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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ 番外編~White HESH -39
2009年01月22日 (木)
「あ、あ……っ! や、また……イくぅ……!」
 びくりと震え天を仰ぐと視界にシャワーの粒に半分ほど隠れた鏡があった。そこに映っていたのは、理性を忘れた獣のような男女の姿だった。
 だらしなく開いた唇から恥ずかしくなるほど卑猥な喘ぎを漏らした女が、快楽にうつろに融けたまなざしをわたしに向けてきた。高く差し出したお尻を貫かれ身悶えながらも、腰を左右に振り男を誘う。煽られた男がさらに女を攻め、女は歓喜に震える。鏡の中で繰り広げられる痴態に目が離せなくなる。
「なに、美雪さん。自分が突っ込まれてるの見て興奮してる?」
 わたしの様子に気付いた彼が、荒い息のあいだから笑う。嘲笑うような声の響きに身体が熱くなる。恥ずかしいと思うのに、それ以上に気持ちいい。
「じゃあ、もっとよく見せてあげるよ」
 言葉が終わるか終わらないかのうちに、強い腕が両肩をつかんだ。そのまま力任せにわたしの上半身を引き起こすと、彼は大きく腰を振るった。
「あっ、く……んっ」
 後ろから強く突かれ、よろけながらも彼の両腕に導かれるまま鏡に向かって進んだ。二歩三歩と壁に近づくと、床を這っていたわたしの右手が持ち上げられた。
「さ、ここつかんで」
 言われるままに鏡の両脇に取り付けられていた金属製の手すりをつかんだ。腕で鏡をまたぎ覗き込む体勢になったわたしに彼がくすりと笑う。
「これでよく見えるようになったでしょ」
「や、あ……」
 彼の言葉に視線を鏡の中に向け、背後から犯されるわたしを間近で見た。
 見ると同時に見られている。その様子さえ見られている。快楽に浮かれ融かされ歓ぶ様を見つめながら、わたしも見られている。わたし自身に、そして彼に。混乱したループに入り込んだ思考は絶え間なく送り込まれる快楽に崩壊する。
「あっ、やっ! い、イく! イっちゃ……あああっ!」
「やば、俺、も……」
 切羽詰った彼の声と同時に、その動きがさらに激しくなる。振り回されそうなほどに突き上げられあまりの快感に声さえ出ない。
「う、く……ぅっ」
 彼がわたしの中でびくんと跳ねる。叩き回るようにめちゃくちゃに暴れる。その動きにこれ以上はないと思っていた高みのさらに上へと押し流される。もう自分がどんな姿をしているのか、なにを言っているのかわからない。気持ちよくて気持ちよくて、そして。
「あ、は……あ、あああ……っ!」
 快感に真っ白に焼け落ちて行く思考の片隅で、鏡に向かって倒れ込みそうになったわたしを、背中から回ってきた腕が強く抱き止めてくれたことだけがわかった。

 -つづく-
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