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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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あたしの彼はご主人さま(3)-16
2006年05月14日 (日)
 なに。この店、なに。
 確かに、普通のというにはちょっと妖しかった気もするけど、お酒を飲む店はこういうもんかなって思うくらいの店構えだった筈なのに。
 この店、なんでこんなことしてるの? こういうこと、ホントにしていいの? 女同士だから大丈夫とかって関係ないよね。見つかったらヤバいんじゃないの? それとも、秘密のお店なの? こんな大通りに?
 そっと隣に目を向けてみると、葵さんは長い脚を優雅に組んで背中をクッションにもたれさせて舞台を見ていた。相変わらずのあでやかな笑みのままで、驚いた様子なんてどこにもない。あたしの視線に気付いたようにちらりとこっちを見て、キスするときのように唇を尖らせて笑った。悪戯っ子みたいな可愛い表情に、何も言えなくなる。
「あ、はあっ、も、もうイっちゃいそうっ」
 口の端からよだれを垂らしながら、のどの奥から声を振り絞るように女の子が叫んだ声が、生々しくホール全体に響いた。
 あの感覚ってわかる。直前って、息ができないくらいにくらくらして自分がどうなってるのかわからなくなって、でもすごくよくて。
「まだイっちゃだめよ」
 くすくす笑いと一緒に穏やかな声が聞こえる。
 三人のうちの誰かなんだろうけど、それが誰だかまではわからない。こういう言葉って、あたしもいつも言われてたけどみんなも言うんだなあ、なんてちょっとズレたことを一瞬だけ思う。それとも、こんな人に見せる用のショーみたいなことだから言うのかな? 普通は言わないものなのかな?
「あう、うっ。で、でも、イっちゃうよおっ」
 女の子は痙攣するように震えながら喘いでたけど、誰も聞いてないみたいにその手が止まらなかった。赤いライトに照らし出された空間は拷問を連想するような異様な雰囲気で、腰をくねらせながら三人からの攻めに耐える姿は可哀想なくらいで、でもだからそれが逆に……。
 やだ。
 なんかあたし、火照ってきちゃった。


  -つづく-
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コメント
この記事へのコメント
 
無理にHにしなくても、十分に最高な作品ですよん。
2006/05/15(Mon) 10:13 | URL  | 無記名 #-[ 編集]
 
ありがとうございますっ!
素敵な作品だなんて…照れますねっ☆
これからもムリせずがんばりますっv
2006/05/17(Wed) 08:11 | URL  | にゃお #-[ 編集]
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