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2011年02月11日 (金)
「まゆの身体は正直だな。どんどんあふれてくるぞ」
低く笑いながらヒロ兄ちゃんは開いた手で自分のバックルをつかんだ。かちゃかちゃと音を立てて金具を外してベルトを抜き取って、そして。
「っ! あっ!」
反射的に見てしまってから慌てて目をそらした。ジッパーのあいだから見える赤とグレーのチェックの生地と、その先からにょきっと顔を出したもの。譬えるなら、年季入った十円玉、ちょっと汚れた十円玉、そんな色。
「やっ、ちょ、ちょっと待ってっ!」
だけど、いくら経験がなくっても、この状況でそれがなんだかわからないってほど無知ってわけでもない。友だちの中には経験の早いコが必ず一人くらいはいて、いろいろと教えてくれたりするし、女の子だってエッチなことに興味はあるから誰かが話してると一緒になって聞いちゃうけど、でもだからって。
「やだ、ヒロ兄ちゃんっ」
「大丈夫だよ。もしかしたら痛いかもしれないけど、それも最初だけだから」
なのになんで、この状況でにっこり笑うのよーっ!
暴れようとしても、縛られたままの手首を押さえられるだけで身動きが取れなくなる。どうしようどうしよう、そんな言葉だけが頭の中をぐるぐるする。涙が出てくる。知らずカタカタを震え始めたあたしをヒロ兄ちゃんは笑顔で見下ろした。
「そんなに怖い?」
優しい笑顔がそっと近づいてきて、ふれるだけの軽いキスをする。あこがれてたときのまんまの顔で、でもその手がパンツをずらしてるのがわかる。視界の端ぎりぎりのところに見えてるそれの体積が増えてるのがわかる。
「あのときもまゆは、やめてって言いながら泣いてたよ。覚えてないだろう? でも俺はやめなかった。まゆの泣き顔に興奮したんだ。だから、今も」
「やっ、やだやだやだぁっ!」
そこになにかがぬるっと当たった。それがなにかなんて考えなくても、この状況じゃ一つしかない。あたしに覆いかぶさったヒロ兄ちゃんがはぁっと大きく息を吐いた。
「いいかい? 挿れるよ、まゆ」
「よくないっ! いやだって何回も、っぁ、あ、あああ……っ!」
ぐうっと硬いのが入り込んでくる。その恐怖に、反射的に身体が硬直した。
-つづく-
低く笑いながらヒロ兄ちゃんは開いた手で自分のバックルをつかんだ。かちゃかちゃと音を立てて金具を外してベルトを抜き取って、そして。
「っ! あっ!」
反射的に見てしまってから慌てて目をそらした。ジッパーのあいだから見える赤とグレーのチェックの生地と、その先からにょきっと顔を出したもの。譬えるなら、年季入った十円玉、ちょっと汚れた十円玉、そんな色。
「やっ、ちょ、ちょっと待ってっ!」
だけど、いくら経験がなくっても、この状況でそれがなんだかわからないってほど無知ってわけでもない。友だちの中には経験の早いコが必ず一人くらいはいて、いろいろと教えてくれたりするし、女の子だってエッチなことに興味はあるから誰かが話してると一緒になって聞いちゃうけど、でもだからって。
「やだ、ヒロ兄ちゃんっ」
「大丈夫だよ。もしかしたら痛いかもしれないけど、それも最初だけだから」
なのになんで、この状況でにっこり笑うのよーっ!
暴れようとしても、縛られたままの手首を押さえられるだけで身動きが取れなくなる。どうしようどうしよう、そんな言葉だけが頭の中をぐるぐるする。涙が出てくる。知らずカタカタを震え始めたあたしをヒロ兄ちゃんは笑顔で見下ろした。
「そんなに怖い?」
優しい笑顔がそっと近づいてきて、ふれるだけの軽いキスをする。あこがれてたときのまんまの顔で、でもその手がパンツをずらしてるのがわかる。視界の端ぎりぎりのところに見えてるそれの体積が増えてるのがわかる。
「あのときもまゆは、やめてって言いながら泣いてたよ。覚えてないだろう? でも俺はやめなかった。まゆの泣き顔に興奮したんだ。だから、今も」
「やっ、やだやだやだぁっ!」
そこになにかがぬるっと当たった。それがなにかなんて考えなくても、この状況じゃ一つしかない。あたしに覆いかぶさったヒロ兄ちゃんがはぁっと大きく息を吐いた。
「いいかい? 挿れるよ、まゆ」
「よくないっ! いやだって何回も、っぁ、あ、あああ……っ!」
ぐうっと硬いのが入り込んでくる。その恐怖に、反射的に身体が硬直した。
-つづく-
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