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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ・番外編3~ライクネスラブ~2
2007年04月28日 (土)
「今日は結構出ちゃったんですよ。明日のこともあるんで、出せるのはカレーと、今日のまかないの残りくらいですかね。あとは……ホントに軽いものしか」
 最近はレストラン顔負けのメニュを揃えるクラブもあるらしいが、普通は酒の肴になるスナック類が中心だ。レトルトや冷凍食品メインの簡単な料理ではあっても、一皿五百円均一というのは他店に比べればリーズナブルだ。そのせいもあってか、女性客を中心に軽食の注文もそこそこの数が出る。カウンタ内に立つ者の権限で、あるもので作るのならば勝手にメニュを変えて構わないとも言われている。その辺りは割と自由だ。もしかしたらオーナーと昔からの知り合いということで、多目に見てもらっているのかもしれない。
「今日のまかないって何?」
「鶏の照り焼き丼ですよ。あれ、リョウさん食べてません?」
「食ってないんだよね、これが」
 派手な色遣いのオープンシャツを着たDJは軽く肩をすくめると、じゃあそれ出してよ、と甘えるように言った。
 彼女が相手ならばともかく、男に甘えられても嬉しくもなんともない。わかりましたと短く答えて、冷蔵庫に積み上げられた薄いプラスティックの保存容器の小山から、いくつか引っ張り出す。
「あー、疲れた」
 溜息混じりに呟きながらカウンタにもたれてタバコに火を点ける男を横目に、水切り籠の中からまだ少し濡れた皿を一枚取り出し軽く拭いて、保温ジャーの中に残っていたご飯を丸く盛る。薄く切った鶏肉を円周状に丸く並べて甘辛いたれを掛け、上に貝割れ大根を散らす。
「あ、マヨネーズいっぱい掛けてー」
「はい」
 俺の手元を覗き込むように身を乗り出してくるDJに目で軽く頷き返しながら、網目状に交差するように全体に普段よりも多目にマヨネーズを掛けた。

 -つづく-
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