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2007年02月07日 (水)
「そう言ってもらえると嬉しいな。こんなんでよかったら、またいつでも作るから」
きっと、彼のその笑顔が最高のスパイスなのだろう。そんなことを考えながら、残り少なくなったオムレツをもう一口だけと意地汚く身を乗り出すと、どこかにピシっと電気が走った。
「いたっ」
「え?」
思わず叫んだ声に彼が反応する。軽くひそめた眉に『なんでもない』と笑い返して、そしてゆっくり腰を伸ばした。
「ん、なんかちょっと、今この辺がびりっとして」
こぶしで腰とお尻のあいだを叩いて見せると、彼は難しい顔で頷いた。
「やっぱムリしすぎたかなあ。ごめんね」
「え? って、なにが?」
「いや、だってさ。美雪さんが気持ちいいって言うからさ、俺も気合入っちゃって。そんでこう、ちょっと激しかったかなぁって」
低く笑いながら彼はわたしをちらりと見た。その卑猥なまなざしと言葉の意味がわからず、パチパチとまばたきをする。
「え……?」
「美雪さん、ナカでイったの初めてでしょ」
えっ?
「俺、すげー嬉しくて。美雪さんがイくイくって喘ぎまくりなのなんて初めてだから、感動しちゃって。で、つい調子に乗って」
楽しそうな彼の言葉に頭の中が真っ白になる。
「嘘だぁっ! わたし、そんなこと言ってないっ!」
「え、覚えてないの?」
眉をひそめた、奇妙なまでに真面目な表情に問い返されて記憶の底を引っ掻き回すと、かすかに、かすかに……思い出した……ような気もする、けど。でも!
-つづく-
きっと、彼のその笑顔が最高のスパイスなのだろう。そんなことを考えながら、残り少なくなったオムレツをもう一口だけと意地汚く身を乗り出すと、どこかにピシっと電気が走った。
「いたっ」
「え?」
思わず叫んだ声に彼が反応する。軽くひそめた眉に『なんでもない』と笑い返して、そしてゆっくり腰を伸ばした。
「ん、なんかちょっと、今この辺がびりっとして」
こぶしで腰とお尻のあいだを叩いて見せると、彼は難しい顔で頷いた。
「やっぱムリしすぎたかなあ。ごめんね」
「え? って、なにが?」
「いや、だってさ。美雪さんが気持ちいいって言うからさ、俺も気合入っちゃって。そんでこう、ちょっと激しかったかなぁって」
低く笑いながら彼はわたしをちらりと見た。その卑猥なまなざしと言葉の意味がわからず、パチパチとまばたきをする。
「え……?」
「美雪さん、ナカでイったの初めてでしょ」
えっ?
「俺、すげー嬉しくて。美雪さんがイくイくって喘ぎまくりなのなんて初めてだから、感動しちゃって。で、つい調子に乗って」
楽しそうな彼の言葉に頭の中が真っ白になる。
「嘘だぁっ! わたし、そんなこと言ってないっ!」
「え、覚えてないの?」
眉をひそめた、奇妙なまでに真面目な表情に問い返されて記憶の底を引っ掻き回すと、かすかに、かすかに……思い出した……ような気もする、けど。でも!
-つづく-
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