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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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あたしの彼はご主人さま(3)-42
2006年06月16日 (金)
「そんなにいいか。絡み付いてくるぞ」
 からかうように言いながらもスピードを緩めず、ぐいぐいと突きこんでくる。ある意味では彼らしくない真っ直ぐさに、逆にあたしは翻弄されていた。
「いいの、いいです。あ、ああっ!」
 のどをそらして喘ぐたび、低く唸る声が聞こえる。多分、彼もあんまり余裕がないんだと思う。そう言う感じの息遣い。
「あ、くっ! ご主人さま、もう、千紗は……」
「イきそうか?」
 低く訊かれて、反射的に何度も頷く。
「はい、イきそう、イきそうです。もう、もう、ダメっ! イくっ!」
 腰を振って彼のものを締め付けて、あたしは思いっきりのけぞった。
 彼の指が、あたしと彼が繋がっている辺りをさわった。クリトリスを軽くつままれて、浮き上がっていた意識にぴしりとヒビが入る。
「あああっ! あく、あ、ああっ!」
 身体の内側からお腹を突き破って出てきそうな勢いで出し入れされて、全身がガクガクと痙攣する。連続して襲ってくる、息をすることさえできないような強い快感に、思考が吹き飛ぶ。
「ま、またイく! またイきますっ! イっちゃうっ!!」
「千紗、出すぞっ」
 答える余裕さえなかった。気が遠くなるような強い快感に震えながら、彼の苦しそうなうめき声を聞きながら、あたしは何度も頂点を求めた。彼を深く求めた。彼を求める言葉を叫んだ。
 ――ご主人さま。
 彼に抱きしめられること、彼に名前を呼ばれること、彼の視線の前に素肌を晒すこと、彼の愛撫に狂うこと、彼とぴったり一つになること、身体の奥深くで彼を受け止めること。
 ずっと得られなかった叶わなかった、望み。今、その全てがあたしの前にあった。
 それがただ、嬉しかった。

  -つづく-
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名乗ってもいいけど表には出さないでと言うかたは名前をカッコで閉じてください→例(にゃお)