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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド2-3
2007年12月09日 (日)
「あー。そうなんだ」
「ああ」
 雰囲気を吹き飛ばそうと、わざと軽く言うと、先生は黙ったまま小さく頷いた。俯いたままポリ袋の中から残りを全部引っ張り出してくる。テーブルの上に、シュウマイ特盛り弁当と大盛りマカロニサラダと、焼きそばパンとカツサンドとたまごサンドとおにぎり二つと、ハーフサイズのパック牛乳とペットボトルのお茶を並べていく。いつものことながら旺盛な食欲に笑ってしまう。確か、昨日は焼肉弁当だった。
「なんだ?」
「んーん。別にー」
 曖昧な表情に首を振って、椅子に座り直した。先生がくれたサンドウィッチのラップを開けて中身を取り出す。
「いっただきまーっす」
 両手で持ったサンドウィッチに軽く頭を下げてからぱくりと噛み付く。やわらかなパンのあいだの、パリパリのレタス。
「いただきます」
 見た目のイメージからよりは丁寧に手を合わせて頭を下げると、先生はシュウマイ弁当とマカロニサラダのパッケージを開けた。割り箸をぱちりと右手に持ってから、サラダについていた細いプラスティックのフォークとサラダの蓋を重ねて、黙ってあたしに差し出してきた。これはあたし用の取り皿。食べたいものがあればなんでも好きに手を出してもいい、と言う意味。
「ありがとっ」
 取り皿セットを受け取ってすぐ、先生が伸ばしたお箸の先をかすめるようにシュウマイを一個横取りする。自分の箸先のシュウマイにぷすっと突き刺さったフォークに、先生がぷっと笑った。
「おまえは子どもか」
「高校生だもん、まだ子どもだもんっ」
「あーあー、そうかよっ」
 言いながら先生は手を伸ばしてきて、あたしの手元のサンドウィッチの片方をすい、と取った。勝ち誇ったような目であたしを見て、にいっと笑う。
「じゃあ、こっちもいただきな」
「あー、半分も取ったーっ!」

 -つづく-
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