2ntブログ
R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
スポンサーサイト
--年--月--日 (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
花を召しませ-40
2006年10月04日 (水)
「ね、咥えて」
 そんなわたしの態度に焦れたように彼はぐいと腰を突き出してきた。
 どちらかと言うと色白な彼のその部分が、まるで怒っているかのように血管を浮き立たせて赤黒く屹立している様子は、少し怖い。なるべく見ないようにしながら手を添えてそっと唇を当てる。ごつごつした固い手触りとは真逆に、先端はつるりと丸くてやわらかい。舌先で強く押すと、押したところがわずかにへこんで形を変える。
 セックスの際に女に不必要な負担をかけないようにと、そう言うことなのだろうか。男はみんな、こうなっているのだろうか。そう考えているのだろうか。そう思うと不思議な気もした。
 こんなに、優しい人なのに。
『――十や十五は年上の女と腕組んで歩いてたとか、いかにもって派手な化粧をした若い女を車に乗せてたとか――』
 ふとした拍子に頭の中に戻ってくる、有理の言葉。
 本当のことを知りたいけれど、でも尋ねることもできなくて、結局わたしと彼との関係は以前のまま続いていた。と言ってもあれから一週間。二度逢っただけだった。そして、それが当たり前であるかのように車はホテルに直行する。これはデートというのだろうか?
「……んっ! んんっ!」
 じゅぷっと生々しい音を立てて入り込んできた指に身体が反応して、思考は途切れてしまった。
 人間の身体の中に快感を得るための器官が存在することも、辱めが快楽を伴うことも、素肌に触れられることが気持ちいいことも、おかしなことだと思う。彼の行為に対抗するように舌を絡めて強く吸うと、更に指がわたしを攻めた。リズミカルに出し入れを繰り返しながら、快感の源でもある小さな肉芽の上で円を描くようにこねられて、耐え切れなくなる。彼のものを吐き出して、背に走る快感に身体を震わせた。
「や、あ、くぅ! あ……だめ……だめっ!」
 その瞬間に押し倒されるように体勢は入れ替わって、わたしの上に覆い被さる彼が目を細めるように笑っていた。乱暴に指先で弄ばれて、強制的に高められて行く。

  -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
名乗ってもいいけど表には出さないでと言うかたは名前をカッコで閉じてください→例(にゃお)