2ntブログ
R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
スポンサーサイト
--年--月--日 (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
あたしの彼はご主人さま(3)-15
2006年05月13日 (土)
「さあ、邪魔者も追い払ったことだし、乾杯」
「乾杯」
 邪魔者って表現はちょっと可哀想な気がするけどな、なんて思いながらあたしは細く高く伸びたグラスを彼女のそれと打ち合わせた。彼女が少しあごを持ち上げるように優雅に飲み干すのを見ながら、グラスの縁に唇をつける。ちょっとだけ泡立った淡いグリーンの液体は、なんだか今まで飲んだことのないような不思議な味と甘さで。
「おいしいー」
「ここのオリジナルカクテルよ」
 笑みを含んだ目に促されるままそれを飲み干した。空になったグラスをあたしの手から取り上げると、葵さんは自分のと一緒に小さな丸テーブルに置いた。そのまま流れるような仕草で手を伸ばして、壁際の分厚いカーテンで覆われていた窓を開ける。ここは地下だから、窓の向こうにあったのは夜空ってわけじゃなくて、それはいいんだけど、でも。
「――や、やだあっ! あ、あうっ、く、ううっ」
 いきなり飛び込んできた、甘く湿った声にびくっとする。何が起こったのかと確かめるまでもなく、窓の向こうの赤いライトに照らし出されていた光景は。
「いや、だめ、ああんっ」
 広いというほどでもないくらいのホール。半円形になった後ろの壁には小窓が並んでて、そこはここと同じような個室になってるみたい。全体的に暗くて、二人がけのソファが並んでいるのが見える。この部屋は二階くらいの位置でホールを少し見おろすようになってるから、半分くらいの席が埋まっているのが頭の影でわかった。
 でも、最初に目に入ったのはそんなことじゃなくて。
 真正面にあるホールの中央に、背後をカーテンのような布で飾った半円形の空間があって、天井から下がってきた鎖で両手を吊られたスレンダーな美少女がいた。身に付けているのは手錠と首輪だけで、その周囲には全裸よりもいやらしいようなスケスケのランジェリーを着た女の人が三人。ひとりが横に立ってちょっとふくらみの足りない胸を揉みながら首すじにキスして、ひとりが後ろから抱きつくように手を回してあそこを指で広げて、もう片方の手でクリトリスをイジって、残りのひとりが足元に座って脚に抱きつきながら、あそこに指を挿れていた。足元には細切れの布がいくつか落ちてて、目を凝らすまでもなく、それが切り刻まれた下着だってことがわかる。
「いやっ! あ、あっ、ああっ! 気持ちいいようっ」
 六本の手に弄ばれている少女が背をそらして叫ぶ。スピーカから、激しい四人分の息遣いと、くちゅくちゅといやらしい音が聞こえてくる。
 ――こ、これは、なに?


  -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
名乗ってもいいけど表には出さないでと言うかたは名前をカッコで閉じてください→例(にゃお)