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R18 らぶえっち小説Blog
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メメント・アモル-16
2011年02月15日 (火)
「やぁっ! いっ、痛っ!」 
 ずるんと滑り込んだ衝撃に叫んだけど、でも思っていたほどの痛みじゃなかった。ムリヤリ広げられてる感覚はそれなりに痛いけど、話に聞いてたような、悲鳴も出ないとか吐き気がするほどとか、そんなものすごい激痛じゃない。
 冷静に考えれば、あたしとヒロ兄ちゃんは結婚してるんだから、あたしにとって今が初めてじゃないのはわかる。夫婦はそういうことをするもんだって、知識では知ってる。ただそれでも、今のあたしにはそれを落ち着いて考える余裕はなかった。
「やっ、やめ、やめてぇ……」
「予想はしてたけど、きついな。まゆ、もっと力抜けって。俺がやばいよ」
 どうしても泣き声になってしまうあたしに困ったような顔で笑いかけながら、ヒロ兄ちゃんはゆっくりと腰を引いた。抜けて行く感覚にちょっと安心して力を抜いた瞬間に、身体の奥に衝撃が戻ってくる。ずるっと擦り付けられる感覚に声が出てしまう。
「やっ、だめぇ……っ」
 ごりっとこすれる異物感が、怖くて熱くて苦しい。抜かれるたび突き上げられるたび、身体がびくびく震えてしまう。気持ちいいなんて思いたくない。思いたくないのに、なんで、こんな。
「やぁ、ヒロ兄ちゃ……あっ、んぁっ……」
 自分でもよく知らない場所にゴツゴツと当たる違和感に、どうしていいかわからない。自分の中に自分じゃないものが入っているなんて、しかもそれが、ヒロ兄ちゃんの身体の一部だなんて。そしてそれが、こんなに……気持ちいい、なんて。
「なにが、ダメなんだ?」
 ふとももを抱え込むようにしてリズミカルに腰を打ちつけながら、ヒロ兄ちゃんが低く笑う。ぐっと押し上げられると声が漏れてしまう。震える身体を隠そうとしても、でもきっとヒロ兄ちゃんにはバレちゃってる。だって、さっきからちょっと、ヒロ兄ちゃんの話し方が変わってきてる。気のせいか、なんかいやらしい。そんな声も別にイヤじゃないけど、でも。
「前にも言ったろ。ダメって言いながらそんなに締めるな、俺が本気モードになってもいいのか、って。あ、そうか。覚えてないのか」
 クスクス笑いながらヒロ兄ちゃんはぐいっと腰を押し付けてきた。奥をこんっと突付かれる感触にのどをそらすと、首すじにちゅっとキスをされた。目元に落ちてきた髪を指先で払いのけて、頭をなでてくれる。こんなことをしてるさいちゅうだけど、そう言うのってドキドキする。
「じゃあ、改めて。乱暴にするけど、いいかな?」
 優しい表情でじっとあたしを見つめながら、ヒロ兄ちゃんはゆっくりと腰を揺らした。身体の奥に響く感覚があたしを懐柔する。蕩けそうになってしまう。

 -つづく-
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コメント
この記事へのコメント
 
ヒロ兄ちゃん、忘れられてる悔しさもあるでしょうがもう一度「誘惑」から始めて思い通りに仕上げる(仕込む 笑)ことを楽しんでもいるような気がします。元々自信家みたいだし?改めて惚れさせることは彼にとって挑戦しがいのあるものでは。なんたって結婚したあとだから逃げられないって余裕もあるし(爆)毎回色っぽさにドキドキです。
2011/02/16(Wed) 21:43 | URL  | mimana #e2xIBKiE[ 編集]
 
コメントありがとうございます!

もともと自信家なのかもしれないですけれど、結婚しちゃってるって事実があるだけに、ヒロ兄ちゃんはかなり強気です。
多分今までもプレイとして襲ったりはしてたでしょうけど、本気でおびえるまゆちゃんを襲うのはプレイよりも燃えそうだし!普通はそれをやっちゃ犯罪ですけれど、夫婦ですしねーっ
まゆちゃんもヒロ兄ちゃんのことはむかしっから大好きだったし、今も好きだし、好きな人にむりやりいろいろされちゃうのってちょっと幸せですよねーっ
2011/02/17(Thu) 20:46 | URL  | にゃお #-[ 編集]
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