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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ 番外編~White HESH -25
2008年09月09日 (火)
 先ほどまで散々に機械に弄ばれていた。そして今は彼に突き上げられて悦んでいる。彼はこんなわたしをどう思っているのだろう。快楽に貪欲な浅ましい女だと軽蔑はしていないだろうか。そんな恐ろしい思考に入り込んでしまいそうになるのを留めたのは、彼の楽しげな声だった。
「いやじゃないでしょ? イイんでしょ? 素直になんなよ」
「きゃあっ! あっあっ、あああ……っ!」
 ぬるり、とそこに彼の指がふれる。突き上げるリズムに併せて指先がすりつけられる。それと同時に胸をぎゅっとつかまれて、そしてわたしの脳内が白く染まった。
「あ……っ! あっ、あっ、あ……ぁっ!」
「ほらほら、まだまだ。もっとイきなって」
 彼に押されて、これ以上はないと思っていた限界をあっさりと越えた。まぶたの裏の闇のあちこちがパチパチと弾ける。跳ねる白い闇に何度も何度も灼かれながら、快感にあえぎ悶える。
「あぁっ! シズ、く……っ、うぁっ!」
 全身に力が入る。自分がどんな姿をしているのかもわからない。突き上げられるごとに声を上げ、がくがくと腰を揺らして彼が与えてくれる快感を貪る。一滴たりとも残さないようにすべてを飲み込む。声を嗄らして叫び続ける。けれど、飲み干しても飲み干しても快感は終わらなかった。波のような快楽が引かないことにわずかな恐怖を感じた頃、息を詰めるような吐き出すような、彼の声が遠くで聞こえた。
「美雪さん、俺も、もうやば……っ」
 その切羽詰った調子に、自分だけではないことを感じて安堵する。彼が感じてくれていることが嬉しい。彼が気持ちよくなってくれていることが嬉しい。
「あっ、シズくん、シズくんっ」
「美雪さん、俺もイくよ。出すよっ!」
 その声と同時に、彼の動きが早くなった。信じられないほどに早いリズムで突き上げられて息が止まる。強い力に翻弄されて腰が跳ねる。これ以上はないほどの高みへ押し上げられる。
「あ……っ! あ、あ、あ・……ぁっ!」
「うっ、く……ぅっ」
 低いうめき声と同時に彼の身体がひくんと震えた。わたしの中でびくびくと震えているのがわかる。
「シズ、くん……」
 薄目を開けて荒い息を吐きかけてくる間近の彼を見つめた。頬をゆがめるように眉をひそめ、どこか苦しそうに肩を揺らす姿になぜか胸が熱くなる。
「は……。みゆ、き、さん……」
 互いにどこかぼんやりした目のまま、軽くふれるだけのキスをした。彼の体重を肌に受けながらゆっくりと眼を閉じる。ぼんやりと意識が広がって行く中、彼が髪を撫でてくれたのがわかった。

 -つづく-
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