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2007年10月05日 (金)
思わず口から転がり出てしまった言葉に、佐上先生と藤元先生がびっくりしたみたいに顔を見合わせる。三秒ほどの沈黙のあと、二人の顔が薄笑いに変わった。
「――こんなに、効くもんなんだな」
「俺も、ここまでは初めてだ。女子高生にねだられると……クルな」
ちょっといやらしい声で笑いながら、藤元先生は指のあいだに何かを挟んだまま右手を佐上先生に突き出した。
薄ぺったい四角いもの。今まで本物をじかに見たことはなかったけど、それが何かくらいはわかる。どんなときに使うものなのかも知っている。ホントに最後までされちゃうんだって、一瞬逃げ出したくなったけど、でも。
「サンキュー」
いつものクールな声で言いながら佐上先生はそれをきゅっと抜き取って、ひざ立ちするように上半身を起こしてあたしから離れた。
「このままだとやりにくくねーか?」
「そうだな。後ろのほうがいいな」
短い会話で何かが決まったみたいで、頭の上で腕を押さえつけていた手が離れて背中を起こされた。手枷を固定していた南京錠がいったん外されたけれど、解かれたわけじゃなくて両手が身体の前から背中に回っただけ。
「これでどうだ?」
「ああ、いいな」
ネクタイを引き抜いてシャツのボタンを上から二つ外した佐上先生が、あたしを見てくすっと笑った。涼しげでキレイな顔に、今の状況を忘れかけてしまう。
「それでこう。どうだ?」
「きゃあっ!」
「ああ、いいな。興奮するな」
楽しそうに佐上先生はそう笑う。
あぐらをかいた藤元先生のひざのあいだに座って、胸に頭をもたせかけるようにして座ったこの体勢は、背後から回ってきたごつい手で押さえつけるように脚を大きく開かされていることさえ除けば、藤元先生を座椅子替わりにリラックスしてるみたいなカンジだけど、でもっ!
-つづく-
「――こんなに、効くもんなんだな」
「俺も、ここまでは初めてだ。女子高生にねだられると……クルな」
ちょっといやらしい声で笑いながら、藤元先生は指のあいだに何かを挟んだまま右手を佐上先生に突き出した。
薄ぺったい四角いもの。今まで本物をじかに見たことはなかったけど、それが何かくらいはわかる。どんなときに使うものなのかも知っている。ホントに最後までされちゃうんだって、一瞬逃げ出したくなったけど、でも。
「サンキュー」
いつものクールな声で言いながら佐上先生はそれをきゅっと抜き取って、ひざ立ちするように上半身を起こしてあたしから離れた。
「このままだとやりにくくねーか?」
「そうだな。後ろのほうがいいな」
短い会話で何かが決まったみたいで、頭の上で腕を押さえつけていた手が離れて背中を起こされた。手枷を固定していた南京錠がいったん外されたけれど、解かれたわけじゃなくて両手が身体の前から背中に回っただけ。
「これでどうだ?」
「ああ、いいな」
ネクタイを引き抜いてシャツのボタンを上から二つ外した佐上先生が、あたしを見てくすっと笑った。涼しげでキレイな顔に、今の状況を忘れかけてしまう。
「それでこう。どうだ?」
「きゃあっ!」
「ああ、いいな。興奮するな」
楽しそうに佐上先生はそう笑う。
あぐらをかいた藤元先生のひざのあいだに座って、胸に頭をもたせかけるようにして座ったこの体勢は、背後から回ってきたごつい手で押さえつけるように脚を大きく開かされていることさえ除けば、藤元先生を座椅子替わりにリラックスしてるみたいなカンジだけど、でもっ!
-つづく-
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