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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド-7
2007年08月18日 (土)
「な……っ、じ、ん……?」
 ゴトンと、廊下中に響き渡るようなすごい音を立てて、藤元先生の手からゴミ箱が滑り落ちた。目を丸くした間抜けな表情があたしと佐上先生に向けられている。その視線の意味に硬直するあたしの耳元に、佐上先生がくすりと笑った。
「なんで、俺じゃなくて武志を見るんだ?」
 そのあまりにも場違いな言葉に反射的に振り返った。
 真正面にあったのは、前髪のあいだから見える切れ長のきれいな目。大きな手のひらが顔を覆うように近づいてきて、頬の位置を固定して、そして――。
「ん、……んっ」
 触れた唇のやわらかさと、すぐ目の前に広がるなめらかな肌。
 驚きのあまり抵抗することを忘れたあたしをおもしろがるみたいに、先生は何度もキスを繰り返した。腰に回った腕がぐいと強く抱きしめてくる。頬に当てられていた手がゆっくりと下がってきて、ブラウスの衿のあいだに隠れていたリボンの紐をくいと引っ張った。ぷつんとスナップが弾けた感覚が伝わってくる。レンガ色のリボンはしゅるりと小さな衣擦れの感触を残して、あっさりと抜き取られてしまった。
「じ、仁……、おまえ、何をやって……」
 開けっ放しのドアの向こうから聞こえてきた声にちらりと一瞬だけ視線を流すと、佐上先生は手の中のリボンをテーブルの上にぽとりと落とすように置いた。
「おいこら、聞いてるのか、仁っ!」
「大声出すな。誰かが来たらどうするんだ」
 顔をあたしに向けたまま、その指が淡々とブラウスのボタンを外して行く。
「な、芝口も見られると困るよな?」
 初めて見た佐上先生のその悪戯っぽい笑みは、十八年生きてきてこれまで経験したことのないほどの衝撃だった。
 こないだまでの先生は嘘だったの? あれは嘘の顔だったの? それとも、今が嘘なの? わかんない。わかんないけど、でも。
 指一本も動かせないまま、あたしはただ先生を見つめ返した。そんなあたしの反応に先生はおかしそうに笑う。
 先生の指が動くごとにボタンが一つ外れるごとに衿が崩れるように落ちて、肌が徐々にあらわになる。四つまで外れてブラの下線までが見えるほどになったところで、ブラウスの下に滑り込んだ先生の手が肩を撫でるように丸く抱いた。手に押されたブラウスがするりとひじまで落ちて、剥き出しになってしまった上半身にブラだけが残る。ブラウスに透けないようにと選んだ、飾りの少ない白い地味なコットンのブラを見て、先生はふふっと息を吐きだすように笑った。
「おとなしいな、芝口。いい感じだ」

 -つづく-
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