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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ・番外編3~ライクネスラブ~14
2007年06月06日 (水)
「今日、あの日じゃないよね?」
「え、あ、あの……シズくん?」
 問い掛けるような声で瞳で、それでも俺の言いたいことはちゃんと理解して、彼女は曖昧な顔のまま頷いた。そして返事をしたこと自体を恥じるように目を伏せる。
「いいんだよね?」
 重ねて訊いても彼女は返答をしてくれない。それでも、はっきりと口には出さないながらもその日にはセックスは決してしてはならないと思い込み断固とした態度で拒否してくる彼女が否定をしないことは、大丈夫なのだろう。
「美雪さん」
 小さなあご先に指をかけて引き戻す。それでも俺と目が合わないようにと、ムリに首をねじって目を伏せる、その表情を覗き込んだ。勝手に高揚して行く気分がのどに絡んで、奇妙に声がかすれる。
 俺がバカみたいに盛り上がっているのは、とっくにバレているだろう。それでもわからない顔をするのは、彼女なりの羞恥心なのか、俺を制止させるつもりなのか。その程度で沸騰した男が止まるわけがないとそろそろ気付いてくれてもいい頃だけど、そんな彼女の鈍さが可愛いとも思う。
「シズ、くん」
 囁くように俺の名を口にしながら、恥ずかしそうに胸に頬をすり寄せてくるその表情にたまらなくなる。
「美雪さん」
 強く抱きしめると手のひらに骨の感覚が返ってくる、豊満とは言いがたいやや細身の身体は、彼女の控え目な性格を表わしているような気もする。ここまで夢中になってしまうのは、今まで身近にはいなかったタイプだからだろうか、それとも……。
 ぞくりと肌の内側に流れた寒気を振り払うように唇を塞ぎ舌を絡ませる。彼女の口内に侵入した舌先で上あごをぞろりと撫で上げると、腕の中でひくりと震える。
「ん、ふ……んっ」
 あわせたままの唇の隙間から苦しげにうめく声がさらに俺を煽る。逃げ回る舌を捉え強く吸い上げると、シャツの胸元をつかむ指先に力が入る。唇を離すと苦しげに肩で息をしながらも快楽の熱に溶けたまなざしで俺を見上げる。その表情に欲求がもう一段階上へ登る。
「美雪さん、えっちな顔になってる」 
 恥ずかしがる彼女を言葉でなぶること。それも快楽を増長させる。多分俺は、そういうタイプの人間なんだろう。
「や、だぁ……っ」
「イヤじゃないでしょ。気持ちいいんでしょ?」
 言いながら、スウェットの裾から手を入れた。

 -つづく-
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