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R18 らぶえっち小説Blog
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あたしの彼はご主人さま・番外編~俺が彼女を縛る理由~ 6
2006年01月18日 (水)
「じゃあ、行こうか」
 ろくでもない企みなどおくびにも出さず、優しく笑いかけてから紙袋を下げて、先に立って歩き出す。人気のないエレベータホールで、最上階駐車場のボタンを押して待っていると、ぼふっと背中にやわらかいものが当たった。肩越しに振り返ると平べったくなった彼女がくっついていた。腰に回った腕が力を入れて抱きついてくる。幼い子どもが拗ねているような仕草に笑ってしまう。
「なにやってんの?」
「ごめんなさい、ユーキさん。あたし、お昼もご馳走になっちゃったのに、スカートまで買わせちゃった……」
「違う違う。千紗ちゃんは間違ってる」
 手を伸ばして彼女を背中から引き剥がしていると、ちょうどドアが開いた。手を引っ張ったまま開いたエレベータに乗り込む。彼女の半泣きの視線に併せて軽く背をかがめる。ドアが閉まる直前に軽く一度、閉まってエレベータが動き始めてから深く舌を絡めるようにもう一度唇を奪った。
「はい、服二枚の代金いただきました」
 くすくす笑いながら、彼女の頭を撫でた。
「こう言うときはね、ありがとう、って笑うんだ。そのほうが俺は嬉しい」
 男が払うのが当たり前だと思っているよりずっと可愛いけれど、別に罪悪感を持たせたいわけじゃない。そんなところに付け込むつもりもない。素直に喜んで欲しいのに、でも彼女はなかなかそうしてはくれない。価値観の違いだろう。厳しくしつけられて育ったのだろう。勿論、それは美徳だと思うけれど。
「ユーキ、さん……」
「俺は、買ってあげたいんだ。千紗ちゃんが喜んでくれたら俺も嬉しい」
 こんなとこで泣かせたいわけじゃない。泣き顔はセックスの最中だけで充分だ。それ以外のところでは何一つ彼女を傷付けたくない。
「それだけだよ」
 もう一度、キス。今度は彼女から舌を差し込んできてくれた。
 抱きついてくる弱い力と甘い唾液と頬をくすぐる彼女の吐息。
 早く部屋に帰って抱きたい。だけど、このままの時間が永遠でもいい。このままエレベータが着かなくてもいい。矛盾する思考を抱えながら彼女を抱きしめやわらかな舌を吸い上げ、夢中でその唇を貪った。
 やば。完全に勃っちまった。

  -つづく-
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