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2011年02月08日 (火)
「ひ、あ……っ、は、ぁ……っ」
「これはまた、思い切りよくイったね。どうだった? 気持ちよかった?」
ソファに全身を預けて荒い息を吐くだけのあたしにクスクス笑いかけながら、ヒロ兄ちゃんはぷちゅっと音を立てて指を抜いた。弾みでヒザが倒れて、みっともないがに股状態になってしまう。直そうとしても身体が思うように動かない。大きな手のひらが足首をつかんで、肩に乗せるように抱えあげた。身体を折り曲げるみたいにふとももをお腹に押し付けると完全に腰が浮く。お尻とソファの隙間に滑り込んだ手が、するりとショーツを引き剥がした。
「や、やめてぇ……」
抵抗しようとしても、身体は申し訳程度にもぞもぞ動くだけ。遠慮のない手つきに足首からショーツを抜き取られてしまう。スカートを腹巻き状態にウェストまでたくし上げると、完全に剥き出しになってしまった脚のあいだにヒロ兄ちゃんが座った。
「ヌルヌルだな」
「いやっ、あ……っ、あんんっ」
べっとりと肌に張り付いた恥ずかしい毛を指先で摘まむと、ヒロ兄ちゃんはくすっと笑った。なんとか逃げようと身体をくねらせても、髪を撫でるように指で掻き分けられると電流が走る。身体の奥にまで響いてくる。ジンジン痺れてくるようなカンジで、もどかしくて苦しい。
「あっ、はぁ……っ……ヒロにいちゃぁん……」
「どう? 俺のこと、思い出してきた?」
この状況でそんなさわやかな笑顔で、そんなこと言われても。
「やだ、わかんないよぉ……」
だって、ホントにわかんない。
あたしの知ってるヒロ兄ちゃんはこんなことしそうなタイプじゃなかった。男の人がエッチなのは当たり前って知ってるけど、でも、だからって。
しかもあたしはあたしで、こんなに気持ちよくなっちゃって、もっとして欲しいって、そんなことを思ってる。あたしはそんな女の子だったの? いつから? ヒロ兄ちゃんは知ってるの?
――ヒロ兄ちゃんが知ってたら、どうしよう。
「そうか、仕方ない。強硬手段だな」
「きゃっ、ああっ」
内心でうろたえるあたしに気付かないヒロ兄ちゃんは、軽く息を吐きながら指先でくにゅっとこねた。そんな状況じゃないのに、唇をかんで顔をそむけても、長い指で優しく擦られると耐え切れずに声が出てしまう。
-つづく-
「これはまた、思い切りよくイったね。どうだった? 気持ちよかった?」
ソファに全身を預けて荒い息を吐くだけのあたしにクスクス笑いかけながら、ヒロ兄ちゃんはぷちゅっと音を立てて指を抜いた。弾みでヒザが倒れて、みっともないがに股状態になってしまう。直そうとしても身体が思うように動かない。大きな手のひらが足首をつかんで、肩に乗せるように抱えあげた。身体を折り曲げるみたいにふとももをお腹に押し付けると完全に腰が浮く。お尻とソファの隙間に滑り込んだ手が、するりとショーツを引き剥がした。
「や、やめてぇ……」
抵抗しようとしても、身体は申し訳程度にもぞもぞ動くだけ。遠慮のない手つきに足首からショーツを抜き取られてしまう。スカートを腹巻き状態にウェストまでたくし上げると、完全に剥き出しになってしまった脚のあいだにヒロ兄ちゃんが座った。
「ヌルヌルだな」
「いやっ、あ……っ、あんんっ」
べっとりと肌に張り付いた恥ずかしい毛を指先で摘まむと、ヒロ兄ちゃんはくすっと笑った。なんとか逃げようと身体をくねらせても、髪を撫でるように指で掻き分けられると電流が走る。身体の奥にまで響いてくる。ジンジン痺れてくるようなカンジで、もどかしくて苦しい。
「あっ、はぁ……っ……ヒロにいちゃぁん……」
「どう? 俺のこと、思い出してきた?」
この状況でそんなさわやかな笑顔で、そんなこと言われても。
「やだ、わかんないよぉ……」
だって、ホントにわかんない。
あたしの知ってるヒロ兄ちゃんはこんなことしそうなタイプじゃなかった。男の人がエッチなのは当たり前って知ってるけど、でも、だからって。
しかもあたしはあたしで、こんなに気持ちよくなっちゃって、もっとして欲しいって、そんなことを思ってる。あたしはそんな女の子だったの? いつから? ヒロ兄ちゃんは知ってるの?
――ヒロ兄ちゃんが知ってたら、どうしよう。
「そうか、仕方ない。強硬手段だな」
「きゃっ、ああっ」
内心でうろたえるあたしに気付かないヒロ兄ちゃんは、軽く息を吐きながら指先でくにゅっとこねた。そんな状況じゃないのに、唇をかんで顔をそむけても、長い指で優しく擦られると耐え切れずに声が出てしまう。
-つづく-
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