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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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あたしの彼はご主人さま(3)-48
2006年06月22日 (木)
 翌朝、ママは帰っていなかった。
 あたしはトーストとカップヨーグルトの朝食を摂って、学校へ行った。お弁当の用意はできなかったから、駅前のコンビニでハムとチーズのサンドウィッチとさつま芋のパンを買った。
 授業が終わると、図書室の自習コーナーで二時間ほど今日の復習をして、アルバイト先のお店のあるスーパーに寄って、特売品をぐるりと見て回る。いいものがあったら買って帰って、ママが帰っていれば二人分の食事を作って、独りなら適当に何かを食べる。そのあとはテレビを見ることもあるし、勉強をすることもある。テスト前じゃなかったら十一時くらいに寝る。
 そんな平凡な毎日がしばらく続いていた、ある日のことだった。
「そう言えば最近、ユーキさんから電話かかってこないなー」
 やっぱり忙しいのかな?
 ぶつぶつ言いながら真っ暗な道をあたしは歩いていた。
 今日はお惣菜が全然残ってなかったから、白いナイロン袋の中身は、半額シールが貼られていたサンドウィッチのパックと野菜ジュースだけ。これだけじゃ大食いのあたしは全然足りないんだけど、でも確か冷凍のグラタンが残ってた筈だから、それを足して晩御飯にすれば充分かな。料理作るのはキライじゃないんだけど、でも一人分ってやる気失せちゃう。誰も美味しいって言ってくれないし。……当たり前だけど。
「つまんないよー」
 食べたら勉強しようかな。一応あたし受験生だし、夏までにもうちょっと成績上げといたほうがいいかなあ。それにしても、ホントにユーキさんから連絡ないなー。なんか不安になってくるなー。ママも忙しいみたいで帰ってきても寝てるだけだし、なんかちょっとここんとこ、寂しい。
 いろんなことを同時に考えながらうわのそらで歩いても、周囲が真っ暗でも、家への慣れた道は間違えない……筈、だよね? 間違えないよね? なんでここが行き止まり?
 まじまじと目の前の壁を見つめる。家への道を塞ぐようにそそり立った壁、もとい、大きくて真っ黒な自動車のボディ。
 こんなところに普通、車を停める? なに考えてんの? バカ?
 あんぐりと口を開けていると、スルスルと窓が開いた。現れたのは、きれいにお化粧をした女の人。
「こんばんは、お嬢さん」

  -つづく-
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