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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド-16
2007年09月06日 (木)
 よっと、なんて言いながら藤元先生は黒い鞄に手を伸ばした。外についた大きなポケットから、赤い大きな二つの筒がくっついたものを取り出す。それとほぼ同時に、あたしの手首を縛ったブラウスを佐上先生の手が解いて行く。強い手に抱き起こされて、ひざを立てて座らされた。
 目の前には、憧れていた佐上先生と、毎日のホームルームで見慣れていた藤元先生が並んでいる。恥ずかしい格好のあたしを見ている。思わず痺れかけた両手のひらで肌を覆うと、二人はちらりと顔を見合わせた。
「前? 後ろ?」
「とりあえずは前でいいだろ」
 佐上先生に指を舐められたとき、これ以上びっくりすることなんて世の中にそうそうないだろうなって考えたのは、あたしの早とちりだった。嵐のような大波に放り込まれた今のあたしは、次から次へと襲ってくる大津波に何に驚けばいいのかもわからない。けれどそんなあたしに構うことなく、先生たちはあれこれと話しながら手にした赤い筒をバリっと割って開けた。
「おまえ、ホント縛るの好きな」
「こんなものを持ってるおまえに言われたくない」
「あ、じゃあおまえは何使ってンの?」
「別に、特別なものとかはないな」
 手枷と言うのは、大きなマジックテープで開け閉めする作りになっているみたいで、その力の入れ具合からすると、普通のテープよりも接着力が強いような感じ。そりゃあこういう状況で使うんだから簡単に外れちゃうようなものだと困るよね。
「さあ、芝口」
 優しい佐上先生の笑顔に促されておずおずと両腕を身体の前に回すと、両方から伸びてきた手にがちりと捉まれた。佐上先生のきれいな指が右手首に赤い筒の片方を、もう片方は藤元先生の太い指が左に嵌める。
「細い手首だな。本当に悪いことしてるって気がする」
「充分してるよ。自覚しろよ、この犯罪者」
 呆れたような藤元先生の声にくすくす笑いながら、佐上先生は筒の両脇についた細いベルトをきゅっと引っ張った。あたしの手首の太さにまで締め付けて、すっぽり抜けてしまうなんてことがないようにしてるんだと思う。
「そうか、犯罪者か」
「バレりゃ完璧な」

 -つづく-
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