2ntブログ
R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
スポンサーサイト
--年--月--日 (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
花を召しませ-6
2006年08月05日 (土)
「あれ? もうイっちゃった?」
 低い囁き声が耳にかかる。息を荒げたまま答える余裕もないわたしに、彼は楽しそうに笑った。ガクガクする身体を支えようと彼のシャツを握りしめてしまい、自然と彼の胸に顔を埋めるような体勢になる。思っていたよりずっと強い力で抱きとめてられて、なぜか心が熱くなる。
 わたしって、変。こんなことされて、襲われて……。それでも、抱きしめられて嬉しいの? わたし、そんなにこの人のこと……?
「美雪さん……」
 あごに指がかかって仰向かされる。細まったまなざしがわたしを見る。それは今まで全然気付かなかった、『おとこの人』の顔だった。
 熱を持ったその表情が徐々に近づいてきて、そして彼もわたしも眼を閉じた。唇にやわらかく触れる感触に息が詰まる。合わせた隙間からぬるりと入り込んでくる舌を受け入れると、身体に軽い痺れが走った。唾液が絡まる音がちゅぷっと頭の中で響いて、それがとてもいやらしく感じる。
「ん……」
 合わせた唇のあいだからうめくと、抱きしめる腕の力が強まった。キスを続けたままの彼の手がわたしの身体の上を動く。わき腹から背中へ、なぶるように撫ぜるように指先が辿った。普段はこそばゆいだけの箇所が彼の手に触れられると、なぜか違う感覚が湧き上がってくる。
「あ、んっ」
 唇が離れた瞬間にスカートからブラウスが引き抜かれた。一瞬だけ持ち上げられたベルトの金具がちゃりんと鳴る。隙間に入り込んだ指先が直接わたしの肌に触れた。その感触にぞくりと背が震える。
「美雪さんって結構敏感だね」
 その言葉の意味がわからなくて、問い掛けるように顔を上げると、彼はにっこりと笑った。
「よいしょっと」
 その掛け声と一緒に、身体をつかまれて抱き上げられる。もたれかかっていた洗面台に深く腰を降ろされた。
「さてと。じゃあ、美雪さんを見せてもらおうかな」


  -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
名乗ってもいいけど表には出さないでと言うかたは名前をカッコで閉じてください→例(にゃお)