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2006年07月15日 (土)
「浴衣、好きなの?」
「んー、浴衣というか、浴衣を着た千紗ちゃんがね。さっき、本当にびっくりした。別人みたいにきれいで可愛くて、なんかドキドキするよ」
「別人ってー。ヘンなのー」
おかしそうに笑う千紗の首すじを、ちゅっと音を立てて吸い、身をかがめて舌を這わせる。くすぐったそうに身をよじる千紗を逃すまいと抱きしめる腕に力を入れ、うなじに鼻先をすりつけるように和真はキスを続けた。
「今日は、優しく可愛がってあげるね」
「優しく?」
不思議そうに顔を上げた千紗に、和真は苦笑混じりに頷いた。
かなり強引に連れてきたという自覚は和真にもある。千紗が和真を『餓えている』と判断しても無理はなかった。
確かに、餓えているのは紛れも無い事実だった。千紗は信じないだろうが、この三週間というもの、和真は一切セックスをしていない。これは別に千紗に貞操を誓っているわけでもなんでもなく、ただ単に仕事が忙しすぎて、行きつけの秘密クラブや乱交パーティへ出る時間がなかったからだった。
それに、餓えを満たすためだけが目的のセックスフレンドならば、多少乱暴に扱ったところで問題など感じないが、千紗が相手となると、男としてそれなりに格好をつけたいとも思う。道端でのプロポーズの一件以来そのことを強く意識してはいるが、見慣れぬ千紗の浴衣姿に一気に増殖したのだろうと、和真は自分の内心を分析していた。気のせいか服のせいか、いつもよりもかよわく儚く見える千紗の佇まいが、ひどく男をそそる。
「そういう気分なんだ。大切にしたい」
甘く囁きながら和真は胸の合わせ目に手を差し込んだ。
結婚することになれば、さすがに千紗への対面上クラブへ出入りすることは控えたほうがいいだろうが、今の状況ならば完全に手を引く必要はないだろうと和真は考えている。千紗の反応からもそこまでは望んでいないように思えた。
本当は、今すぐにもやめたほうがいいんだろうけどな。
内心でろくでもないことを考えながら、和真は手のひらを薄い肌着の上を這わせた。ガーゼ越しに胸全体をつかむようにやわらかく揉み、その衝撃にびくんと千紗の身体が反応する。
「あれ、ノーブラ?」
指先で先端を弄びながら和真が訊く。
「う、うん。そのほうが浴衣のラインがきれいに出るからって、さっき……」
「ふうん」
きゅっと強くつままれ、千紗は跳ねるように震えた。
-つづく-
「んー、浴衣というか、浴衣を着た千紗ちゃんがね。さっき、本当にびっくりした。別人みたいにきれいで可愛くて、なんかドキドキするよ」
「別人ってー。ヘンなのー」
おかしそうに笑う千紗の首すじを、ちゅっと音を立てて吸い、身をかがめて舌を這わせる。くすぐったそうに身をよじる千紗を逃すまいと抱きしめる腕に力を入れ、うなじに鼻先をすりつけるように和真はキスを続けた。
「今日は、優しく可愛がってあげるね」
「優しく?」
不思議そうに顔を上げた千紗に、和真は苦笑混じりに頷いた。
かなり強引に連れてきたという自覚は和真にもある。千紗が和真を『餓えている』と判断しても無理はなかった。
確かに、餓えているのは紛れも無い事実だった。千紗は信じないだろうが、この三週間というもの、和真は一切セックスをしていない。これは別に千紗に貞操を誓っているわけでもなんでもなく、ただ単に仕事が忙しすぎて、行きつけの秘密クラブや乱交パーティへ出る時間がなかったからだった。
それに、餓えを満たすためだけが目的のセックスフレンドならば、多少乱暴に扱ったところで問題など感じないが、千紗が相手となると、男としてそれなりに格好をつけたいとも思う。道端でのプロポーズの一件以来そのことを強く意識してはいるが、見慣れぬ千紗の浴衣姿に一気に増殖したのだろうと、和真は自分の内心を分析していた。気のせいか服のせいか、いつもよりもかよわく儚く見える千紗の佇まいが、ひどく男をそそる。
「そういう気分なんだ。大切にしたい」
甘く囁きながら和真は胸の合わせ目に手を差し込んだ。
結婚することになれば、さすがに千紗への対面上クラブへ出入りすることは控えたほうがいいだろうが、今の状況ならば完全に手を引く必要はないだろうと和真は考えている。千紗の反応からもそこまでは望んでいないように思えた。
本当は、今すぐにもやめたほうがいいんだろうけどな。
内心でろくでもないことを考えながら、和真は手のひらを薄い肌着の上を這わせた。ガーゼ越しに胸全体をつかむようにやわらかく揉み、その衝撃にびくんと千紗の身体が反応する。
「あれ、ノーブラ?」
指先で先端を弄びながら和真が訊く。
「う、うん。そのほうが浴衣のラインがきれいに出るからって、さっき……」
「ふうん」
きゅっと強くつままれ、千紗は跳ねるように震えた。
-つづく-
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