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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ・番外編3~ライクネスラブ~12
2007年05月30日 (水)
「やっぱり、ダメかぁ」
 美雪さんの裸エプロン姿……、かぁ。
 内心で呟き軽く溜息をつくと、横目でじろりと睨みつけられた。
 最初からこの場の雰囲気を変えることが目的であって、裸エプロンにそれほど期待をしていたわけではなかったけれど、こうも真っ正面から否定されるとがっかりするのも事実だ。
「ホントにまったく、もう。何を考えてんだか……」
 俺への不平を口の中でぶつぶつ呟きながら、彼女は皿に残った中身を箸先で丁寧に寄せ始めた。それを器用に摘み上げてパクパクと食べて行く。への字に曲がった唇の中央から三センチほどぴょこんと飛び出した貝割れ菜が間抜けで可愛い。それをうさぎのようにもぐもぐと唇を動かして、少しずつ口の中に納めていく様子に笑ってしまう。
「何笑ってんのよっ」
「あ、いや。別に」
 それでもどうしようもなくこみ上げてくる笑いを咳ばらいでごまかしながら、横を向いてこっそり深呼吸をする。そっと目を上げると、彼女の精一杯の冷ややかな視線が俺に向けられていた。それでも、彼女の機嫌を直させるという当初の目的はちゃんと果たしたのだから、よしとするしかないだろう。
「とりあえず、裸エプロンは冗談と言うことで。朝食だけよろしくね」
「まあ、それだけならね」
 もの言いたげな視線をちろりと上げて渋々と言った体でそう頷くと、彼女はきれいに空になった皿の上に箸を揃えて置いた。
「あー、美味しかった。ごちそうさま」
「はい、お粗末さまでした」
 彼女が満足げに笑ってくれる。その屈託のなさが微笑ましい。
 俺は一人っ子だから実感することはできないけれど、もしも家族に女の子が……姉か妹がいたのならばこんな華やかな毎日なのだろうか。そう考えると、世間にはゴマンといるであろう姉妹のいる男が羨ましくなってくる。
 うちの母親は……よく寝込んでたからなぁ。

 -つづく-
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コメント
この記事へのコメント
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2007/05/31(Thu) 18:33 |   |  #[ 編集]
 
ようこそ「ぷっしーきゃっと☆ている」へv

ええとですね、にゃおにとってリンクを貼ると言うのは告白することに似ているのですよ。
初対面の人に「好きです」って言われても、びっくりはしますが、イヤではないです。にゃおのことが好きだと思ってくださってありがとうございます、って思います。

そして、相互リンクをするというのは、個人的なお付き合いをする、というのに似ているのです。
初対面の人に「付き合ってください」って言われて、しかもその人とお話をしたこともなくどんな人かという判断材料がまったくない状況だと、「お友だちとしてしばらくお話させていただいてからお付き合いのことは考えます」とお答えします。

はっきり言いますと、初対面でいきなり相互リンクを言われても、嬉しいですけれど困ってしまいます。
お気持ちに添えなくてごめんなさい。
でもこれがにゃおの素直な気持ちです。
2007/06/02(Sat) 19:52 | URL  | にゃお #-[ 編集]
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名乗ってもいいけど表には出さないでと言うかたは名前をカッコで閉じてください→例(にゃお)