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R18 らぶえっち小説Blog
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花を召しませ・番外編~セクシャルオムレット~ 13
2007年01月18日 (木)
「意地悪な美雪さんには、仕返ししちゃおうかなあ?」
「あ、ちょっ、ちょっと、ダメだって! シズくん風邪……」
「だから、治ったって。もう元気。すごく元気」
 いったい、どっちが意地悪だと言うのか。ざらりと音を流し込みながら、彼は卑猥な仕草で腰を擦り付けた。その言葉どおり、存在を強く主張する彼のものが布越しに押し当てられるのがわかる。
「や、でもダメ! ダメだってっ」
「なんで?」
 素直な声音で応えながらも彼の手は器用に素早く動く。簡単にカーディガンが落とされて、その次にとブラウスのボタンを外す指に慌てた。女として、色気ゼロのモコモコ下着を着ていると彼氏に見られるなんて、恥以外のなにものでもない。
「やだ、ダメ! イヤってばイヤっ!」
 思わず暴れると、彼は眉をひそめた。
「どしたの美雪さん。もしか、ダメな日?」
「そうじゃ……ないけど」
 曖昧な声で答えると、彼は顔をしかめた。わずかな苛立ちが混じったその表情に慌ててしまう。
「えっとね。その、今この下に、その……シャツ、着てて。それでその……」
「シャツ?」
「う、うん」
 それ以上は言えなかった。火を噴いたように、あっという間に頬が燃え上がる。けれど真剣なわたしの言葉には、きょとんとした表情だけが返ってくる。たっぷり十秒以上も黙りこくったあと、彼は首を捻りながら眉をひそめて下唇を突き出すように尖らせて――つまりは、変な顔をした。
「それだけ?」
「うん」
 深く頷き返すと、彼は何度かパチパチと不自然なまばたきを繰り返した。そのまま遠くへ視線を移してどこかをじっと見つめて、そして彼は盛大に吹き出した。
「なーんだ、そんなことかあ!」
「そんなことって! 重要なのよ、女の子にとっては!」
「や、いや、そうかもしれないんだけどさ」
 腹を抱えてまで笑うのは、どうかと思う。
「あー、びっくりした。とうとう嫌われたのかと思った」
 びっくりした、ドキドキしたと繰り返しながら、彼はぎゅっとわたしを抱きしめる。その強さに、肺に溜まっていた空気が押し出される。思わず『ぐえっ』とうめくと、彼はそれにも笑った。
「やだ、そんなに笑わないでよっ。すごく恥ずかしいんだからね!」
 けれどわたしの必死の訴えにも彼は笑い続けるだけだった。

 -つづく-
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