2ntブログ
R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
スポンサーサイト
--年--月--日 (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
この指を伸ばす先-25
2007年03月29日 (木)
「どうしよう、あたし」
 達也に言われるまでもなく、理香は乱れたままのブラウスの前を隠すように両手で掻き抱くと、非常階段の斜め向かいにあった女性用のトイレに駆け込み、そのままの勢いで素早く個室に滑り込んだ。ウォッシュレットが標準完備された上品な温かみにベルトを緩めて腰を降ろし、ペーパーが溶けるほどに濡れそぼった自らの秘所を清める。
「どうしよう。こんなことになっちゃうなんて」
 きゅっと強く拭くと、奥からさらにぬるりと流れ出てくる。軽く触れるだけで背筋に軽い電流が走る。痺れに近い感覚は先ほどまでの強い快楽に通じる。その事実が理香には怖かった。
「初対面の人と、あんなこと……しちゃった……」
 しかも、抵抗もしないで。
 それを思うたびに後悔に近い震えがくる。もっとはっきり『やめて』と言えばよかったのだと理香は唇を噛んだ。達也の暴挙もそうだが、それに流されてしまった自分にも腹が立つ。
 優しい人だと思ったのに。
 ううん、あの人たちに比べればずっと優しかったけど。優しく……してくれたけれど。
 達也の指遣いを言葉をどう感じたのか、それに自分の身体がどう応えたのか。思い出すだけで理香のずっと奥から熱が湧いてくる。震えるようにひくりと口を開けたそこからトロっと熱く滴るものが溢れてくる。
「あ……や、だ……」
 長く糸を引くように身体からこぼれ落ちたそれに気付き、羞恥心に理香の頬がカッと染まる。些細なことにも激しく反応してしまうのは、達也に使われた薬の効力が残っているだけなのだが、理香にはそれとわからない。自分がひどく淫らな女になってしまったようで、そんな自分にうろたえながら、さらにペーパーを引き出してそこを強く拭った。けれどやわらかな紙がこすれるたびに、達也が残して行った小さな炎が、理香の中で燻り続けた。
「あっ! あぁ……っ?」
 執拗に拭いていた紙の溶け始めた部分を、力の入ってしまった理香の人差し指がつぷりと突き破った。次々と内側から流れ出る熱い潤みが、触れただけの指先をやわらかなフリルから女のもっとも敏感な芽へとぬるりと滑らせる。その事実への驚きと自分へ与えてしまった一瞬の感覚に、理香は思わず声を上げた。

 -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
名乗ってもいいけど表には出さないでと言うかたは名前をカッコで閉じてください→例(にゃお)