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2006年10月12日 (木)
「美雪さん。可愛い顔、見せて」
「や……だっ」
一気に早まった指に内側からの圧力が高まる。首すじに噛み付くように吸い付く唇がくれる痛みと、吐きかけられる荒い息にこみ上げてくるものに、腰が震えた。
「や、いや……、そんなの……やだぁ」
わたしだけなんて、もういや。
パチパチと脳裏に散る花火を振り払うように、彼の肩をつかんだ。
それでも心とはうらはらに身体は勝手に加速して行く。彼の巧みな指がそれを後押しする。わたしを気持ちよくしようとしてくれることは、そう考えてくれることは、嬉しいけれど。
「やめ……シズ、くん」
必死で肩を押し返すと、彼は訝しげに眉をひそめた。指の速度が落ちて、ゆっくりと探るような動きに変わる。
「ん? 気持ちよくない? こっちのほうがいい?」
一旦指を抜くと、ぐるりと螺旋を描くように入り込んでくる。同時に敏感な突起をぬるりと擦り上げられて腰が浮いた。
「ちがう……違う、の」
それは気持ちよすぎておかしくなりそうだったけれど、それでも。
「わたし、もう……わたしだけなんて、いや」
お願い。
「シズくんも……」
腕を伸ばして指先で探る。触れた瞬間にびくりと震える熱いかたまり。薄いゴム越しのその手触りは、さっきまでのぬるぬるした感触と違う。わたしがさわったことに驚いたのか、彼が低く声を漏らしてくれたのも嬉しい。
「っ……美雪、さん?」
その次の言葉を口に出すのは、さすがに恥ずかしかった、けれど。
「おねがい。シズくんのを……挿れて」
わたしの、なかに。
-つづく-
「や……だっ」
一気に早まった指に内側からの圧力が高まる。首すじに噛み付くように吸い付く唇がくれる痛みと、吐きかけられる荒い息にこみ上げてくるものに、腰が震えた。
「や、いや……、そんなの……やだぁ」
わたしだけなんて、もういや。
パチパチと脳裏に散る花火を振り払うように、彼の肩をつかんだ。
それでも心とはうらはらに身体は勝手に加速して行く。彼の巧みな指がそれを後押しする。わたしを気持ちよくしようとしてくれることは、そう考えてくれることは、嬉しいけれど。
「やめ……シズ、くん」
必死で肩を押し返すと、彼は訝しげに眉をひそめた。指の速度が落ちて、ゆっくりと探るような動きに変わる。
「ん? 気持ちよくない? こっちのほうがいい?」
一旦指を抜くと、ぐるりと螺旋を描くように入り込んでくる。同時に敏感な突起をぬるりと擦り上げられて腰が浮いた。
「ちがう……違う、の」
それは気持ちよすぎておかしくなりそうだったけれど、それでも。
「わたし、もう……わたしだけなんて、いや」
お願い。
「シズくんも……」
腕を伸ばして指先で探る。触れた瞬間にびくりと震える熱いかたまり。薄いゴム越しのその手触りは、さっきまでのぬるぬるした感触と違う。わたしがさわったことに驚いたのか、彼が低く声を漏らしてくれたのも嬉しい。
「っ……美雪、さん?」
その次の言葉を口に出すのは、さすがに恥ずかしかった、けれど。
「おねがい。シズくんのを……挿れて」
わたしの、なかに。
-つづく-
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