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2007年02月23日 (金)
「社員名簿でおまえの顔写真を見つけたときは目を疑ったよ。こんなに簡単だったとはな。それとも、俺に見つけて欲しくて、わざと入社してきたのか?」
「なにをバカなことを言って……!」
反射的に怒鳴り返そうとして、理香はふと声を途切れさせた。
「じゃ、じゃあ……まさか、今日赴任してきたお偉いさんって……」
そもそも理香がここへきた用件がそれだった。総務所属の事務員として、新任の執行役員のところへ必要書類を届けろと言われた。初めて入った重役専用フロアの重々しい扉をノックし、出てきた大柄な男性社員に身分証を見せるとこの部屋へ通された。指示された場所に書類を置いて、そして振り返るとそこに――。
「ああ、俺のことだな」
亮治が簡素な言葉で全ての疑問を片付けるのと同時に、理香のブラウスがベストごと肩から引きずり落とされた。
「やっ! や、だあっ」
首すじを這うぬるりとした感触に思わず叫んだ理香の口を、亮治の手のひらが素早く覆った。同時に丸めたタオルが口の中に押し込まれる。言葉を奪われる恐怖に理香は首を振ってタオルを吐き出そうとしたが、その上から更にもう一枚タオルを掛けられ、後頭部で強く結ばれてしまう。
「多少なら問題はないが、その調子で叫ばれるとさすがに外に聞こえるからな」
誰かに見られると困るだろう?
余裕たっぷりに肩をすくめながら、亮治は片手でネクタイを引き抜いた。理香の身体を軽々とひっくり返すとソファにうつ伏せさせ、抜き取ったネクタイで両手首を後ろ手に縛り上げる。皮膚の上を滑る冷たいシルクの感触に理香の身体が硬直した。
「おとなしくしていればいいものをわざわざ暴れるとは、こうして欲しいってことだろう、理香」
ソファに顔を押し付けられたまま、視線だけを動かして斜めに見上げる理香の頬を、亮治は指先でそっと撫でた。反射的に理香は強く眉をひそめ目を閉じる。そんな理香の怯えた表情に亮治は低く笑った。
「まあ、こういうのも悪くはないな」
片手で理香の身体を押さえつけたまま、亮治は器用に上着を脱いだ。次いで、薄いストライプの入ったシャツのボタンを上から三つ外し、袖をひじまでめくる。
「これから俺を、たっぷりと……思い出させてやる」
-つづく-
「なにをバカなことを言って……!」
反射的に怒鳴り返そうとして、理香はふと声を途切れさせた。
「じゃ、じゃあ……まさか、今日赴任してきたお偉いさんって……」
そもそも理香がここへきた用件がそれだった。総務所属の事務員として、新任の執行役員のところへ必要書類を届けろと言われた。初めて入った重役専用フロアの重々しい扉をノックし、出てきた大柄な男性社員に身分証を見せるとこの部屋へ通された。指示された場所に書類を置いて、そして振り返るとそこに――。
「ああ、俺のことだな」
亮治が簡素な言葉で全ての疑問を片付けるのと同時に、理香のブラウスがベストごと肩から引きずり落とされた。
「やっ! や、だあっ」
首すじを這うぬるりとした感触に思わず叫んだ理香の口を、亮治の手のひらが素早く覆った。同時に丸めたタオルが口の中に押し込まれる。言葉を奪われる恐怖に理香は首を振ってタオルを吐き出そうとしたが、その上から更にもう一枚タオルを掛けられ、後頭部で強く結ばれてしまう。
「多少なら問題はないが、その調子で叫ばれるとさすがに外に聞こえるからな」
誰かに見られると困るだろう?
余裕たっぷりに肩をすくめながら、亮治は片手でネクタイを引き抜いた。理香の身体を軽々とひっくり返すとソファにうつ伏せさせ、抜き取ったネクタイで両手首を後ろ手に縛り上げる。皮膚の上を滑る冷たいシルクの感触に理香の身体が硬直した。
「おとなしくしていればいいものをわざわざ暴れるとは、こうして欲しいってことだろう、理香」
ソファに顔を押し付けられたまま、視線だけを動かして斜めに見上げる理香の頬を、亮治は指先でそっと撫でた。反射的に理香は強く眉をひそめ目を閉じる。そんな理香の怯えた表情に亮治は低く笑った。
「まあ、こういうのも悪くはないな」
片手で理香の身体を押さえつけたまま、亮治は器用に上着を脱いだ。次いで、薄いストライプの入ったシャツのボタンを上から三つ外し、袖をひじまでめくる。
「これから俺を、たっぷりと……思い出させてやる」
-つづく-
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