているあいだに勝手に服を脱がせて拘束をするなど、自分を慰みものとして見ている証拠だと、理香は唇を噛む。
「そう怖い顔をするな」
気楽に笑うと亮治は理香から視線を外してばさりと上着を脱ぎ、内ポケットから鮮やかなデザインパッケージの袋を小さな取り出した。亮治の手のひらに転がり出た小さなチューブの中身が何かわかっていればもう少しは警戒もできただろうが、残念なことに理香はそれに見覚えだけはなかった。
「な、な……なに、を……」
ゆっくりと近付いてくる亮治から逃れようと無意味に身悶え、無理な体勢を取ったために肩を走った痛みに理香が顔をしかめた瞬間のことだった。細い鉄の棒とネクタイの拘束によって、強制的に大また開きにさせられていた脚の付け根を覆う薄い布切れがひょいとずらされた。あっと思う暇もなく、露出した箇所にチューブの中身が勢いよくぶちまけられる。
「え、や、あぁ……っ!」
昨日ムリヤリされた脱毛のせいで薄くなってしまい、秘所を隠す役目を放棄した翳りから半ば透けて見える肉の花びらに、亮治の指先が乳白色のジェルを塗り始めた。クリトリスから尿道、そして更に奥へと続く入り口へ、指は一見無遠慮に、けれど丹念に優しく塗り込めていく。
「や、やだっ! だめ、だ……あ、んっ」
始めは冷たく感じていたそれが徐々に体温に馴染み、ぬるぬるした感触が次第に熱を帯びてくる。それは理香の肌を焼き、性感神経を浸蝕した。そっと触れるだけでとんでもない快感が背筋に走る。この感覚はもしかしたら知っているかもしれないと、理香は荒い息の隙間で思う。
これはもしかして、井出さんが……。
「や、はっ……ひぃん!」
不意打ちのようにクリトリスをきゅっと押さえられ、理香は耐え切れず声を上げた。
-つづく-
驚きの声を上げながらも理香の内心には、『こんなことだろうと思った』との奇妙な諦めに似た醒めた気持ちもあった。昨日からの数々の暴挙を思い出せば、これくらいのことはされる可能性は否定できない。のんきに寝入ってしまった結果だとの指摘も自分の内側から上がってくる。けれど、だからと言ってしていいことではない、と理香は視線の力を強くする。
「先輩。これ、解いてください」
静かな怒りをこめた言葉に、亮治は軽く首をひねった。拘束された理香の姿を頭の先からつま先までゆっくりと眺め、最後に剥き出しになったショーツに目を留めてにっこり笑う。
「よく似合っているぞ、理香」
「嬉しくありません!」
瞳に精一杯の力をこめて理香は不届きな上司を睨みつけた。この状況で平然と笑うその神経がわからない。
付き合っていた頃にもタオルやネクタイで縛られたことはあったが、それは曖昧な合意の上に成り立った拘束だった。眠っているあいだに勝手に服を脱がせて拘束をするなど、自分を慰みものとして見ている証拠だと、理香は唇を噛む。
「そう怖い顔をするな」
気楽に笑うと亮治は理香から視線を外してばさりと上着を脱ぎ、内ポケットから鮮やかなデザインパッケージの袋を小さな取り出した。亮治の手のひらに転がり出た小さなチューブの中身が何かわかっていればもう少しは警戒もできただろうが、残念なことに理香はそれに見覚えだけはなかった。
「な、な……なに、を……」
ゆっくりと近付いてくる亮治から逃れようと無意味に身悶え、無理な体勢を取ったために肩を走った痛みに理香が顔をしかめた瞬間のことだった。細い鉄の棒とネクタイの拘束によって、強制的に大また開きにさせられていた脚の付け根を覆う薄い布切れがひょいとずらされた。あっと思う暇もなく、露出した箇所にチューブの中身が勢いよくぶちまけられる。
「え、や、あぁ……っ!」
昨日ムリヤリされた脱毛のせいで薄くなってしまい、秘所を隠す役目を放棄した翳りから半ば透けて見える肉の花びらに、亮治の指先が乳白色のジェルを塗り始めた。クリトリスから尿道、そして更に奥へと続く入り口へ、指は一見無遠慮に、けれど丹念に優しく塗り込めていく。
「や、やだっ! だめ、だ……あ、んっ」
始めは冷たく感じていたそれが徐々に体温に馴染み、ぬるぬるした感触が次第に熱を帯びてくる。それは理香の肌を焼き、性感神経を浸蝕した。そっと触れるだけでとんでもない快感が背筋に走る。この感覚はもしかしたら知っているかもしれないと、理香は荒い息の隙間で思う。
これはもしかして、井出さんが……。
「や、はっ……ひぃん!」
不意打ちのようにクリトリスをきゅっと押さえられ、理香は耐え切れず声を上げた。
-つづく-
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