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R18 らぶえっち小説Blog
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花を召しませ 番外編~White HESH -22
2008年08月28日 (木)
「いやぁっ、また! またイくっ!」
 封じられていたはずの声が出ている。
 それに気付いたのが何度目の頂点だったのかは、もうわからない。同時に、身体中に巻きついていた紐が背中に回ったままの手首の結び目だけを残して、残りがすべて外されていたこともわかった。
 そう言えば、彼がハサミを持っていたのを見たような気もする。じゃきりと鈍い音を立てて赤い紐が切り落とされていくのを見たような気もする。けれど、頂点を迎え続け思考まで蕩けたわたしには、それ以上何があったのか思い出せなかった。
「やぁ、シズくぅん……っ」
 わたしの中で暴れ続けるものに引きずられたまま、ひくひくと腰をくねらせる。無表情な機械の痺れるような快感に苦痛さえ感じながら、それでも波がおさまりかけると欲しくなる。意地悪な指先にひねられた胸の先から伝わる痛みにも甘えるような声を上げてしまう。
「あ……ぅんっ」
 ぐいとあごをつかまれ虚ろに上げた視界の中心には、いつのまにか裸になっていた彼の、怖いほどに猛ったものがあった。何かを思うよりも先にそれが唇に触れ、そのままねじ込むように侵入される。
「う、ぅっ」
「く……う」
 乱暴にのどを突き上げられた苦しさにうめいても彼は許してくれなかった。食いしばった唇の端から苦しげに声を漏らしながら、わたしの頭をつかんで大きく腰を揺らす。口の奥でびくびくと震えながら苦い液体をこすりつけてくる。
「はっ、は……っく」
 荒い息遣いと余裕のない動きから、彼が今までにないほど我を忘れていることはわかった。わたしと同じように、彼も焦がれるように頂点を求めているのだと、理屈ではなく本能で理解する。
 身体の内側を痺れるような快感に浸蝕されながら、今までに教えられた男性の感じる位置を思い出そうとしたけれど、全身に響く振動が気持ちよすぎて集中できない。もっと感じて欲しいと、感じるようにしてあげたいと思っても、わたしは彼に頭を揺らされることしかできない。こんなとき、自主的に動けない自分がひどく歯がゆい。

 -つづく-
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