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R18 らぶえっち小説Blog
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あたしの彼はご主人さま・番外編~俺が彼女を縛る理由~ 3
2006年01月14日 (土)
 九時間。
 移動時間は多目に見積もっても一時間もかからない。夕食は一時間から二時間で充分だろう。
 残りの六時間は、場所を替えながら腰が抜けるまでセックスしてもいいし、二度ほどヤってから、彼女を抱きしめてやわらかい肌のぬくもりを感じながらまどろむのもいい。快楽に溶けたあとの、子どものような彼女の寝顔を眺めるのも悪くない。
「え、あ、うん。そうだね。九時間も一緒にいられるね」
 そう言うと、彼女は照れたように可愛く笑った。本当に可愛い。思わずツバを飲み込んだ。
 今日は、どういう趣向がいいだろう。
 オナニー強要はまだ早いかもしれない。もう少し穏やかに、最近流行りのコスプレでもするか。どんな衣装があっただろう。途中で購入してきたほうが探すより早いか。確か、行きつけのアダルトショップにも幾つかその手のものが置いてあった筈だ。彼女に一番似合うのを選べばいい。恥ずかしがる彼女に無理やり選ばせるのも面白そうだ。
「二十五日、空けとくね」
 そう言いながら、幼い我が最愛の人は、開いた手帳に小さな文字を書き付けた。ちらりと覗くと『ゆーきさんと』という可愛い字の後ろにハートマークがついていた。
 まだ十二月に入ったばかりだと言うのに、街はすっかりクリスマスムード一色だ。普段はクラシック音楽が流れている筈のこの店も、この時期ばかりはピアノアレンジされたクリスマスソングで世間に迎合している。
 昨日までは、街を上げての浮かれっぷりを苦々しい思いで見ていたが、これからはそうじゃない。俺も一緒に浮かれてやる。父さん母さん、そして神さま。俺は今、全てに感謝しています。そして、クリスマス万歳。ビバ、クリスマス。早く来い来いクリスマス!
「何時くらい?」
 浸っていると簡単な言葉の意味がわからなくなる。何がと間抜けに訊き返した俺に、彼女はぷっと頬を膨らませた。
「だから、クリスマス。何時くらいに待ち合わせ?」
「ディナーを七時くらいに予約するつもりだから、五時までには迎えに行くよ。――ところで、このあとどこか行きたいところある?」
 本音を言えば有無を言わさず部屋へ連れ帰りたい。今すぐこの場で押し倒せるくらいにスラックスの中はキツくなってきている。けれど、久し振りの昼間のデートなのだから、彼女の要望も聞き入れなければならないだろう。それが思いやりってもんだ。
「うんっとね、ちょっと服が見たいの。新しい冬のスカート買おうかな、って」
「いいよ。それ食べたら見に行こうか」
 余裕を見せて笑う演技は慣れていた。
 歳が離れていることもあって、彼女は俺をおとなだと思っている。その期待に応えるのも男の義務だ。臨戦体勢に入りつつある相棒は、多分そのうち、諦めて落ち着いてくれるだろう。
 ……我慢だ、結城和真。

  -つづく-
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