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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド2-24
2008年04月07日 (月)
「せんせ、ここ……?」
 でも先生はあたしの問いかけには全然反応しないまま、かちゃかちゃとあちこちを操作してからハンドルから手を放した。ぽふっとシートに背中を沈めてふうっと小さく息をついて、そして首を回してあたしを見た。その視線に射すくめられたように動けなくなる。思わず背筋をピンと伸ばしてしまう。
「あいつとヤったか?」
「えっ?」
 突然のその言葉に返事ができない。ぽかんと口を開けたままぱちぱちとまばたきだけを繰り返すあたしに、先生は小さく笑った。
「さっきまで、あいつに抱かれてただろう?」
 ごまかすことは許さないと言いたげな冷たく断定的な声もちょっとだけ目を細めた微笑むような表情も、唇の端を指でなぞる仕草も、その全てが。
「武志はどんなふうにおまえを抱いた?」
 低く笑いながら先生は背中を丸めるようにしてあたしを覗き込んだ。すうっと伸びた眉も目元に扇形の影を落とす長いまつげも、両端がきれいに上がった唇も、一瞬メイクしているんじゃないかと思うほど鮮やかで艶やか。細くて長い指があたしのあごを軽くつまんで、くいと上を向かせる。あっと思う暇もなく唇を奪われる。侵入してきた舌が荒っぽく口の中を掻き回して、そしてすうっと離れていく。
「また縛られたか? 気持ちよかったか? 何回くらいイった?」
「や、せんせ……」
 こんな目で見つめられてその唇でキスされて平然としていられる女の子なんているわけない。いやらしい言葉を囁かれているのにうっとりしてしまう。もっと言って欲しいと思ってしまう。もっとひどいことを言って欲しいと思ってしまう。
「どんなふうにされると一番感じるんだ?」
 ゆっくりと伸びてきた腕が肩を抱いて、強引な力で運転席に引っ張り込んだ。ひざの上に横向きに座らされて、胸に頬を押し付けるような体勢でぎゅっと抱きしめられる。先生の心音が薄いシャツ越しに伝わってくる。先生の心臓の音が聞こえる。そんなこと当たり前だと思うのに。

 -つづく-
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