2ntブログ
R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
スポンサーサイト
--年--月--日 (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
花を召しませ-90
2006年12月19日 (火)
「やあーっ! あっ、ひ、ああーっ! イ、くっ!」
 強く収縮した身体がぶるぶると震えて、けれど弛緩することもなく次の収縮へと向かう。一瞬のはずの頂点が一瞬で終わらない。連続した瞬間が重なって、打ち寄せる波のようにわたしを翻弄した。もっとも敏感な箇所を振動に弄ばれながら彼自身に突き込まれるすさまじい快感に、縛られたままの手の指さえも痙攣する。
「やばっ、出そうっ」
 うめくような声と同時にさらに速度の上がった彼の攻めに出口を塞がれて、身悶えながらその先へと進む。待っているのが地獄のような快楽の泥沼だとわかっていながらも、もう戻れない。戻ろうとも思っていない。
「あ、あぁっ! も、ダメっ! おかしくなっちゃうよおっ!!」
「いいよ、おかしくなって見せて。俺も……もうイく、から」
 熱く乱れた彼の声が、わたしをその行き止まりへと追い詰める。抑えられない。もっと欲しい。激しく肌を叩きつけてくる彼を食い締めて、自ら腰を振って、浅ましく快楽の頂点を貪る。
「イっちゃうっ、またイっちゃうっ! あ、ああっ、イくイくっ! ああああっ!!」
 これ以上はないほどいやらしく身体をくねらせて、全身を駆け巡る快楽に叫び続けた。


「あー……、気持ちよかった……」
 溜息をつきながら彼がゆっくりとわたしから離れる気配で気がついた。ずるりと抜き取られる感覚に身体が震える。それを感じたのか、彼はおかしそうに笑った。
「美雪さんもよかった? もっと欲しい?」
 卑猥な響きを残した声に目を開けると、彼が後始末をしているのが見えた。手の中の薄く透けたピンクのくたりとした物体に恥ずかしくなって目をそらす。
「そんな、こと……」
 まだもう少し整い切らない息で否定すると、彼はくすくす笑いながらティッシュでくるんだものをベッド脇の小さなゴミ箱に捨てた。そしてどこからともなく未使用の四角い薄いものを取り出して、軽く振って見せる。
「違うの? 俺は結構その気なんだけど」
 軽い口調に思わず目を向けた。確かに、スラックスの隙間から突き出ている彼の勢いは衰えてはいなかった。赤黒くぬめぬめと卑猥に光りながら天を突く彼のものと、そしてそれを真正面から見てしまったという事実が恥ずかしい。強く眼を閉じて首を横にぶんぶん振ると、彼は低く笑いながら戒められたままの手首の結び目を引っ張った。

  -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
名乗ってもいいけど表には出さないでと言うかたは名前をカッコで閉じてください→例(にゃお)