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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド2-116
2010年11月01日 (月)
「やっ、やだぁっ!」
「ほーら、食っちまうぞー」
 笑みの混じった低い声と舌先がざらりと音を立てて耳の中に入ってくる。耳のふちをすうっと撫でるように舐めて、耳たぶをちゅっと吸い上げる。それだけで身体が熱くなってくる。
「やっ、あ、ん……」
 もうさっきあんなにいっぱいしたのに、またちょっとそんな気分になってしまう。どうしよう、ドキドキする。耳なんかじゃなくってもっと違うとこを、なんて考えてしまいそうになる。
「なんだ、いい声出すじゃねーか」
 笑い声が耳元をくすぐる。毛布越しに先生の手が肌を撫でる。先生が身動きした拍子に、胸の辺りに大きな手のひらが当たるのがわかった。わざとなのかそうじゃないのかはわからないけど、こすり付けてくる指先は位置を探ってるみたい。こりっと強く押さえつけられると、どうしても気持ちよくなっちゃう。
「あ、んんっ……」
「ホント可愛いな、おまえ」
 くすくす笑う先生の手は、確実にさっきまでと違う動きになってきてた。お腹の辺りに先生のが当たってるような気がする。毛布越しだからはっきりとはわからないけど、ぐうっと押し付けられてるような気がする。もしかしたらあたしの勘違いなのかもしれないけど、でも、この感触は多分――。
 ピー、コロコロコロ。ピーン、ポーーンーー。
 そのとき、鈴を転がすようなキレイな音がどこからか聞こえてきた。玄関のチャイムにしてはにぎやかな音に先生はがばっと顔を上げる。
「おっ、やっときたか」
 言いながら先生は勢いよく起き上がった。やらしい目つきはどこへやら、さっきまでと全然違う顔でドアのほうを見て、スイッチが切り替わったように簡単にあたしから手を離す。
「え、なになに?」
 ずしっとくる重みから逃れて逆に慌ててしまったけど、先生はそんなあたしにも気づかないみたい。
「メシだメシ。おまえも腹減ったろ。待ってたんだよな~」
 嬉しそうに何度も頷きながら先生はベッドを降りた。そのままいそいそと出入り口のドアに向かって歩いて行く。ウキウキした後ろ姿がドアを押し開けるのを、思わずぼーっと見送ってしまった。

 -つづく-
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