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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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この指を伸ばす先-34
2007年04月11日 (水)
「もう少し、我慢できるかな?」
 別の意味を含めた、いかにも物分りのよい上司のような亮治の言葉に、理香はぎりりと奥歯を噛みしめた。
「はい……。まだまだ、大丈夫、です」
 唇の隙間から吐き出すように理香が言うと、亮治の左眉がわずかに上がった。反抗的な理香の態度を咎めるように、ショーツの内側でローターがぶぶぶと強烈に震え、理香の目が切なく歪む。薄く開いた唇の隙間から熱い吐息が漏れるのを亮治は満足そうに聞いた。
「そうか、それならいいが」
「どうかしたのかね?」
「いえ、単なる風邪かと思います。季節の変わり目ですからね、この時期は体調を崩しがちなものでしょう?」
 調子を合わせるように理香を気遣う同席者を適当な言葉であしらい理香を気遣う振りをしながら、亮治は左手の中に隠した小さなコントローラーを器用に操作した。オンオフを繰り返し強弱をつけて、これ以上はないほど執拗に敏感な部分をなぶり続ける。それでも決して限界を超えないようにと、細心の注意を払っての微調整に、理香は頂点の三歩ほど手前でムリヤリ留まされていた。
 やっぱり、この人はこういう人なんだわ。
 何度もイきそびれた身体は敏感になっていた。快感の波に飲まれることを望む肉体は些細な刺激にも反応する。頑強だったはずの理性はすでに対抗する手段を失っており、そのことが理香にはひどく腹立たしかった。
 あたしのこと弄んで……こんなこと、して……。
 けれど貼り付けられた異物から伝わる振動を、そして亮治の卑猥な視線を意識しただけで、理香は身も心も絡め取られてしまう。

 -つづく-
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