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2007年06月29日 (金)
「そう、そうやって腰振って」
言いながら、動きやすいよう宙に浮いた彼女の足首を持ち上げ、自分のももの両脇に置いて固定した。次いで、ウェストの辺りを両手でつかんで動きを誘導してあげる。苦しそうに喘ぎながらも、彼女は互いの肌をぶつけるように、くいくいとスライドさせてくる。タイミングを併せて下から突き上げ、彼女と、そして自分を追い詰めて行く。
先に降参したのは、いつもの通り彼女だった。
「やっ、あ、あ……はっ、シズ、くん……っ!」
「また、イきそう?」
目を上げると、泣き出しそうなまなざしが俺に注がれていた。肩で息をしながら自分で腰を振る姿がたまらなく卑猥だ。
「ん、はぁっ、ん、も……イっちゃう……イっちゃう……っ!」
さっきまで恥ずかしがっていたはずなのに、途切れ途切れのよがり声は素直に答えてくれる。彼女の、こういうところもいい。
「俺も、もう出そう」
処女の締まりが残る壁に、更なる抽送を請うようにきゅっきゅと絡みつかれて、長く持つ男がそうそういるわけもない。パンパンに張り詰めたものが放出先を求めて体内をグルグルと駆け巡っているような気がする。一刻も早くとの欲求に応えるべく、結合部へ手を伸ばしスリットのあいだから顔を覗かせていた肉の珠へ粘液を塗り付けた。彼女を指で攻め立てながら、必死で突き上げる。
「出していい、んだよね。ナカに、出しちゃうよ?」
情けないけれど限界だった。これ以上はどれほども持たないだろう。内圧に耐え切れなくなる。
「んっ、いいよ、いいの……ん、ああっ!」
ひくんと、のどをそらせて彼女が硬直した。
「ん、ああっ! あっあっあ……っ!」
立て続けの痙攣に堰が切れる。どくんと、こめかみが鳴る。
「美雪さん、あ、もう出るっ」
その瞬間、頭を丸ごと吹き飛ばされたような気がした。
ひざが砕けそうな放出感に一瞬意識が遠くなる。自らの精液が彼女の胎内に注ぎ込まれるのを感覚で見る。彼女を汚しているのだという、間違った満足感と狂った悦楽。
おそらく、俺は歪んでいるのだろう。
どれほど飲んでも癒されない渇きのように彼女を求めてしまうのは、その奥に泥沼のように澱んだ感情があるから。決して認められない感情があるから。
その後ろ暗い記憶は幼い頃の思い出に繋がっていた。やせ細った手で俺の頬を撫でてくれた人へ向けていた、恋慕の情にひどく似た、それは。
――あたまが、おかしくなりそう、だ。
-つづく-
言いながら、動きやすいよう宙に浮いた彼女の足首を持ち上げ、自分のももの両脇に置いて固定した。次いで、ウェストの辺りを両手でつかんで動きを誘導してあげる。苦しそうに喘ぎながらも、彼女は互いの肌をぶつけるように、くいくいとスライドさせてくる。タイミングを併せて下から突き上げ、彼女と、そして自分を追い詰めて行く。
先に降参したのは、いつもの通り彼女だった。
「やっ、あ、あ……はっ、シズ、くん……っ!」
「また、イきそう?」
目を上げると、泣き出しそうなまなざしが俺に注がれていた。肩で息をしながら自分で腰を振る姿がたまらなく卑猥だ。
「ん、はぁっ、ん、も……イっちゃう……イっちゃう……っ!」
さっきまで恥ずかしがっていたはずなのに、途切れ途切れのよがり声は素直に答えてくれる。彼女の、こういうところもいい。
「俺も、もう出そう」
処女の締まりが残る壁に、更なる抽送を請うようにきゅっきゅと絡みつかれて、長く持つ男がそうそういるわけもない。パンパンに張り詰めたものが放出先を求めて体内をグルグルと駆け巡っているような気がする。一刻も早くとの欲求に応えるべく、結合部へ手を伸ばしスリットのあいだから顔を覗かせていた肉の珠へ粘液を塗り付けた。彼女を指で攻め立てながら、必死で突き上げる。
「出していい、んだよね。ナカに、出しちゃうよ?」
情けないけれど限界だった。これ以上はどれほども持たないだろう。内圧に耐え切れなくなる。
「んっ、いいよ、いいの……ん、ああっ!」
ひくんと、のどをそらせて彼女が硬直した。
「ん、ああっ! あっあっあ……っ!」
立て続けの痙攣に堰が切れる。どくんと、こめかみが鳴る。
「美雪さん、あ、もう出るっ」
その瞬間、頭を丸ごと吹き飛ばされたような気がした。
ひざが砕けそうな放出感に一瞬意識が遠くなる。自らの精液が彼女の胎内に注ぎ込まれるのを感覚で見る。彼女を汚しているのだという、間違った満足感と狂った悦楽。
おそらく、俺は歪んでいるのだろう。
どれほど飲んでも癒されない渇きのように彼女を求めてしまうのは、その奥に泥沼のように澱んだ感情があるから。決して認められない感情があるから。
その後ろ暗い記憶は幼い頃の思い出に繋がっていた。やせ細った手で俺の頬を撫でてくれた人へ向けていた、恋慕の情にひどく似た、それは。
――あたまが、おかしくなりそう、だ。
-つづく-
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