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2007年04月02日 (月)
自らに指を突き込んだ淫らな姿のまま、スイッチを切られたダンシングドールのような不自然な体勢で理香は停止した。宙に浮いた体勢で振り回され、必死でつま先にしがみついていたパンプスが一瞬のラグタイムの後、ころりと床に落ちる。けれどそれにも気付かず、理香は恐怖に震えていた。
そこに誰かがいる。この薄いドアの向こうに、誰かが。
いつからいたの? 聞こえていた? それとも聞かれていた?
……だれかが、そこに……?
その先を考えることすら拒否する理香を面白がるように、ドアの向こうから低い笑みを含んだ楽しげな声が聞こえてきた。
「理香。オナニーするなとは言わないが、今は就業時間中だぞ」
せんぱ、い?
聞き覚えのあるその声に、息を止めたまま固まっていた理香の肩が大きく揺れた。相手が見知らぬ他人ではなくてよかったとの一瞬の思いは、けれどもすぐに違う不安となって理香の理性を脅す。
先輩、いつから……? もしかして、さっきからずっと……?
「さっさと出てこい、理香。仕事だ」
仕事と言う言葉に理香は慌てて指を抜き取り、急いで巻き取ったペーパーで両手指と秘所を拭いた。丁寧に擦り取りながらも指から立ち昇る卑猥な女の匂いに唇を噛む。今さらどれほど取り繕うと亮治は全てを知っているのだ。
「こら、聞こえてるのか。早く出てこい」
個室にこもって自慰に耽っていた自分を亮治はどう思っているのだろうか。所詮はこの程度の、簡単に快楽に流される女だと、亮治は自分を侮るだろう。再会したときのように、理香の意思を無視し言葉でなぶりながら押し倒すだろう。自分が亮治に襲われる場面を一瞬思い浮かべ、理香は恐怖に強く首を振った。身体の奥に残っている熱が、屈辱的な想像にすら反応する。その事実が何より理香に怖かった。
「今すぐ出てこなければドアをぶち破る。俺に見られたいか? 見られながらやりたいのなら、サボりも特別に許してやってもいいぞ。真正面でおまえが恥ずかしい格好でイくところをじっくり眺めてやる」
-つづく-
そこに誰かがいる。この薄いドアの向こうに、誰かが。
いつからいたの? 聞こえていた? それとも聞かれていた?
……だれかが、そこに……?
その先を考えることすら拒否する理香を面白がるように、ドアの向こうから低い笑みを含んだ楽しげな声が聞こえてきた。
「理香。オナニーするなとは言わないが、今は就業時間中だぞ」
せんぱ、い?
聞き覚えのあるその声に、息を止めたまま固まっていた理香の肩が大きく揺れた。相手が見知らぬ他人ではなくてよかったとの一瞬の思いは、けれどもすぐに違う不安となって理香の理性を脅す。
先輩、いつから……? もしかして、さっきからずっと……?
「さっさと出てこい、理香。仕事だ」
仕事と言う言葉に理香は慌てて指を抜き取り、急いで巻き取ったペーパーで両手指と秘所を拭いた。丁寧に擦り取りながらも指から立ち昇る卑猥な女の匂いに唇を噛む。今さらどれほど取り繕うと亮治は全てを知っているのだ。
「こら、聞こえてるのか。早く出てこい」
個室にこもって自慰に耽っていた自分を亮治はどう思っているのだろうか。所詮はこの程度の、簡単に快楽に流される女だと、亮治は自分を侮るだろう。再会したときのように、理香の意思を無視し言葉でなぶりながら押し倒すだろう。自分が亮治に襲われる場面を一瞬思い浮かべ、理香は恐怖に強く首を振った。身体の奥に残っている熱が、屈辱的な想像にすら反応する。その事実が何より理香に怖かった。
「今すぐ出てこなければドアをぶち破る。俺に見られたいか? 見られながらやりたいのなら、サボりも特別に許してやってもいいぞ。真正面でおまえが恥ずかしい格好でイくところをじっくり眺めてやる」
-つづく-
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